月別アーカイブ: 2016年8月

MTにも適切な温度管理をネタ、その1

業務連絡をさせて下さい。

弊社へのご連絡方法でお困りのS田様、ご迷惑をお掛け致しました。

circuitconcept@gmail.com

まで、よろしくお願い致します。

この狂気的な暑さもあと1ヶ月の辛抱です。

それにしても、4年後の今頃、東京オリンピックでマラソンやるんでしょ?

死人が出るな・・・。

涼しくなる頃、もうシーズンインです。

弊社の試乗車も、富士や鈴鹿やオートポリスでの試乗会も予定しております。

390RSってどんなモンなの?

30Kgの軽量化となる弊社ブレーキキットのパフォーマンスは?

コントロール性重視の弊社のアシとデフは?

お客様の興味は様々です。

ご自身で体感することがイチバンだと考えて、試乗車を準備しました。

よくありがちな同乗走行では、よくわかりません。

せっかくのサーキットでの試乗会です。

水温? 全然オッケーっす

油温? ラクショーっす

デフオイル? メーター見る必要ありません

お客様は、ドライビングに集中して欲しいです。

パフォーマンスを堪能して欲しいです。

一時期、フィン付きのデフカバーを開発しかけたことがあります。

試作も作りました。

こんなんです。

diffcover

でも、期待したほどの効果は無かったです。

ストリートならまだしも、サーキットでは全く無役です。

これに劇的な効果があったら、デフオイルクーラーなんて存在しませんから。

弊社のデフオイルクーラーキット、仕様や

EGオイルクーラー

PSフルードクーラー

デフオイルクーラー

3Dラジエターシュラウド

温度管理はここまではカンペキです。

そうなると気になるのが、MTオイルです。

お客様の車両をお預かりさせて頂いて、MTの調子が良くない車両も
ちょくちょく増えてきました。

やはり、オイル管理、温度管理でMTの寿命は大きく左右されます。

弊社の試乗車をご体験下さったお客様は、ギアの入りの良さに
必ず感嘆して下さいます。

とても評判のイイ、ギアオイルが大きく寄与していることも一因ですが、
冷却にもちょっとした仕込みをしております。

まず、しっかりとデータ取りをしなくてはいけないとずっと考えておりました。

ところがです。

Z34のMTは、温度センサーを付けることがとても難しいです。

温度計を付けるのにMTを降ろすのも、なんだかな~~です。

そこで、ロープロファイルのセンサーと取り付け用のアダプター作りました。

これはイイんではないかと。

聞きたくないでしょうが・・・・・暑すぎですって、ネタ

今日も八王子市の広報車がネリ走っていました。

命を守る行動を取れって。

若い頃はカキ氷を2杯くらい食べて、キーンとなって涼んでいました。

今は確実に腹を壊します。

ざる蕎麦を食べると、体温を下げる効果があるのか涼しくなります。

でも、ンまいざる蕎麦ってホントにホントに少ないです。

暑さ対策の掟破りのワザがあります。

心霊DVDを見ると、トリハダが立つほど寒くなります。

一時的にですが・・・・。

自分から見ていてなんですが、肝試しとか遊び半分で心霊スポットとかに
行っちゃイカンです。

廃病院とか廃旅館とかトンネルとかダメですって。

取り憑かれたらエラいことになりますから。

開発を続けながら、お客様の車両もこなしています。

d34

em34

遠方のお客様が多く、とてもとても感謝の気持ちでいっぱいです。

暑くてやってらんね~~~

では申し訳が立ちません。

心霊DVDを見て、また奮い立ちます。

まさか弊社の工場にいないよな???

Z34軽量高剛性ダイアグブレースバーネタ、その6

金属材料の強度を示す一つの指標に降伏応力というのがあります。

弱い力を金属に与えて放すと、元に戻ろうとします。

それを弾性変形と言います。

もっと強い力を加えると、金属が、もうムリ、って言ってヒン曲がります。

その限界値を降伏応力と言いまして、JISでキチンと公開されています。

単位はMpaです。

5052H3    260
6061T6    310
2017T4    425
7075T6    570

64チタン      830
Grade1     170
Grade2     275

降伏応力だけで金属は語られないのですが、一つの目安としては重要です。

中国製やロシア製の材料には、混ぜモノが多いので降伏応力の数値自体が
ずっと低くなることがありました。

安いチタンが割れるワケです。

価格は64チタンがブッチ切りで高いです。

さて、もう一つ重要な項目があります。

重さです。

チタンがブッチ切りで軽いんじゃないの (・・;)?

