日別アーカイブ: 2017年7月14日

お客様ドライビングケーススタディネタ、その2

Pさんの来シーズンの目標、

35秒台

を目指して、ここは敢えてモノに頼らないアプローチのご提言です。

ドライビングスキルの向上で35秒を達成できれば、その後に
弊社のデフ玉で34秒ですから。

まずはココで0.5秒を稼ぐことから始めます。

shortcourse1

そんなンまく行くんか~~??

行くんですね。

1年前のH野様と、同じ事をやればイイんです。

実際に具体的に、ナニをすればイイのかを一つ一つご提言して行きたいです。

まず、プロや上級者のログを取ってみると、こんなカンジになります。

log1

赤が車速です。

1コーナーのブレーキングポイントに向けてどんどん加速を続けて、
ブレーキングポイントで、ガツンとブレーキを踏んで車速を落とします。

青はナニかと言いますと、ブレーキの踏力です。

わかりやすくデフォルメしてあって、実際にはもっと複雑です。

これってフツーなんちゃう?

ってお感じになるかもしれません。

いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや

これがちゃんと毎回できる人って、10人に1人もいません。

だからこそ、簡易型でイイので弊社ではロガーをオススメしています。

自己流や自意識過剰が、上達の妨げになることは以前にもスキーのハナシで
ご紹介したことがあります。

初中級者はこうなります。

log2

上とはかなり違いますね。

この差がタイムの差となります。

ご自身の車載動画で検証してみて下さると、気がつくと思います。

ブレーキングポイントのかなり手前からアクセルを抜いてしまって、
惰性でブレーキングポイントまで走る空走距離が10~20mくらい
あるので、終速も伸びなければタイムも失うことになります。

ココの区間です。

log3

それと同時にブレーキングの踏力特性も練習しましょう。

シツコイようですが、厳密にはもっと複雑な曲線です。

わかり易くデフォルメしてあります。

ストリートでのブレーキの踏み方に、毛の生えたような踏力ですので、
ドライバーさんが想定しいてる以上にタイムロスが大きいんです。

1年に1回あるか無いかの公道でのパニックブレーキよりも
もっとガツンと踏みます。

それくらいのイメージです。

ココで大事な事、それはちゃんとしたブレーキのセットアップです。

ブレーキのセットがダメダメだと、練習が水泡に帰しかねません。

いくらやっても結果に結びつかない大きな原因の一つがブレーキなんです。