消しゴムの理論をもうちょっと具体的なハナシに踏み込んでみます。
定速走行状態をこんなカンジで表現してみます。
で、ブレーキングでこうなります。
加速時にはこうなります。
ハナシをカンタンにするために定常状態での軸荷重を50:50としてみます。
これがフルブレーキング時にはこうなるんですね。
実際に80:20になるかどうかの検証をしたワケではありませんが
Z34の実車の軸荷重を考慮するとかなり近いと思います。
数式がキライな人が多いので、この辺にしておきますが弊社が
軸荷重バランスにとても神経を配る理由 もココにあります。
昨日も書きました消しゴムの理論と照らし合わせてみますと、
この状態でのリアタイヤの垂直抗力はかなり低くなっています。
リアのタイヤのグリップ力はかなり低下していると言うことなんです。
そこで曲がろうとステアリングを切ればリアはブレークします。
上級ドライバーは実はこの特性を積極的に利用してクルマを
曲げているんです。
初中級者が このクルマ、アンダーが強くて曲がらないよ~~ って
主張するも上級者が難なく曲げてしまうのもこの要因があります。
さて、ハナシはアクティブな安全性ですね。