月別アーカイブ: 2020年1月

SEMAで得た最新テクノロジーをひとつひとつ具現化できる楽しみネタ

ココんトコ、デフ脱着やアシとか重作業が多くて筋肉痛です。

コレ、Hypercoの1,400Lbs、つまり24.6Kg/mmです。

m1400

サーキットだけのことを考えるとこっちの方がイイんです。

ただストリートではちょっとした段差でもエラいことになります。

弊社が一貫してず~~~っと掲げていることにストリートでの快適性が
あります。

タイム命ってクルマ、過去に何台も作りましたよ。

ドンガラ、バルクヘッド貫通溶接ロールバー、アンダーコート剥がし、
エアコン等快適装備ナシ、車高ペッタペタ・・・・など。

その先に待っていることを否応ナシに思い知らされました。

先週アメリカに行った時にいつも大変お世話になっているトラストの
アメリカ法人GPPに行って住野社長とイロイロと意見交換をして
とても興味深いハナシもたくさん教えて下さいました。

北米での90Supraの評価だったりZ34の新情報だったり。

90Supraのハナシ、関係者もいっぱいいるでしょうからココでは
ヤめときますが早くも今年マイナーチェンジを余儀なくされているそうで
馬脚を現してしまったようです。

R35と同様に基本設計の失敗を電子制御でゴマかすと言うアプローチ、
真のスポーツカー好きには受け入れられなかったんだと思います。

違うかもしれませんが弊社はそう感じます。

GPPの住野社長もZ34の基本設計の秀逸さを高く評価しておられて
Z34に乗っている人は意味を良くわかっていますよねって好評価で
これからまだまだZ34V36には多くの可能性が残っていることを
再確認できました。

で、その一方のZ34V36ですが車体がムダに頑丈なこと、特に
アシ関連やそれを支えるフレーム廻りがとても頑丈なので
スプリングを始め小変更が顕著に現れやすいんです。

1,400Lbs、つまり24.6Kg/mmはムリっぽいな~~って
半ば諦めていましたがココでもやはりSEMAで得ることができた
テクノロジーで具現化できるどころかもっとイケそうなんです。

