日別アーカイブ: 2017年11月9日

これも零細浮き草の宿命? ネタ

弊社はツルシのモノをそのまま販売することはほとんどありません。

ドイツ本国モノのSP-A、SP-Gくらいです。

日本で手に入らないからです。

既製品を弊社から買う人がいないだけのハナシです。

いつもここで書かせて頂いておりますが、

自分が客だったらこんなモノが欲しい

が、開発の発端です。

いろんな製品をイチから作ってきました。

その道のプロフェッショナルを訪れて、弊社の理念をお伝えして、
まずは試作を作ってもらえるように依頼します。

その段階で、まず断られます。

試作、つまり、1個または1セットの製作依頼です。

作る側としては、たった1個作るのにかかるテマヒマを考えると、
かなりもらわないと割が合わないか、または所詮1個ですから
利益を考えるとそもそも断るか?

ともかく必要なんで何とかなりませんか?

って、下から出ようモンなら、それこそかなりフッかけられます。

弊社も日本の中小企業を支えたい気持ちはあるんですが、ともかく高い。

特に試作を1セット作ってもらうのって、モノにもよりますが日本の
1/10以下で作ってくれる所って、海外にいっぱいあります。

試作のハナシですよ。

品質は玉石混淆です。

そんな中で、最高の品質で試作を作ってくれるスペシャリストを探すのって
そりゃあ至難のワザです。

作ってもらってから、やっぱりダメだった、なんてこと掃いて捨てるほど
経験してきました。

やっと、やっと、試作を作ってもらって、弊社が十分にテストをしてから
量産に入ったモノももちろん多いです。

よくありがちな、試作をテストしてみると、

あ~~~ココもうちょっと変更したいな

仕様変更しないでそのまま販売しても、充分に商品力はあります。

それでも、

自分が客だったらこんなモノが欲しい

と言う理念で、自分が妥協してどうする・・・・、と言うコケの一念で
やっぱり細まい所まで変更を重ねます。

そうなると、大きなモンダイが立ちはだかります。

作る側としては、

量産してくれるって言うから試作を安く作ってやったのに、また試作??

仕様変更を重ねると、必ずと言ってイイほどこのモンダイにブチあたります。

中には、

どうせハナっから1個しか作る予定だったんだろ (#`Д´)凸

ってキレれるバヤイもあります。

で、そこで計画が中座します。

頓挫しましたじゃあ、お待ち下さっているお客様に申し訳が立ちません。

いろんなネットワークを使って、弊社でナントカするか無いんです。

山あり谷ありです。

イロイロとお待ちになっていらっしゃるお客様、もうチョイです。

ナントカなりました。

あとは入荷されるのを待つだけです。