まずはコイツです。
悪名高いCSC、コンセントリックスレーブシリンダーです。
クラッチオペレーションシリンダーやスレーブシリンダーとも言います。
発想はイイんです。
ダイレクトレリーズと言って、わざわざコイツに置き換えることもあります。
あの天下のAP Racingでも、何種類かリリースしています。
メリットとしては、やはりクラッチ操作が軽くてつながりがわかりやすい。
コイツを採用した日産の発想はイイんです。
何で上から?? ヾ(- -;)
でも、モノが良く無かった。
Renautが作ってんだか、向こうモンの製品ですね。
初期モノは、中のシールがダメになりやすかったです。
弊社で何十個って外しましたが、ホントにダメになっちゃったヤツって
ほんの数個でした。
じゃあ、とても多く症例が報告されているクラッチトラブルって何なの?
ってハナシです。
クラッチが戻らなくなりました
で、ディーラーさんやショップさんに持ち込んでみる。
あ、CSCがダメですね、交換です
って、言われることがとても多いです。
ホントにダメになっちゃっていることも、もちろんあります。
でも、弊社の経験では1/3程度です。
外したCSCに適正な油圧をかけてみるとちゃんと動作することが多かった。
じゃあナニが悪いの???
ですね。
ここで終わらないのがCircuitConceptです。
クラッチが戻らなくなったと言う症状の車両から外した一式で、
疑似クラッチシステムを作ってみました。
とても興味深いことを発見しました。
Z34,V36のクラッチトラブルに関する技術的情報、日産より詳しいカモ?
調子に乗んじゃネェ (#`Д´)凸
でも、やっぱりこういうことです。
探求心を持って、お客様の立場になって
ナニか上があるはずだ
の精神で探っていくと、善後策はあるモンです。