日別アーカイブ: 2019年11月20日

タイヤの温度とアシの関係をもうちょっと工学的に考察してみたいネタ、その2

で、タイヤの温度とアシの相関関係の続きです。

タイヤの外側と真ん中と内側の温度を測って全部同じってハナシです。

かなり有名なGTチームのメカニックでもいい加減でテキトーなことを
言っちゃうんだってのが弊社にはちょっとしたオドロキではありました。

で、ちょっと思い出してしまいました。

車両設計からセットアップまで責任を持って従事するチーフメカニックと
その参謀クラスのメカニックからタイヤ交換やゴミ掃除担当までもが
百派ひとからげでGTメカニックってなっちゃうんですよね。

ホントに優れた車体担当のメカニックだったら少なくともイロイロと
機材は持って行くとは思うんですが・・・・。

タイヤの温度だけでアシのセットアップを終了できるって

まずはフロントのハナシからしてみます。

フロントの役割は大きく3つだと弊社は考えます。

直進性

操舵

ブレーキング

弊社がZ34V36で一貫して主張し続けていることの一つに車高と
キャンバーがあります。

いつもココで書いています。

2台乗り比べれば誰でもおわかりになるハナシもそんな機会がないから
ほとんどの人がわからないままで終わってしまっています。

先日にイギリスのQ社に行ったときに弊社が蓄積してきたデータを
とても高く評価してもらいました。

なぜその車高なのか? なぜそのキャンバーなのかを工学的なリクツで
アプローチしてきた弊社の姿勢を世界に冠たる超一流エンジニアに
高く評価してもらったことは弊社の自信につながりました。

ブレーキングやコーナーリングでフロントは沈みます。

メーカーと言うのは当然そのリクツは百も承知です。

そういう風に莫大な開発費を投じて設計しています。

その大きなアドバンテージを捨てちゃっていると弊社には見受けられる
アシってのを多く見てしてきました。

またまた一言書いておかなければなりません。

弊社だけが正しいなんて思っていませんよ。

いろんなアプローチってあってしかるべきだと思っています。

ただ何でそのセット??って聞いた時に車高は低ければ低いほどイイとか、
キャンバーもガッツリ付けた方がイイとかこんなハナシ少なくないんです。

誰でも知っている超有名ショップのチーフメカから聞いたこともあります。

この人を信じたお客って今までに何百人っているでしょうね。

弊社を信じて下さるお得意様にはキチンとした責任ある発言をしていきたいです。

さ、搭乗の時間です。