RZ34、次にやってくるトラブルは駆動系だと思います。
弊社が買ったのが9速ATなんですがどうもこれらしいです。
トラックの使い回し
そんなこったろ〜〜とは思っていました。
よくよく調べてみるとV8の5.6リッター400馬力だそうです。
つまり400馬力のRZ34にとっては余裕なんて無くてカツカツって事です。
そのクセTITANの使い回しだからAT自体がかなり重いと思われます。
過給圧を上げて500馬力近くになったら9速ATはもう多分ダメです。
弊社では当然ATを強化する予定ですが強化したからといっていったい何馬力
まで持つのかは全くの未知数です。
AT強化して600馬力くらいまで持ってくれればいいなぁ〜〜って言う淡い
期待を持っています。
それでもサーキットガンガンだと2年にいっぺんはATのクラッチプレートが
ダメになっちゃってオーバーホールをしなきゃいけないような気がします。
カネかかる〜〜
震える〜〜
6MTだって純正のクラッチじゃぁ500馬力は持たないと思います。
安心を買ってツインプレートクラッチって言う話になるんでしょうがまた
ここで大きな問題がアタマをもたげてきます。
クラッチ強化のためにツインプレートクラッチとフライホイールを交換すると
メーカーがキッチリ取った回転バランスを崩すことになります。
もう何名ものお客さまが経験していますがZ34のクラッチを社外に交換すると
いろんなものを失います。
イイことってカラ吹かしのレスポンスくらいです。
弊社が自社でEGを手がけるようになってレース屋にバランス取りを依頼して
その工程をよく学ばせてもらうとその意味はとてもよくわかります。
V6は直6とは回転バランスの取り方の考え方はかなり違いますしシビアです。
弊社ではエンジンをリフレッシュしてくださったお客様のためにクラッチ、
フライホイールはもちろんのことピストン、コンロッドを含めたクランク
シャフトのダイナミックバランスを必ず取っております。
これはもう効果はかなり絶大でエンジンをリフレッシュするならば絶対に
やらなくてはいけないメニューだと弊社では強く推奨しております。
推奨じゃ無いですね、必須です。
いつもここで弊社が主張している価格には理由がある安い100万円もあれば
高い1万円もある、それは脈々と息吹いています。
上記のような徹底的にこだわったバランス取りをしないポン組みのエンジンと
乗り比べれば誰でもわかるような違いなんですが、なかなかそんな機会は
ありません。
だからある意味6MTはパワーアップに対してかなりアプローチが難しいです。
クラッチが滑った、じゃあツインプレートにしよう。
そんなことがこの先にあっちゃこっちゃで繰り広げられるでしょうね。
回転バランスを崩すと一番最初にダメージを受けるのはエンジンのメタルです。
普通の乗り方をしていれば5年10万キロは持たそうとメーカーが考えて
設定したバランスを自ら崩すわけですからアタリマエっちゃアタリマエです。
いつもながら脅してどうするって感じですけどココまでひどくなかったとしても
Z34ではこのようなお客さまは20〜30名はいらっしゃいました。
もちろんおカネがかかる世界です。
それでも適切に律速段階を踏まえて正しい投資をしていけば楽しめたはずの
世界がカネばっか掛かっちゃって全然・・・ってお客様少なくなかったです。