日別アーカイブ: 2019年11月28日

自分で言うのも何ですがメキメキと力を付けているように感じていますが気のせい?ネタ、その7

よしゃあイイのに空力、内装、アシ、EG、ECU、ブレーキ、マフラー、
アーム類、補強パーツ、そして冷却系とほとんど全ての製品を自社で
開発またはプロデュースをしているのでいつも開発費ビンボーです。

やっぱりどうしてもツルシには限界を感じてしまいますし、あ、ココを
もうちょっとああしたいって弊社の要望を100%応えてくれるような
アウトソーシングってのもとても稀有な存在なんです。

自分で言うのもなんですが走り続けているといろんな事が見えてきます。

今まで気がつかなかった事にも気がついてくるようになります。

そんな時に弊社の要求に技術的な能力も含めて応えられるのか?
が弊社には超えなければならないとても高いハードルの一つです。

いつも書いていますが弊社にもっと開発資金があってカネに糸目は付けねェ
ってなればドコも喜んでやってくれるんでしょうがこんな浮き草の弊社には
どうしても試作からってなっちゃいます。

今回もSEMAで弊社の要求に応じてくれることになったドイツの
トップブランドM社。

もう10年以上も前に一回コンタクトを取ったことはあるんです。

その時には最小ロット(受注数)で折り合いがつかなかったんですが
今回は試作に応じてくれました。

やっぱり業界を取り巻くキビシ〜競争環境を斟酌すれば時代に合わせて
変わっていかないといくらトップブランドに君臨してきた名門とは言え
この先ずっと安泰って保証は全くありませんから。

で、早速、試作が出来上がったって連絡がありました。

今回の試作は弊社の成長を象徴するように盛りだくさんです。

前C社ではいくら頼んでもやってくれなかったさらなる軽量化への挑戦、
今回のM社ではフツーにラインアップしています。

このネタは試作を手にしたらキチンと画像をアップしてご紹介します。

今日はかねてから弊社の研究課題のピストンリングです。

もちろんパワーは重要課題ですがそれ以上に弊社が重視していることが
耐久性と日常の使い勝手です。

フツーに一般公道を走れないクルマはZ34V36ではやらないつもりです。

パワーのことを最優先すればF1のように2本リングなんでしょうケド
F1のEGは数時間もてばイイんですからソコは対象外になります。

前C社でいくつか試しました。

トップリング1.2mmと1.6mmセカンドリングも1.6mmと2.0mm。

おもしろいですよ、それぞれに長所と短所を兼ね備えています。

純弊社製390RS、10機を超えました。

ナント!お客様によってピストンを変えているんです。

そんな事やってんのって世界中で弊社だけです。

たぶん。

やっぱりナニが何でもパワー重視のお客様から目指すはPorscheとも
張れる通勤快速まで3通りのピストンを準備しています。

バカですね〜〜。

だからいつまでたってもビンボーなんです。

VVELのコントロールシャフトだってそのまま売っちゃっても充分に
商品力はあるんですが弊社的にもっと上があるって気がついちゃうと
そのままで済ませられないんです。