いえいえいえいえ。

現実にはチタン製品は軽いモノが多いです。

実際には、アルミ合金の比重が2.6~2.7に対して、チタン合金の比重は
4.5~4.6なんです。

つまり、全く同じモノを作るとチタン系の製品の方が重くなります。

しかも、ずっと高いし。

じゃあ何で現実にチタン製品は軽いの? ってハナシです。

それは、強度があることを前提に薄肉で作るからです。

チタンマフラーなんか、0.8~1mm程度の肉厚です。

そりゃあステンで作っても軽くなります。

強度があることが前提なので、強度がないチタン合金で作ると・・・・です。

だから、弊社がチタン合金で製品を作るときには必ず64チタンを使います。

今回のダイアグブレースバーも、64チタンも視野に入っていましたが、
イロイロと試行錯誤を繰り返していきますと、軽量高剛性の点だけでなく
コストという点、つまり費用対効果からアルミ合金系でイイんではないかと。

かなり凝りに凝った構造になっておりますので、64チタンで作ると、
かなり高額になってしまいます。

同程度の強度、同程度の軽さで、価格はずっと抑えられるならば
64チタンよりアルミ合金系でリリースした方が、お客様にとって
手に入れやすいと思います。

お客様にとっては、世界最高峰品質をご納得できる価格で、しかも
カッコ良ければそれで充分だと考えております。

あとは納期か・・・・。

Z34軽量高剛性ダイアグブレースバーネタ、その5

軽量高剛性ダイアグブレースバーの試作、とりあえずは進んでいます。

加工屋さん、18日まで休みだし。

純正のダイアグブレースバーには恐らく無いと思われるネジレ剛性を
どのくらいの上げるとイイのか、実際にやってみないとわかりません。

ただ上げるだけならカンタンです。

トラス構造を増やしゃ、手っ取り早く剛性は上がります。

5.2Kgの純正から、大幅な軽量化も弊社の大事な命題です。

弊社製ダイアグブレースバーのターゲットは、フルセットで2Kg以内です。

3Kg以上の軽量化にトラクションアップが付いてくれば、製品として
大きな魅力になると考えております。

ただ、今回はじっくりと費用対効果について、いつもよりツッ込んで
検証をしてみたいと思います。

と言いますのは、弊社は数々の軽量高剛性部品を製作してきました。

アルミハニカム構造のオートクレーブ製法プリプレグドライカーボンは、
圧倒的な軽量と高剛性を達成してきました。

ボンネット、タワーバー、ルーフ、そしてドアミラーです。

ボンネットやタワーバーはフロントセクションの大幅な軽量化に貢献し、
ルーフは、重心が高い位置での大きな軽量化となりました。

ドアミラーは、あのデザインではドライカーボンでなければムリです。

FRPやウェットカーボンでは剛性が出ないので、もっとボテッとします。

カッコ悪いです。

だからこそ、コストよりも性能を重視してきました。

ところがです。

何でもかんでもドライカーボンの必要性は無いと弊社は考えます。

特にリアセクションは、費用対効果を重視して行きたいと考えます。

そうなると、チタンでイイや、ってなります。

チタンでイイやって・・・・

始めに寸法取りのために5052と言う安っすいアルミで作ります。

あがったモノを合わせてみると、もう0.5ミリコッチだな、てのがあります。

で、もっと精度を上げた試作第2号を作ります。

長穴なんて、極力避けたいですから。

次には、純正には考慮されていないネジレ剛性を中心にトラス構造を増やし、
取り付け時の各部のクリアランスを確認して、さらなる仕様変更です。

これが試作第3号で、今、この段階です。

5052は、材料も安くて加工代も安いです。

試作第4号は、2017で作ってみます。

材料代も加工代もずっと上がりますが、5052では剛性の検証ができません。

ここまではいつも順調に行きます。

