日別アーカイブ: 2023年1月11日

今シーズンはタイムは当然として真の上級者育成に向けてクルマ側の責任をしっかり負うことは当然としてソフト面からも1ランク上のサポートをしていきますネタ、その6

いろんな考えがあると思いますしメーカーさんだってちゃんと考えているとは
想うんですが弊社の経験上、ゴッゴッゴッゴッ、バキバキバキバキってデフは
Z34には向かないと感じています。

乗りにくいし助手席に乗った人には評判悪いし、かと言ってタイムにつながる
とは限らないどころかそれだったら純正のデフの方が良くね? ってことも
多々ありました。

じゃあどんなデフがイイの? ってなりますがソコはやはりノウハウの部分と
なりますので詳細は控えますがいつもココで書いていますが弊社は乗りやすさ
を重視しています。

機械式LSDってクルマとの相性がとても大きくモノを言うパーツだと
弊社では考えています。

例えばマツダのロードスターは基本、オーバーが強いのでリアを安定させる
ためにかなり効かせた方がイイように弊社では感じています。

一方、Z34は基本どアンダーなのでかなりマイルドな特性にしないと
曲がらない、ツマらないクルマになってしまうと弊社では考えます。

まずはソコソコグリップのタイヤでの練習を弊社が強く推奨する理由もココに
密接な関係があるんです。

初級者が71RSレベルのタイヤを履いても99%ナニも起きません。

機械式LSDが必要なんだか? また実際に機械式LSDを取り付けたとしても
それがどう有効に働いているのかも全くわからないと思います。

それがソコソコグリップタイヤで練習すると上達に応じてタイヤは滑り始めて
いろんなことが起きてきます。

まずは脱出のアクセルオンでリアのイン側が空転するようになります。

まだ初級者なのでアクセル操作もラフな部分はあるとは想いますが少なくとも
以前は空転すらしなかったアクセル開度がずっと上がったってことになります。

タイヤの限界を超えるからタイヤが滑るワケで最初の頃はビックリして
アクセル戻しちゃうモンです。

それが何回かやって行くうちにリアが滑って適度なアクセルオンでクルマって
安定するんだってことに気がつくでしょう。

そしてますますアクセル開度は上がって行きます。

オニグリップタイヤを履いてタイムは出るけどナニも起きずにいつまで経っても
タイヤの限界内でしか走行できないで5年10年経っちゃった。

そんな人いっぱいいると思います。

一昨年はM上さん、去年はI田さん、そして今シーズンはT中さんが弊社の
理念を具現化して下さっております。

で、コーナーの脱出で安定してリアを滑らせられるようになると今度は次の
ステージです。

それこそが弊社では機械式LSDと考えておりますしそこに達していないのに
機械式LSDを入れたところで・・・・・