早速、MT温度計を検証しました。
昨日の午前中に、お客様の車両を作業して昼メシも食べずに思い立って
富士に行って1本走ってみました。
昼に八王子をスタートして、デフ、MTとも15度です。
高速に乗って飛ばすこともなく100Kmh巡航では両方とも90度あたり。
で、富士ショート、2時からの走行を1本走ってみました。
温度の検証も大事なテーマなんですが、今回は以前から気になっていた
フロントのロール剛性
です。
弊社のサスペンションキット、フロントのメインはHypercoの
自然長6インチ、1,300Lbs、つまり約23Kgです。
4年くらい前に、図解と数式の両方で、なぜこのスプリングに至ったかを
詳細に報告させて頂いたことがあります。
レバー比がa:bだと実効スプリングレートはa^2:b^2になることを
図解と数式で公開させて頂いたんですが、それをコピーして保存して
お客に説明しているショップさんがあることに驚いたこともありました。
何回もここで書かせて頂いておりますが、
クルマはトータルバランスです
ナニかを一つ変更して、失うモノの見極めってとても大事です。
あ、コレ、イイっすよ~~
絶対付けた方がイイっすよ~
そんな営業では、弊社には誰も来てくれません。
弊社の開発理念は工学的なアプローチです。
それに賛同して下さったお客様に、なぜそれを選定したのか?を明確に
わかりやすく、そして試乗車でお客様自身で確認して頂いています。
弊社での検証の重みはずっと大きいと考えております。
年末にアメリカからNittoタイヤが来ます。
今までのFederalよりも1ランク、グリップ力が高いです。
お客様は71Rや☆IIのような高いグリップのタイヤが装着されていることが
多いですから、アシの引き出しをもっと増やしてみようと思いました。
で、今回は敢えてフロントのスプリングを20Kgに落としてみました。
結果、ダメでした。
ラップも1秒くらい落ちました。
どうしてそうなったのかを、ロガーの画面を編集して視覚的にご案内します。