ここからが弊社の真骨頂です。

おおげさな・・・・

剛性を落とさずにできる軽量化を追求します。

テキトーに肉抜きをしていたら、剛性が落ちてしまいます。

もっと強度が必要と思われる所にはリブを追加して、重くなってしまった分、
さらに1ランク上の肉抜きを敢行しなくてはならないです。

言葉に書くとカンタンですが、実践はとてもタイヘンです。

明日は、材料についてもっと深いハナシをさせて頂きたいと思います。

Z34、久々に感慨にふける、ネタ

1日に500ccのペットボトルで、6本くらいは水分補給をしています。

それなのに、トイレに行く必要がありません。

全部、汗になって出ちゃうんですね、きっと。

カラダの老廃物が積極的に出てくれそげなので、それはそれでイイのカモ。

水分補給って言っても難しいみたいです。

タダの水ではダメらしいですし、かと言ってもポカリも糖分が多くてダメ。

今のところ、グリーンダカラがイイみたいです。

無事、茅ヶ崎までZ34を納めてきましたが、想うところがありました。

先日に、久々に乗ったスポーツカーがありますがそれと比較してしまうと、
Z34は、実に乗りやすくて楽しいクルマに仕上げることができます。

八王子西インターから圏央道に乗って、テストも含めて全開にします。

今回は、235が付きあってくれました。

割とお若い人が乗っていました。

K様の車両はかなりCircuitConseptスペックです。

エンジンにも手が入っています。

空力もアシもCircuitConseptスペックです。

△00Kmオーバーがとても快適です。

でも、△00Kmオーバーからのブレーキは、純正準拠は良くないです。

ジャダーも激しいし、コントロール性も良くないです。

でも、安全に止まるには止まります。

そんなことを続けていたら、いつの間にか235君はいなくなりました。

弊社もおかげさまで、いろんな車両を手がけさせて頂いてきました。

一級のスポーツカーって、いっぱいあります。

当該の車両をお乗りになっていらっしゃるお客様の心象を斟酌しますと、
表現は難しくなってしまいます。

適切に手を加えたZ34のように、乗りやすくて快適で速いクルマ、
しかも運転すること自体が楽しくなるようなクルマ、

メッタにありません

贔屓の引き倒し、って言われりゃそれまでです。

でも、弊社で出がけさせて頂いたお客様が次の車両にお乗り換えになって、
初めて気がつかされることって、かなりあると思います。

資金が潤沢にあるなら、Caymann GT4 にGT3RS4.0か、
RUF RG8のエンジンを載せてみたいです。

ノーマルは、あんまりエキサイティングじゃなかったです。

ま、420RSRの数倍の予算は必要です。

それ以外は、弊社にはあまり魅力を感じる車両には出会えなかったです。

40度近くになる八王子近辺で、タマに渋滞をくらって1時間以上も快適に
乗り続けられて、しかも楽しいクルマ、大事にしていきたいと思いました。

陸運支局、混んでましたとですネタ

山の日だとぉ~~

次には、川の日か?

そのうちに、犬の日とか猫の日とかできんじゃね?

百歩譲ったとして、今日は平日やん。

仕事しようよ~~

ま、休む余裕が無い弊社のひがみなんですケドね。

お役所はさすがに暦通りなので、K様の車両の車検を通してきました。

 

ky34

 

K様の車両は、最近、弊社がこだわるフル車検対応仕様ですから、
いともアッサリ通ります。

車検官とも馴染みになってしまいました。

当初はイロイロとほじくられました。

最低地上高を調べます

車高調調べます

車幅調べます

音量調べます

ドアミラーカッコイイですね、でもたたんで下さい

ベースフレームのRECAROのシール確認します

そりゃあメンドーでした。

今や完全スルーです。

検査官も、

コレいつものでしょ?

