今回もとても実りが多かったですよ。
やっぱり来なきゃダメなんですよね。
直接エンジニアと顔を向き合ってハナシをしないとダメなんですよね。
今回のネタ、本題の前にフリがあります。
知り合いの高級外車スポーツカーがエンジンブローしたと言うハナシ
以前にもちょこっと相談を受けていたんですが、そんなに弊社と親交が
あるワケでも無かったので、行きつけのお店で相談したらしいです。
なんかEGがチリチリカリカリ言う。
もうこうなると疑うはノッキング、デトネーションがイの1番です。
実は弊社でも、今入庫中のH本様、N野さまののクルマも全く同じ症状です。
Z34V36も同じですが、この症状の原因は、弊社での過去の経験上では
ほとんどがトラブルの原因がインテイクにあります。
以前にも何回かご紹介しましたが、エアクリーナーからスロットルに行っている
ジャバラのゴムのホース、これに亀裂が入ってそっから空気を吸っちゃうんです。
原因はそこだけじゃないですよ。
現在入庫中のH本様のおクルマは、カムカバーのプラスチックがひび割れて、
そこから空気を吸っています。
つまり、エアフローメーターの後に生じた亀裂から空気を吸ってしまうことに
よってエアフローメーターが実際に計測した空気の量よりも、多くの空気を
吸っていることになります。
結果、燃調が薄くなってしまうんです。
それによってノッキング、デトネーションが生じると言うエンジニアにとって
基本中の基本がその高級外車ショップさんにはわからなかった。
そのショップさんはハナシ聞くとアシ回り屋さんらしいですから。
何を根拠に言ったのか分かりませんが、このくらい大丈夫だってショップさんに
お墨付きをもらったのでよせばいいのにそのままサーキットで全開してEGを
壊してしまったとのことです。
こんなハナシいっぱいあるんだろうな~~。
泣き寝入りするには、あまりにも高額のエンジン代です。
国産とは、ワケが違いますからね。
ケタが1個違いますから。
いつもここで書いていますがこれだけの高度情報社会です高度ネット社会です。
そのショップさんを信じきったオーナーさんにももはや責任は半分あると
弊社では考えます。
そもそも、アシ回り屋にエンジンの相談をするなんて。
アメリカ出張ネタちゃうやんとお嘆きの貴兄。
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや
対照的に、現在入庫中の例えばZ34のH本さま。
弊社を訪れる前にショップさんでプラグを交換すれば直ると言われたそうです。
そんなもんで100%治りませんから治らなかった時どうしたんでしょうね?
さあここからが本題です。
相変わらず前置き長げぇ~な~。
Z34に限らず、これからガソリンエンジンのスポーツカーを長く乗り続け
ようとお考えでしたら、ちょっとした不具合やトラブルにお客様自身が
敏感になる必要もあります。
これさえあったら壊さなくて済んだのに
っておハナシは明日です。
さ、帰ります。