日別アーカイブ: 2017年7月6日

チューニングって、実は愛情だなと想うこの頃です、ネタ

九州地方、山陰地方のたくさんのお客様、豪雨なんてモンじゃないほどの
どエラい災害、だいじょぶでしょうか?

遠方からお見えのお客様、くれぐれもご注意して欲しいです。

デフを組み付けていて、イロイロと感じることがありまして、少しずつ
ご紹介させて頂ければ、と思います。

まず、焼き付いちゃったピニオンベアリングを外して新品に交換します。

diffbearing1

油圧プレスを使って圧入します。

日産の整備マニュアルにある日産純正の特殊工具では、こんなんなります。

diffbearing2

油圧プレスでグイグイ押して入れて行くんです。

ちょっと気になりました。

ここ、段差があります。

diffbearing3

1mm程度です。

日産はモンダイ無いと判断しているんでしょうし、実際に無いでしょう。

純正の特殊工具で上から圧入していくと1mm先にベアリングケースに、
上から大きな力がかかる構造になっています。

ピロの時にもたくさん経験しましたが、ベアリングってラジアル方向には
強大な力を支えることができますが、スラスト方向はずっと弱いです。

このベアリングって、こっち方向にはめっぽう強いです。

diffbearing4

そういう風に作られていますから。

でも、上からの想定外の力って、どおなん?

で、特殊工具を作っちゃいました。

圧入時にスラスト方向に一切余計な力がかからないように作りました。

こんなことやってもやらなくても変わらないかも知れません。

でも、弊社はやる方を選択します。