日別アーカイブ: 2017年4月8日

Z34軽量高剛性ダイアグブレースバーネタ、その4

効果と快適性と費用対効果を、丁寧に説明させて下さい。

コレ、何回か登場しているリアメンバーです。

rearmember

矢印の部分4箇所で車体に留まっています。

逆な言い方をしますと、4箇所でしか留まっていません。

しかも悪名高い純正ゴムブッシュを介してです。

このメンバー自体も20Kg弱あります。

このリアメンバーに、40Kg近いデフアッセンブリーがぶら下がります。

さらに、リアのサスペンションアームも取り付けられています。

コーナーリング時、ブレーキング時、そして立ち上がりでかなりの入力が
このメンバーを襲うこととなります。

それを支えているのが、たった4つのゴムブッシュです。

ちょっと考えたって良いワケ無いですね。

モンダイはこっからです。

それがですね、コレが動かないようにするのってメリットよりも失う方が
遙かに大きいと言う

FDの時にはアルミリジッド、つまりガッツリ固定でした。

筑波ターゲットオンリーなので、

オトコのクルマだぜ

で、済んじゃいました。

済んだのかな~~~。

それでも筑波に行く時の首都高の渋滞を喰らうと、発狂しそうになりました。

Z34やV36では100%ナシです。

弊社の考えと言うよりも、お客様に車両を納めたときに、

なんじゃコリャ!!

になること必至です。

そんな製品を弊社がススめるワ~ケがありません。

で、弊社得意のプログレッシブレートゴムブッシュを開発しました。

固有振動数まで制御して、位相を変えたゴムブッシュを4つも作りました。

それはそれはカネとテマを掛けた分、良くはなりました。

ところがです。

効果はデカくても、コストがかかり過ぎでした。

リアメンバー降ろして、デフアッセンブリー降ろして、リアサスペンションの
アームも全部外して、4つのゴムブッシュを打ち替えて、組み付けます。

アライメントが狂うので、調整も必要となります。

コミコミで40万近くなってしまいそげです。

効果が大きくても、40万じゃ・・・・・。

で、生まれたのが軽量高剛性ダイアグブレースバーです。

純正のバーの軽いヤツちゃう?

って、ハナシなんですけど、

いやいやいやいやいやいややいやいやいやいやいやいやいや

そんな提灯パーツ出したら、SNSでサンドバッグですよ。

ある程度は狙って作ったんですケド、ここまでの費用対効果とは!!

しかも、ある程度、動かすべき所は動かして快適性を確保できて、
動いて欲しくない所をガッツリ固定するという機能パーツです。

間違いなくパクられますね。