日別アーカイブ: 2021年11月29日

やっぱりEGを手掛ける時って楽しいですネタ、その2

EGも少〜〜〜しずつですが進化しているんですね。

何せ無類のコリ性ですから。

先日発売になったGT4RS、500馬力です。

NAですよ。

ナニがスゴイってレブが9,000rpm w|;゚ロ゚|w

ナンバー付きの量産車ではAP1を思い出します。

NAで最終的に馬力を出そうと企むなら高回転化は避けて通れない道です。

ECUのセッティングでレブ上げただけって全く意味をなさないころか
ただEGの寿命を縮めるだけです。

高回転化に耐えうる精密バランス取りをされた腰下はもちろんのこと、
ヘッド周りがとても重要になってきます。

サッサとやれよ        (ノ`△´)ノ:.┻┻:・’

って言われていますがEGの部品ってとてもおカネがかかります。

特に弊社でイチからEG部品を開発するようになってコレまた世界中の
エキスパートが協力してくれるようになったからこそできるハナシですが
ともかくおカネがかかります。

しかもンまく行くとは限らないんですね。

もちろんやっつけ仕事とは無縁の弊社です。

取りあえずコレやってみようアレやってみるかじゃEGが何機あっても
足りないと思います。

ともかくキチンとパワーが付いてくる高回転化を実現するためにアシとは
比較にならないほどの膨大な計算書や仕様書が必要です。

以前にもアップしましたがAP1(S2000) のコンロッドメタルを使いたい
そっから腰下の開発は始まりました。

8年くらい前のネタで数式をアップしてドン引きされましたがZ34V36の
VQ37ってEGは7000回転では7tの力がコンロッドメタルにかかり
弊社の軽量クロモリコンロッドと軽量ピストンの組み合わせでは7tの力を
5tにまで下げることを実現しました。

単純に耐久性は大幅にアップです。

これをさらに1,000回転上げることってかなりハードルは高いです。

何回も書きますがダラダラ回る高回転では意味がありませんしそもそも
そんなことハナっからやらないです。

AP1もレブは9,000です。

ピストンがデカいZ34V36のEGのコンロッドメタルへの負担をAP1
と同程度かそれ以下にできれば耐久性にも貢献できますし恐らくですが
HONDAがホンキで開発したS2000のメタルの方が優れているって
弊社では感じます。

しかも何と言っても純正部品ですから価格や入手性の点でもとても有利です。

こう書くとイイことばかりに聞こえますね。

悪いことはカネがかかることくらいですがやはりハードルは高いです。

まずZ34の日産純正クランクシャフトは使えません。

ピン径を細くすれば物理的には付くっちゃあ付きますがタダですりゃそんなに
こだわって作られたとは思えない日産純正のクランクシャフトを細くするのは
3コスリ半のEGを作るようなモンです。

っつ〜〜ワケでココは世界的なエキスパートのご協力を頂戴します。

何回かご紹介しましたがアメリカはNASCARのEGをもう30年以上も
手がけるレースコンストラクターにクランクシャフトをイチから設計して
もらいました。

日本では材質はSCM435ってヤツを使いますがアメリカは進んでいます。

そんなの使ってたの20年以上前のハナシだって言ってました。

で、クラッチ、フライホイール、ダンパープーリーと一体精密バランス、
もちろん高回転のダイナミックバランスを取りました。

腰下はカンペキです。

もちろん腰下のメダマってそれだけじゃ無いですよ。

ブロック剛性を上げる技術も盛り込んであります。