あとも一つ、先日富士の本コース1コーナーでクラッシュしてお亡くなりの
フランス人日本法人社長様、僭越ながらご冥福をお祈りさせて頂きます。
状況を判断するとどうもブレーキがスッポ抜けたっぽいです。
違うカモしれないですけど1コーナーのタイヤバリアまで行っちゃて
大破してしまうなんてブレーキが抜けたかアクセルが戻らなくなったか。
アクセルが戻らなくなるとブレーキ踏んでも止まらないんですよね。
何でブレーキがスッポ抜けたかはわからないですけど、こっから先は
CircuitConceptにもフィードバックしたいです。
弊社でブレーキを開発していて最大の懸案事項の一つが安全性です。
M田様の車両やS本様の車両が弊社に入庫した時に某ブレーキキットの
不具合を弊社で発見したことがあります。
詳細は控えますが明らかに材質不良です。
一般のお客様はジュラルミンだの超ジュラルミンだのって言葉だけで
納得してしまうのも致し方ないことだとは思われますが富士の大惨事で
改めて責任ある情報発信をしていきたいと思います。
ブレーキキャリパーとブレーキディスクローターは皆様御存知の由緒正しい
イギリスはAP Racing本国モノしか使いません。
これもあんまり書くと軋轢を生むハナシですがOEMがとても多い製品で
弊社のお客様にはキチンとイギリス本国モノをご提供しています。
さて、ブレーキシステムにはキャリパーとローターだけじゃありません。
特に弊社が神経を尖らせているのがキャリパーサポートとベルハウジングです。
フルブレーキングでイチバン応力がかかるところでもあります。
皆様ご存知の通り弊社では7075Sにこだわってきました。
その理由は圧倒的な強度です。
詳細はそのうち製品ページでご案内します。
7075Sには耐食性に劣るという欠点がありますが技術は進んでいます。
最新の硬質アルマイトT6が従来よりも深く加工できるようになったので
耐食性の心配は無くなりました。
もっとスリムに作れば軽量化に貢献できることは百も承知です。
でも弊社では安全性を優先します。
でも、ココで終わらないのがCircuitConcept流です。
さらなる進化を遂げています。
相変わらず引っ張るな~~~。