日別アーカイブ: 2019年5月12日

好調なEGを永く維持したいネタ、その5

いつもシツコイとは思いますがメーカーというのは良くも悪くもある一定の
バランスを考えて作っているモンです。

今日はクラッチのハナシです。

タイヤ交換の時にバランスウエイトを付けるのを見たことある人も多いとは
思います。

なんかテキトーにやってんな~~~って仕事だと案の定90~100Km/h
あたりでハンドルがブレることがあります。

あんなたった5g程度のおもりをキチンとこだわって取り付けるかどうかで
実際に走るとそのフィーリングに違いが出てきます。

Z34のクラッチ、フライホイールも実はメーカーが生産ラインで取り付けの
位置を指定するようなポッチが付いているんです。

ま、その位置で付けなさいよってメーカーの指定です。

弊社はEGを組んで何十年って老舗でもありませんしそれ程多くの結果を
出してきたワケでもありませんがまだ深くはない経験でも アレっ???
て少しでも感じるとそのままにはしてこなかった結果、とてもたくさんの
引き出しを蓄積できるようになりました。

社外のクラッチをポン組みされたZ34は弊社の経験上では全ての車両が
フィーリングが悪かったです。

で、ほとんどのお客様が弊社で純正に戻しました。

そりゃお客様だって葛藤があります。

せっかくおカネをたくさん支払って高いクラッチを入れたんです。

このクラッチ入れるとフケ上がりが良くなるよ~~

このクラッチ入れると1秒縮まるよ~~~

そんなこと言われたんでしょうね。

ホントにその通りだったらそのお客様は弊社を訪れることは無かったでしょう。

弊社に純正に戻しましょうって言われてはいお願いしますとはならないです。

そりゃそうです。

トータルで60~70万くらいかかって結局ノーマルに戻るんですから。

画に描いたような授業料です。

何でそんなことが起きるのか??

結論から言うとV6の特殊性です。

直4,直6のEGバランスとV6のEGバランスが根本的に違うからです。

エラそうに書いていますが所詮エキスパートの受け売りです。

ただ、工学的理論に弊社が造詣が深いのでエキスパートが説明するリクツは
ちゃんと理解ができます。

エキスパートの受け売りではありますが真摯にマジメに履行してきた結果
どんどんイイ物ができてきたと言うのが現在の弊社です。