シーズン真っ盛りです。
ココんトコこの開発日記でメインテナンスの重要性を啓発してきました。
地元のショップさんやディーラーさんでメインテナンスをするお客様も
多いです。
日産のサービスマニュアルに載っているような手順ならナニもココで
わざわざ書かなくたって事足ります。
やっぱりお問い合わせが多いのがデフオイル交換手順です。
デフオイルクーラーが付いていなければオイルを下から抜いて上から入れる、
極めて単純な作業なんですがデフオイルクーラーがせっかく取り付けてあり
同じ作業をするとオイル交換の効果が半減してしまうんですね。
どうして半減するのか? ってことも含めて情報発信をしていきたいです。
本来なら信頼できるショップさんにお任せしたほうがイイんですがナニが
どうなっているのかわからないってパターンもあるカモ? なのでココで
一般ユーザー目線で解説したいと感じました。
100円ショップのダイソーさんで売っているこんなポットを買って下さい。
もちろん税別100円です。
無けりゃ似たようなバケツでもイイんですが縦長で目盛りが付いていて
2L入りってのがミソでとても使えます。
まずはデフカバー下部に取り付けてあるホースを外してデフオイルを
完全に抜きます。
フツーは#6のホースを採用していることがほとんどですが弊社製デフオイル
クーラーは#8の大容量ホースを採用しています。
外す時には7/8インチのオープンエンドレンチを使います。
無ければ23mmのオープンエンドレンチでもイイです。
さらに無ければモンキーでもイイです。
で、完全にデフオイルが抜けたなら今度は新しいデフオイルを圧送するんですが
こんなカンジです。
が、ココでひと工夫です。
ココで上のサービスホールからデフオイルを注入してしまうと・・・・
デフオイルクーラーコアや配管内にある約1Lほどの古いデフオイルは
そのままでせっかくの新しいオイルと混ざってしまいます。
弊社的にはそれがとてもイヤです
っつ~~ワケでまずはデフオイルポンプを作動して約1Lチョイの新しい
オイルを注入します。
弊社が採用するデフオイルポンプはアメリカ製の大容量なのでスイッチを
入れればズビズビ吸っていきます。
こんなカンジで約1.5Lチョイの新しいオイルを圧送するんです。
ポイントはデフカバー下部のドレンは開けっ放しです。
これによってデフオイルクーラーコアや配管に残っている古いデフオイルを
できるだけ取り除くことができます。
で、古いデフオイルを抜ききったら今度は下のドレンにフタをしてさらに
新しいデフオイルを圧送します。
日産のサービスマニュアルによるとデフオイルの必要容量は1.4Lです。
ちょっと多めの1.5Lを入れる
で、上の穴を開けておけば余分な100ccが出てくるワケです。
これでデフオイルを常にイイ状態に保てるってワケです。
こういう細かいこだわりがあるか無いかで寿命って変わってくるだろうって
弊社では確信しています。