快適性を確保しながらより高い運動性を追求する

書くとカンタンですよ。

実践するのはそれはそれはとてもタイヘンです。

ぐしゃぐしゃにひっ絡まった糸クズのカタマリを丁寧に1本1本解いて
行くみたいに一つ仮設を立てては検証する、そんな繰り返しです。

SEMAで得た最新テクノロジーをひとつひとつ具現化できる楽しみネタ

どうしよっか?ってなった時に拠り所になるのが圧倒的なデータ量です。

そりゃそうです。

工学的なアプローチを標榜して10年です。

フィーリングはその後で語られるべきと考えています。

ココんトコ、アシのネタが続きます。

もちろん開発のEGも牛歩のごとくですが進んでいます。

外装は、ほぼ終わりです。

ほぼって Ψ(`∀´)Ψ

まだ最終秘密兵器があります。

ECU関連もまだ進化しています。

自分はデキるヤツだなんてひとかけらも感じてはダメなんです。

世界にはもっとスゲ~ヤツがいる、もっと頑張っているヤツがいる

そう思えば木に登っているヒマなんてあるワ~ケがありません。

アシに関してはおかげさまでイギリスのQuantum創業社長と
Hypercoの技術部長にとても懇意にしてくださったおかげで
さらなる進化を遂げつつあります。

遂げつつある、と言うのは2人のトップエンジニアが弊社に伝授下さった
テクノロジーをまだ具現化し切っていないからなんです。

どんな優れた製品でもそのセットが正しく行われていないと優れた性能を
発揮できるどころかヘタすりゃダメダメになってしまいます。

アシを研究、勉強すればするほどセットの重要性について思い知らされます。

過去、20年以上に渡っていろんな外注に任せっきりだったサーキットも
ハタで見ていて車高とアライメントくらいしかやっていなかったようです。

今思えば・・・・ってヤツです。

やるべきこと、もっといっぱいあります。

もちろんお世話になった多くの外注を否定するワケではありません。

ただ、もっと上の世界を知ってしまっただけのハナシです。

いつの間にかバックオーダーを多数抱えてしまったverPro。

ショックアブゾーバーだってツルシ改に限界を感じて筒をイチから
作ってもらいましたが弊社の工学的知識がドンビシャにハマるには
それこそもっとデータが必要です。

ひとつひとつひとつひとつ検証するしか方法はありません。

ハマった分だけデキるようになります。

でも楽しいです。

SEMAで得た最新テクノロジーをひとつひとつ具現化できる楽しみネタ

今年は記録的な暖冬、暖冬って叫ばれています。

気温が1度って今シーズンは初めてです。

1deg

で、八王子はユキした。

ソコソコ降りました。

snowfall

もう手がかじかんでかじかんで指がツリまくりです。

お預かりしているK田様の車両を仕上げてから帰宅してひとっ風呂浴びて
チビチビやりながら開発をしています。

まずはメインスプリングとヘルパースプリングとトーションレリーズ
ベアリングってヤツをショックアブゾーバーに組み込むんですが
ココでも弊社ならではのこだわりを盛り込んでいきます。

trs

セカンドスプリングはまだです。

いっぺんにやっちゃうとナニが原因で良くなったのか? ナニがアシを
引っ張っているのかがわかりにくくなるからです。

スプリングロワーシートは純正を使うとして以前もご紹介しましたが
アッパーシートは弊社のこだわり満載でイチから製作しました。

で、仮り組みしてみたんですがココでもやっぱり  「(゚~゚)  ってのが
出てくるモンなんです。

ピロアッパーマウント、弊社ならではのとても画期的な製品を作っています。

コレ、86BRZあたりも作ったらスゲ~売れそう。

ホントにやることはいっぱいあります。

トーションレリーズベアリングってどの位置に入れることが最も効果的か?

ヘルパースプリングとメインスプリングを結合するスプリングロケーター
っつ~のがあるんですがやっぱり汎用のツルシはどうしても少しですが
ガタがあって気になっちゃうんです。

ま、汎用ですから。

だから精度にこだわってイチから削り出します。

ひとつひとつはやっても変わらないようなことですが、その変わらない
ちっちゃなことがいくつか積み重なると誰でもオオっ w(゚o゚)w って
なるような変化になることを今までに何度も何度も経験してきました。

だからこそワクワクなんです。

海外に行くとやはり技術的にもモチベーション的にも大きく啓発されます、ネタ

ンまいモン喰っているだけではありません。

ちゃんと帰国してお客様の車両を手掛けています。

スーツケースいっぱいの大量のスプリングですがイロイロあるんです。

hypercos

これだけ持って帰るとスプリングだけでもかなりの重量です。

お客様にご装着予定のスプリングだけでなくverProのための
実験用、検証用のスプリングも多数あります。

ちっちゃいハコには2個1セットになって入っているセカンドスプリングが
入っています。

以前にもチョロっと書きましたがセカンドスプリングについて語られること
ほとんど無かったように弊社は感じます。

もちろん弊社が知らないところで詳細に解説されていることだって
うるとは思いますがそれにしてはほとんど流通していないっつ~か
見たことがありません。

何回かご紹介したように高級外車だけでなく一級スポーツカーの純正は
プログレッシブレートを採用しています。

ツルシの直巻きスプリングを使えばずっとカンタンだしコストも有利なのに
メーカーがわざわざその車両だけにしか使えないプログレッシブレートの
スプリングを莫大なコストをかけてイチから開発して採用しているのを
勉強して研究してみるとコリャ使わないのがもったいないと判断しました。

そうは言ってもただ付けて結果が出るほど甘くありませんね。

これから膨大なデータ取りが待っています。

でもとてもとても楽しみです。

その前にお客様の車両をこなさなければ。

明日は明石からH本様もお見えになって下さるし。

アメリカ1泊3日の旅ネタ

いつものことですがこっちの時間で朝の9:15に到着してパタパタと
あっちゃこっちゃ動き回って最後にLongBeachの事務所でした。

今回もイロイロありました。

鳥ハダもんもありました。

をいをいアップしていきます。

それにしてもいつもながらどうやって持って帰るんだ?状態です。

飛行機に搭載できない危険物等は船で送るので港湾事務局に来るんです。

longbeach

いつもの担当のKevinとハナシをしていて、もう明日帰るのかい?
ってなりましてホテルは空港の近く?って聞かれたからいやいやいやいや
空港近辺は高いから港の反対側だよなんてやりとりをしていました。

するって~とKevinがああ、アソコは魚がンまいよなって言いました。

ナヌ!!?? 魚がンまい??

