日別アーカイブ: 2016年12月13日

フォーミュラの走りに学ぶ、ネタ

せっかくできるようになったので、忘れないように今日も編集してみましたが
音声の設定を間違えて、音が無くなってしまいました (T_T)

11月30日に富士ショートに行った時に、興味深い画像が撮れました。

フォーミュラと一緒に走れることなんかメッタにありません。

富士の本コースも筑波も鈴鹿も、フォーミュラは走行枠が別です。

貴重な体験をさせて頂きました。

ご覧下さるとおわかりになると思いますが、コントロール難しそうですね。

ちょっとステアリングを切ると、スッと向きが変わる様子はわかりますが、
切り過ぎちゃう場面も見受けられまして、修正が多いです。

ブレーキもロックしてしまっていますし、ちゃんと走らせようとするには
とても神経を使いそうな、そんなマシンだと言うことが伝わってきます。

割と良くあるハナシなんですが、弊社にアシをご依頼下さるお客様は
1発目が弊社と言うパターンはとても少ないんです。

これ以上書くと、また物議を醸し出しますので差し控えることにします。

今回、フォーミュラの動画をアップさせて頂いた事には理由があるんです。

弊社にアシをご依頼下さる前に、お客様が選定なさったアシを拝見しますと、

何でこうなってんだろ~か?

ってのが結構あります。

OHLINSとかARAGOSTAとか既に実績のあるダンパーはまだしも、
聞いたことの無いようなダンパーも世界中にはいっぱいあります。

SEMAとかAMPAとか上海オートショウとか行くと、百花繚乱です。

その製品を日本に輸入している業者さんもいっぱいあります。

4本1セットで200ドルなんてのも多く見かけます。

お客様とおハナシさせて頂いて、

ふ~~ん、こんなダンパーあるんですね

するとかなりの確率で、

もともとフォーミュラで実績があったらしいですよ

このフレーズ、人生で100回以上聞いた気がする。

フォーミュラでの実績がホントにあるとすれば、セッティングに関して
それなりの造詣があるとは考えられます。

ところがその実績をハコに適応させようと思っても、同じ様には行きません。

ストローク量も全然違いますし、そもそも上の動画を見る限りでは
ハコ車で重要な要因のブレーキングのノーズダイブやピッチングを
検知する間もなくブレーキロックとの戦いになってしまっています。

以前にも何回か書かせて頂いておりますが、積極的にノーズダイブを利用して
ブレーキングGを叩き出すワザがあるんです。

ドカンと踏むとロックもしますし、ABSも入ってきます。

シツコいようでホントにすいません。

クルマはトータルバランスです

弊社のアシとブレーキのコンビネーションで、ブレーキングGのデータは
AD08NEOVAでも1.2Gを超えます。

フルブレーキング時のノーズダイブ量を積極的に利用することでしか、
このストッピングパワーの実現は難しいと思います。

フォーミュラで実績があっても、ハコでは通用しない最大の要因です。

もちろんフォーミュラもハコもカンペキにこなすショップさんだって
確実にあるとは思いますが、お客様にはなかなかわからないと思います。

乗りやすくて、コントロールする難しさをできるだけ排除して
ちょっとやそっと失敗してもコースアウトするようなことは無く
コントロール幅やスイートスポットを広く取ったサスペンション、
そのセットアップのために、一つ一つやれることを積み重ねます。

そんな熟成をしないで弊社のサスペンションはイイですよなんて
どのツラ下げて言ってんだ? ってハナシでした。