で済んじゃいます。

ただ、毎回助言されることがナンバープレートです。

今年の4月からナンバープレートの角度が規制対象になりました。

現在は猶予期間です。

平成30年からダメになるらしい。

現状はちゃんと陸運局自動車検査場でOKです。

命を守る行動って言われても、ネタ

八王子市の広報車らしきモノがネリ走っていました。

命を守る行動を取って下さい

どうせいっちゅうねん。

初めてあんなの見ました。

10年くらい前に夏のLASVEGASに行った時に、昼間は40度くらいで
人をあんまり見かけなかったのを憶えています。

夏のLASVEGASは、昼には表に人がいませんでした。

夜になると、どこからともなくどっちゃり人が出てきます。

赤道直下のSINGAPOREだって、こんなに暑くなかった。

昨日は人生の中で、イチバン暑かったような気がする。

昨日みたいな日はですね、重作業なんかやっちゃいけないんです。

屋外でお仕事をしていらっしゃるお客様も多いですから、

ナニ言ってんだオメー (#`Д´)凸

お待ちになっているお客様のことを考えて、やり遂げました。

そしてI町様の元へちゃんと納車も済ませました。

I町様の車両でフと気づきました。

センターコンソールにある3連のスイッチパネル。

それを活用してスイッチ等を埋め込む手法、とても多く見受けられます。

弊社ももちろんやりました。

ところがです。

お気づきのお客様もいらっしゃるとは思いますが、サーキットや峠で
ガシガシとシフト動作を繰り返していると、ヒジがあたることがあります。

アタると言うか、ちょっと触れる程度なんですけど

ヨーレートセンサーのカットオフSWとか、手動のファンSWとか
全開中に意図しないON-OFFをしてしまうことがあります。

これもドライバーのクセなんでしょうが、やらない人は全くやらないから
気にも留めないと思われますが、やっちゃう人は頻繁にやってしまいます。

で、ちょっと考えました。

少しだけ奥にオフセットさせれば良さげです。

ヒジが触れたくらいじゃスイッチのON-OFFに至らない程度に奥です。

早速、純正のSWハウジングのアタマを1cmほど落としてみました。

diffsw

明日、元気があったらつけてみよう。

心頭滅却するとホントに涼しいのか???ネタ

へ~~~、全く同じような番組を作って明石家さんまさんよりも
南海キャンディーズの山里さんの方がずっとおもしろい・・・。

お笑いの世界もタイヘンですね。

大御所がず~~っと君臨し続けています。

くりいむしちゅーさんとか爆笑問題さんのように実力のあるベテランから、
事務所の力でレギュラーをもらっている大したことのない中堅まで。

新人が売れるのって、ホントにタイヘンな世界なんですね。

弊社のような名前も無くコネも無いような浮き草ショップをご支持下さる
ありがたいお客様に、もっともっとお返しをしなくてはと感じました。

S永様のデフオイルクーラーフル電動ファンバージョン、ひとつひとつの
作業を愛情を持って組み立てております。

配線作業も、ペンチでパチってカンタンにくっつけるヤツではなく、
ちゃんとハンダでつけて、熱収縮チューブ、コルゲートチューブ、
できることは全部やっております。

diffcoolerwire

モノすげ~~~手間がかかります。

ここまでやるショップさん、あんまり無いと思いますケド・・・。

弊社を信頼して下さる全てのお客様にご納得して欲しいです。

適正価格を知ること、ネタ

弊社のサポートカーのトラック、カーナビをもう4,5年使っています。

光ビーコンも付いています。

でも、最近はYahooのカーナビだったり、GoogleMapだったり
特に渋滞情報を重視するときには、ネットの情報の方が正確です。

最近、お客様とイロイロお話しをしているとちょくちょく出てくる

格安SIM

そんなんあんですね~~、くらいで特に気にはしていませんでしたが、
CMもここんところ、結構ガンガンにみかけます。

昨日の日経にも特集記事が掲載されていました。

lcc1

こんなに安いの??

値段には理由がある、と言うことは常日頃から提唱させて頂いておりますが、

安くてイイ物はできない

だからと言って、

高くてダメな物はいくらでもある

この日経の記事を見ていると、適正価格すらわからなくなってきました。

lcc2

カーナビを買い替えるよりも、FreeTelのシムで6インチくらいの
そんなに良くなくてもイイから、テキトーにキャリアを選んでみて、
カーナビ代わりをさせてみるとどんなモンなんだろう?

お客様が教えて下さったことには、

けっこう使えますよ

ただ、カーナビとして使った場合に、どのくらいのデータ量が必要なの?

それすらもわからないんですケドね。

で、話しを聞いてみようと、BICカメラの八王子店に行ってみた。

すんげ~~混んでる。

2時間待ちだって。

シッポ巻いて帰りました。

平日の午前中に行くしかないか・・・

Z34,軽量高剛性ダイアグブレースバーネタ、その4

ふっふっふ、コレいらなくなりました。

bar1

純正よりも、ずっと軽くなりました。

さらに、純正の3点留めから現在は8点留めです。

まだ、道半ばです。

次の課題は、どこまで剛性を上げるべきなのか? です。

スリックタイヤのレース車両をプロがドライビングするのとは大違いで、
扱いやすさを失っては1番マズいんです。

何年か前にも書いたことがあります。

D1のサポートに行っていた時のハナシです。

アメリカのErwindaleと言うサーキットで何回か行きました。

イベントが終わって、トップドライバーと何回か夕食をご一緒させて頂き、
その時に、ボディ剛性のハナシが出たことがありました。

闇雲に固めるのは絶対ダメ

特にリアは固めすぎてはいけない

と言う貴重な共通見解を頂戴してから、ドコを固めると効果が大きいか?
ドコを固めると乗りにくくなっちゃうか? を考えるようになりました。

フィーリングってハナシになると、

D1車両は違うだろ

ってツッ込みもあるとは思います。

弊社が一貫して追及していることが

乗りやすさ

です。

特にリアは

コントロールのしやすさ

です。

車体の限界を上げてコーナリングスピードを上げると言う手法を、
ほとんどのショップさんが選択していると思います。

ほとんどのショップさんが選択しているワケですから、それはそれで
正しいアプローチだと考えられます。

ただ、ドライバーに要求することが増えますし、ミスにキビしくなります。

ドライバーに寛容で、コントロール幅が広い

書くのはカンタンですけど、実践はとてもとてもタイヘンです。

3歩進んで2歩下がる

そんなことをコツコツやっています。