Z34、V36エアクリーナーボックスネタ、その~~いくつだかわかんないや

台湾で、帰国前にまだまだ仕事があるんです。

思えば、2014年1月に、弊社の大容量インダクションボックスの
プロトタイプを公開させて頂きました。

それはそれは反響が大きかったです。

3名のお客様からご予約を頂戴致しました。

ま~~だ完成しません。

って言うか、お蔵入りです。

あんだけカネかけて、ものスゲーの作ったのに。

開発なんて、そんなモンです。

あれはあれで良しとして、販売に踏み切っちゃうメーカーさんもあります。

少なくとも、見た目はものスゴいですから。

でも、弊社のお客様が弊社に求めるところはそこではありません。

見た目ももちろん大事です。

でも、性能も、もっとずっと大事です。

ご装着下さったお客様が

サーキットコンセプトの大容量インダクションボックス、スゲーだろ

って、オフ会かなんかで他のZ乗りに自慢なさったとします。

6連ファンネルもカッコイイねぇ~~~

ってなります。

ドライカーボンで超軽量で、高かったんだろうね~~~

そして、

パワーも上がったんでしょ

って、確実になりますわな。

んんん、パワーはあんま変わんなかった・・・

それだと、

ナニ~~~、意味ネェじゃん

見てきたようなハナシですが、ほぼ100%こうなります。

だから、サーキットコンセプトはそんな製品を出しちゃいけないんです。

空気の流れって、調べれば調べるほど奥が深いんです。

弊社が何回か提唱させて頂いている

律速段階

それを突き詰めていくと、まずインテーク系では、ここです。

aircleanerbox1

まず、部品点数の多さに閉口してしまいます。

空気の流れのスペシャリストを掲げる弊社としては

そこじゃネェだろ~~~

です。

まず、こんだけ部品があると重いですし、効率も悪いんです。

外側と内側に吸入口がある、こんな大容量のエアクリーナーを
できるだけ大きなボックスで、効率良く包み込みます。

airfilter

むき出しは性能面では、絶対にダメです。

今回は、このエアクリーナーのフィルター以外の金属でできている部分を、
ドライカーボンにしてみるために、試作をお願いしてきました。

せいぜい100g程度しか変わらないと思います。

でも、エアフィルターのトップ部とボトム部で2個あります。

左右で4個です。

500gくらいにはなると思います。

その他、ホース部だったり、取り付け部だったり、トータルでは数キロの
軽量化が見込めると思います。

先日ご紹介させて頂きました500gの軽量ネタが100個で50Kg。

こうやって一つ一つ丁寧にやっていくと、見えてくるんです。

しかも、車体の先端部ですから、回頭性にも大きく貢献してくれます。

さ、これから日本に帰ります。