それは聞き捨てならん。

そしたらLongBeachの反対側って漁港なんだそうです。

全ての仕事を終えてホテルにチェックインしてひとっ風呂浴びてから
ホテルがココなのでUber(知ってます?)で行ってみました。

seafoodmarket

マヂか w|;゚ロ゚|w

seafoods1

しかもかなり安いです。

seafoods2

ってなワケでこうなりました。

oysters

生カキ12個なんてア゛っちゅうまでもう12個食べたらハラ壊しそうで
こっちになりました。

lobster

久々に伊勢エビ食べました。

調理もなかなかのモンでした。

これで終わっちゃったらンまいモン喰いに行ってんじゃねェかよ凸(`△´メ)
って怒られてしまいます。

さ、日本に帰ります。

アメリカ1泊3日の旅ネタ

SEMAで出会った多くのテクノロジー、ひとつひとつゆっくりですが
実現しています。

楽しみで楽しみで。

ナニがどう違うのか?

を、自分の目で自分の手で確認して車両でテストして、その繰り返しです。

ところで今回はラウンジで肉三昧です。

右の東坡肉ってヤツ、ご存じの人も多いとは思いますが豚バラ煮込みです。

広州が起源らしいです。

生ビールにベストマッチです。

tonporou

2回目の登場の抹茶ティラミス利休。

rikyu

テーマは甘くない上品なスイーツらしいです。

前回は調子コイて2個食べて気分が悪くなりましたから今回はガマンして
1個にしました。

もっと食べたいくらいがちょうどイイんですね。

それにしてもンまいモンってカラダに悪いモノが多いです。

コレ、イイですね~~って絶賛されるNB後期を超格安で作り上げるプロジェクトネタ

コレ、Porsche turboの純正部品です。
mapsensor
王者Bosch製のとあるセンサーです。

ま、見る人が見ればわかっちゃうんですけどね。

純正ってブースト圧がそんなに高くないので弊社の要求にはイイんです。

アフターマーケット製のセンサーが4bar対応とか高すぎるんです。

せいぜい1barくらいしかかける予定がない弊社のターボロードスター
4barもあるセンサーだと分解能が悪すぎるしムダなんです。

こういったところにもこだわることでキメ細かいセッティングを目指して
1ランク上の乗りやすいクルマ作りを目指すんです。

しかもほとんどのショップさんが使っている某大手チューニングパーツ
メーカーのセンサーの数分の1の価格です。

しかもPorsche turbo純正部品のBosch製の方が
信頼性が高いような気がする。

ちなみに正圧が不要なZ34V36にはコイツです。

mapsensor

HONDA純正部品でDENSO製です。

こちらに至ってはBosch製よりももっと安いんです。

なぜか日産は伝統的にこのセンサーを使いません。

格安にNBターボを仕上げるためにあらゆるところに企業努力をして
この経験もZ34V36にいかんなく発揮されるんですね。

QuantumやMAHLEのようにそれなりに高価ですけどそれ相応の
性能を追求するならしょうがない部品もあれば、チマタに流通している
ムダに高くてもっと安くてイイのあるやんってモノまだ百花繚乱です。

シツコイようですがこの精神はZ34V36にも脈々と生きています。

お客様の限られた予算の中で高いモノはしょうがないですがこう言った
ちょっと努力すればいくらでも世界から取り寄せられる環境が弊社の
強みの一つです。

さ、ちょっくらアメリカ行ってこよっと。

とかく新しいことを始めるとバッシングってのが漏れなく付いてくる世の中です、ネタ

チコちゃんってココまでメジャーだったんだ・・・・知らなかった・・・。

chiko

こうなったらNHKに提言があります。

今年の年末の紅白、メインMCをチコちゃんってのはいかがでしょう?

間違いなく話題性メッチャありますよ。

もう何年にも渡ってJタレのMCではぶっちゃけ超マンネリだし
つまんないしこのままでは視聴率だってウナギ下がりですよ。

セブンイレブンさんとNHKのコラボなんて初めて見ましたし、かつて無い
最大のチャンスだと思うんですけどね。

ま、超が付くほど保守的なNHKにそんなことができるかな~~?

NHKに限らず寄らば大樹の陰って傾向がとても強いと感じられる日本で
我々の業界も含めてとてもとても良く聞くフレーズがあります。

イイのはわかってっけどなんかあったらヤだからヤメとく

我々の業界でホンっトに良く聞きますよ。

いくら良くてもEG壊れたらど~すんの??

