台湾で、帰国前にまだまだ仕事があるんです。
思えば、2014年1月に、弊社の大容量インダクションボックスの
プロトタイプを公開させて頂きました。
それはそれは反響が大きかったです。
3名のお客様からご予約を頂戴致しました。
ま~~だ完成しません。
って言うか、お蔵入りです。
あんだけカネかけて、ものスゲーの作ったのに。
開発なんて、そんなモンです。
あれはあれで良しとして、販売に踏み切っちゃうメーカーさんもあります。
少なくとも、見た目はものスゴいですから。
でも、弊社のお客様が弊社に求めるところはそこではありません。
見た目ももちろん大事です。
でも、性能も、もっとずっと大事です。
ご装着下さったお客様が
サーキットコンセプトの大容量インダクションボックス、スゲーだろ
って、オフ会かなんかで他のZ乗りに自慢なさったとします。
6連ファンネルもカッコイイねぇ~~~
ってなります。
ドライカーボンで超軽量で、高かったんだろうね~~~
そして、
パワーも上がったんでしょ
って、確実になりますわな。
んんん、パワーはあんま変わんなかった・・・
それだと、
ナニ~~~、意味ネェじゃん
見てきたようなハナシですが、ほぼ100%こうなります。
だから、サーキットコンセプトはそんな製品を出しちゃいけないんです。
空気の流れって、調べれば調べるほど奥が深いんです。
弊社が何回か提唱させて頂いている
律速段階
それを突き詰めていくと、まずインテーク系では、ここです。
まず、部品点数の多さに閉口してしまいます。
空気の流れのスペシャリストを掲げる弊社としては
そこじゃネェだろ~~~
です。
まず、こんだけ部品があると重いですし、効率も悪いんです。
外側と内側に吸入口がある、こんな大容量のエアクリーナーを
できるだけ大きなボックスで、効率良く包み込みます。
むき出しは性能面では、絶対にダメです。
今回は、このエアクリーナーのフィルター以外の金属でできている部分を、
ドライカーボンにしてみるために、試作をお願いしてきました。
せいぜい100g程度しか変わらないと思います。
でも、エアフィルターのトップ部とボトム部で2個あります。
左右で4個です。
500gくらいにはなると思います。
その他、ホース部だったり、取り付け部だったり、トータルでは数キロの
軽量化が見込めると思います。
先日ご紹介させて頂きました500gの軽量ネタが100個で50Kg。
こうやって一つ一つ丁寧にやっていくと、見えてくるんです。
しかも、車体の先端部ですから、回頭性にも大きく貢献してくれます。
さ、これから日本に帰ります。