月別アーカイブ: 2016年10月

出国前に切実に想う、ネタ

アメリカです。

出国する前にタマタマ近くを通りがかったので、N様にご挨拶に伺いました。

弊社のエアロパーツをお取り付け下さいまして、ありがとうございます。

本来なら、弊社製サイドスカートが装着された勇姿をアップしなくては、です。

N様は、高速安定性の大きな向上にとてもご満悦でした。

この開発日記をお楽しみ下さっていらっしゃるお客様も、

なんかヤラかさネェかな~~

と、手ぐすね引いて待っているアンチも、理由はすぐに判明します。

N様も、弊社を訪れて下さる前にはイロイロと手が入っていました。

昨日もここで書かせて頂きましたが、車両に不具合があって調子が悪い場合、
原因はとても様々です。

確率的には今時、とても少ないですがもちろん初期不良の場合だってあります。

距離が走っている車両ですと、経年劣化も大きな可能性です。

年式もそれほど古くなく、距離もそれほど走っていらっしゃらない場合で、
不具合が出ている場合、ハードよりもソフト面に原因があることが多いです。

まわりくどい言い方をすると、ちゃんと伝わらないので敢えて書きます。

壊れてんじゃなくて壊したんです

しかも、お客様に原因があるワケでは無いパターン。

弊社も何回も経験があります。

外注を使うことが多かった弊社ですが、外注にはたくさん泣かされました。

ねじ一本まともに外せない業者もいました。

車両をリフトアップして、クッチャべりながらパカパカ外していったんですが、

こんないいかげんな作業でだいじょぶかな~~

と見ていたら、やっぱりねじをナメました。

ちゃんと工具がかかっていないのを弊社も目の前で見ていました。

案の定、ねじをナメちゃって、

あ~、このねじナメちゃってますね

と来た。

テメーがやったんだろ

って、喉まで出ましたが、外注先を紹介して下さった人の顔を立ててヤめました。

そんなんばっかです。

N様の車両、外注先でパワーウインドウが動かなくなったそうです。

弊社なら、最低でもモーターに直接導通して動作確認をします。

それでもダメなら、パワーウィンドウモーターが不良を疑います。

経験のおありのお客様もいらっしゃると思います。

Z34は、とある動作が重なると一時的にパワーウィンドウが動かなくなります。

ただのバグです。

弊社も何回か経験があります。

カンタンに治りますが、この件に関してのお問い合わせはご遠慮下さい。

バグフィックスフローチャートを構築すれば、おカネはかかりません。

でも、N様の外注先、

パワーウィンドウ壊れましたね~~、交換っすね~~~

N様はムダなおカネを支払う羽目となりました。

ここ何回かご案内差し上げているクラッチトラブル関係のハナシです。

ホントにダメになっちゃっているパターンももちろんありました。

でも、それよりもずっと多く、だいじょぶなパターンが多かったです。

調子が悪いには、悪いなりの原因が必ずあります。

先日ご案内させて頂きましたお客様のバヤイ、

ノッキングしていますね~~~、センサー交換してみましょう

で、6個のセンサーを新品交換させられて工賃も取られて調整費も取られます。

30万コースです。

走行が10,000キロも行かない車両で???

Z34は、ミョーなことをしなければムダに頑丈です。

Z34に乗って良かった

CircuitConceptと縁があって良かった

と、感じて下さるように日々是努力です。

100人中100人に理解してもらおうとは思わないです。

でも、確実に90名様以上は弊社に定期的にお出し下さっております。

とてもありがたいハナシです。

そのお客様のご期待に応えるために、1泊3日でアメリカに来ました。

ナニをやっているのかはまた明日です。

他社さんがやらないことをやらないと、ネタ

不調の車両から、取りあえず外してみたCSC廻りに油圧を掛けてみた。

slavecylinder

予想通りフツーに動きました。

お客様の車両、走行も行っているので状態は良くはありません。

油圧を発生させたAPのマスターシリンダーにもちゃんと反力はあります。

そうなると、ココを交換しても状況は完全に良くはならないと言うことです。

で、次に疑うのがココです。

clutchmaster

マスターシリンダーのシールです。

配管を外して、ペダルを操作しても油圧を発生させることができない時は
コイツがダメになっちゃっている可能性が高いです。

お客様の車両の走行距離は、13万5,000Kmです。

ゴム系は、ほぼダメです。

弊社を信頼して下さったお客様の車両を、ただ、ポン付けで修理するなら
きっとお客様は弊社には預けなかったと思います。

この先、数万キロを安心してお乗りできるように、様々な対策を講じます。

ブレーキのマスターも見ておいた方がイイな・・・

他社さんがやらないことをやらないと、ネタ

まずはコイツです。

ccs

悪名高いCSC、コンセントリックスレーブシリンダーです。

クラッチオペレーションシリンダーやスレーブシリンダーとも言います。

発想はイイんです。

ダイレクトレリーズと言って、わざわざコイツに置き換えることもあります。

あの天下のAP Racingでも、何種類かリリースしています。

メリットとしては、やはりクラッチ操作が軽くてつながりがわかりやすい。

コイツを採用した日産の発想はイイんです。

何で上から?? ヾ(- -;)

でも、モノが良く無かった。

Renautが作ってんだか、向こうモンの製品ですね。

初期モノは、中のシールがダメになりやすかったです。

弊社で何十個って外しましたが、ホントにダメになっちゃったヤツって
ほんの数個でした。

じゃあ、とても多く症例が報告されているクラッチトラブルって何なの?

ってハナシです。

クラッチが戻らなくなりました

で、ディーラーさんやショップさんに持ち込んでみる。

あ、CSCがダメですね、交換です

って、言われることがとても多いです。

ホントにダメになっちゃっていることも、もちろんあります。

でも、弊社の経験では1/3程度です。

外したCSCに適正な油圧をかけてみるとちゃんと動作することが多かった。

じゃあナニが悪いの???

ですね。

ここで終わらないのがCircuitConceptです。

クラッチが戻らなくなったと言う症状の車両から外した一式で、
疑似クラッチシステムを作ってみました。

とても興味深いことを発見しました。

Z34,V36のクラッチトラブルに関する技術的情報、日産より詳しいカモ?

調子に乗んじゃネェ (#`Д´)凸

でも、やっぱりこういうことです。

探求心を持って、お客様の立場になって

ナニか上があるはずだ

の精神で探っていくと、善後策はあるモンです。