最近は弊社にも、ちった~ヨユ~が出てきたのでこんなレベルの相手とは
すっかり取り引きしなくなりました。

昨日も書きましたEGルームにあるとある重要部品を取り去るっつ~~ネタ
何名かお問い合わせがありまして直接ならお答えできます。

ちゃんとココでネタはアップしますよ。

ただ、もうちょっと時間を下さい。

お客様の車両を1台1台コツコツと仕上げて夜になって少~~しずつですが
確実に1歩1歩進んでいるってカンジです。

メーカーがキチンと開発費を投じて作ったモノです。

その上を行こうと思えば生半可な仕事では到底ムリなハナシですし
多くのお得意様を唸らせることはできません。

いつもココで書いていますが純正というのはそれなりにバランスが
取られていましてミョ~~なことにはならないようになっています。

純正状態で実馬力310程度であれば事足りるモノが実馬力で400を
大きく超えるようになると律速段階としてアタマをもたげてくるんです。

ソコを的確に見極めて責任ある情報発信をすることが弊社の使命だと
考えております。

難しいことキラいってお客様。

一言で書くとEGルームがスッキリします。

モノの良し悪しを正当に評価できる審美眼について以前に何回か書こうと思ったんですがヤめてしまったので違う角度からご紹介してみるネタ

いつものと言っちゃあなんですが恒例のお得意様からのお電話。

ボロカス書かれていますよ

だと思ったら今回はちょっとビックリです。

大絶賛されていますよ

で、拝見させて頂きました。

内容がスゴいです・・・・・。

これだけのことを書けて発信できるその裏付けに感服してしまいます。

お得意様には良くおハナシするんですが以前に審美眼について長々と
書いたことが数回ありますが読み直してやっぱり消しました。

読む人にとってはオマエわかってねぇよってなりかねない内容です。

情報発信ってとても重要だと思います。

アタリさわりのない内容ならばモンダイなんて一切起きませんが
弊社のようにイッちゃっている内容だとフザけんな (`Д´)凸
って人も出てきますし実際にい~~~っぱいいます。

そんな中でいろんな障害をかいくぐるようにネタを書いていますが
ディープな内容になればなるほど何だか良くわかんないような
ネタになっちゃうことも多いです。

お得意様にはキチンと直接おハナシできるんですけどやはりココでは
こういうことを書くと次にナニが起きるか?ってことを考えないと
弊社だけでなく弊社を懇意にして下さる多くの業者さん等にも
多大なご迷惑をおかけすることにもなってしまいます。

先日も弊社お得意様の鈴鹿ランナーのT井様とおハナシしていた時に
イギリスのQ社、オランダ製って箱に書かれているA社についての
弊社が持っている情報をおハナシしたらそれはそれはビックリと言うか
我々の業界の現状に落胆していらっしゃいました。

ココで書いたらタイヘンなことになりますよ。

ともかく弊社はブレずにたった一つのことに邁進します。

世界最高峰品質

本格的なお付き合いはこれからって言うお客様なので転載は控えますが
印象的だった内容を2つだけご紹介させて下さい。

劇的と言えます

これ以上のものを作るのは非常に難しい

確かこちらのお客様、プロドライバーだったように記憶しておりますが
キチンと確認しておきます。

あと納期にも言及していらっしゃいました。

す、すいませんでした。大変お待たせしてしまいました m(_ _)m

コレ、イイですね~~って絶賛されるNB後期を超格安で作り上げるプロジェクトネタ

やっばり言われてしまいましたね、ロードスターなんてやってるバヤイ?

いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや

またまたちゃんと伝わらなかったようです。

全てはZ34V36にフィードバックです。

詳しいことをもちろん一つ一つ書いていきますがZ34V36の開発は
ロードスターと比較してどうしてもコストがかかります。

それでもかなりの製品を開発してきました。

ここからは仕様変更だったり、ちょっとこんなんに手を出してみるか?
と言った小変更が多いんですが例え小変更でも時間はかかります。

エ゛っコレで世界最高峰品質??

ってツッ込まれる余地をあってはいけません。

弊社の試乗車2号機のEGルームを見るとある重要な部品がありません

何回か聞かれたことがあります。

コレ取っちゃってもイイんですか??

良いワケありません。

日産だってちゃんと理由があって付けています。

ところがです。

弊社はもっと上を行く理由で取り去っています。

ま、をいをいネタはアップしていきます。

NBロードスターでもまずはソコからです。

ターボ化してハイパワーを狙うにはとても有効です。

別にそれほどメンド臭いことをしなくてもMoTeC等のフルコンなら
カンタンにできちゃうんですがソコはCircuitConceptです。

イチから擬似信号を作ってキチンとセットを出すことでイロイロと
見えてくるんです。

ENGINEERとして走り続けたい弊社のこだわりです。