日別アーカイブ: 2019年5月10日

好調なEGを永く維持したいネタ、その3

あのライザップさんと吉野屋さんのコラボでダイエット牛丼なんてのを
ニュースでやっていたんですが、ナント、米の代わりにキャベツ。

え~~~~~。

さて、もう一つ割と大きいモンダイがATとMTです。

水温、油温が高めの状態が続くとそのEGの熱がATやMTに伝わります。

MTオイルやATフルードをご自身で交換したことがあるお客様なら
ご経験があるとは思いますが意外といつまで経ってもチンチンです。

温度自体は100度も行かないのでMTオイルクーラーは必要ありませんが
ATはサーキットを走られるのであれば必須です。

ストリートでも飛ばす方は強く推奨です。

以前にも書きましたが純正ATはとても高価ですから。

純正ATと比較してずっと安い純正MTですがそこはクラッチや
レリーズ関係が必要な分、トータルでは似たようなモンです。

さて、Z34関連では悪名高いと言われているCSC。

クラッチのオペレーションシリンダーですね。

確かに初期のCSCはトラブりました。

メーカーもソコは知っていて何回か仕様変更を重ねてきたようで純正品番も
数回変わっています。

弊社の考えですが今となっては純正CSCで充分です。

と言うか純正CSCの方がクラッチペダルの操作性も軽いし乗りやすいし
純正CSCを弊社ではオススメしています。

いろんなお考えもあるとは思いますが弊社では100症例以上を経験し、
ダイレクトレリーズをAPに特注しに行ったネタも書いたことがあります。

経験値は世界トップレベルだと勝手に思っています。

それでもなんも対策されていない車両は悪名高いトラブルに見舞われます。

クラッチペダルが戻ってこない

重篤化するとクラッチが切れずに不動車になります。

実際にこのGW10連休中にもお問い合わせがありました。

出先で不動車になったけどなんとかならん?

ディーラーも休みだし業者もほとんど休みです。

新車から5年または10万キロ以内なら保証対象ですがほとんどのお客様は
もう過ぎちゃっていますね。

10万キロもてば諦めが付くっちゃあそれまでです。

クラッチペダルが正常に戻ってこない原因はCSCと言われることが
ほとんどですが実際にはCSC本体が原因であることは1割以下です。

圧倒的に原因はです

イチバンなりやすいのが前期verNISMOバンパーに純正触媒の
熱対策ナシのパターンです。

逆に別に弊社のバンパーじゃなくてもイイですが油温、水温対策をして
弊社のクラッチラインを入れて下さった100台以上のお客様では
今のところトラブルの再発は報告されていません。

もう少しキチンと書いておきます。

CSC本体にももちろん寿命があります。

クラッチのマスターシリンダーだって寿命があります。

もっと書くとクラッチディスクだって減って無くなってきます。

ナニが原因でトラブっているのかをキチンと掴んでいないと全交換されます。

モノ凄くおカネかかります。

これだけの台数のZ34V36をお預かりしてクラッチカバーとディスクを
交換した車両って10台程度です。