いろんなお客様からメールを頂戴します。
御社のアシってナニが違うんですか?
やっぱりなかなか伝わらないんですね。
丁寧に丁寧に送り手責任を持ってお届けしていきたいです。
メーカーからリリースされているキットのスプリングをちょっと固くして、
減衰力を見直して、ってのが良くあるハナシです。
いつもココで書かせて頂いておりますが、弊社が同じ事をやっても
浮き草の買う意味あんの?
に、なってしまうと考えておりますから。
車高も高くて、キャンバーも起きていて、
あんなんでサーキット走れんのか ( ゚,_ゝ゚)
って叩かれたモンです。
コツコツコツコツコツコツコツコと熟成を重ねてまいりました。
試乗して下さったお客様に、予想以上の感動を与えられるようになりました。
アッパーアームの有効半径が21cmで、ロワーアームが34cm。
この差が、タイヤの動的な対地キャンバー角を生み出すんです。
10度ロールしたら? 15度ロールしたら?
arctanでカンタンに算出できます。
その時にフロントはどのくらい沈んでいるのが理想なのか?
フロントの軸荷重とレバー比からスプリングレートを計算します。
そのスプリングレートに最適な減衰力特性でダンパーを作ります。
それがとてもとても重要です。
減衰がちゃんと出ていないダンパーで、高いレートのスプリングを入れると
とてもじゃないほどの乗り心地になってしまいます。
ダンパーを作ることは、それはそれはとても壮大なので、また改めて
ここでご案内させて下さい。
さらに弊社がこだわっているのが、バンプラバーです。
バンプラバーって、底付き防止のためにあると思っている人も多いです。
マチガイではありませんが、正しくもないです。
バンプラバーって、セカンドスプリングとも呼ばれてるくらいで、
弊社では積極的に使っています。
お客様のステージに合わせて、弊社では3種類のバンプラバーがあります。
バンプラバーで、ステアリングの特性ってかなり変わります。
まだまだやりたいことがあります。
やればやるほど奥の深さを感じ得ないです。
次回のテスト項目は、
ガス圧
です。
これも、闇雲にイジっても正解にたどり着く前に挫折するほどのテーマです。
スプリングと、ダンパーオイルによる減衰力がキチンと決まっていないと、
ガス圧をイジる有効性が薄いと言うことも経験しました。
ここにも存在しました。
律速段階と費用対効果
適切な道具で練習しないと、せっかく練習しても上手くなるハズのモノも
時間とおカネばっかかかって、うまくなりません。
ここ半年の弊社の開発日記を参照して頂くと、3名の弊社のお客様が
サーキットで結果を出して下さいました。
お客様自身が、楽しく安全に踏み抜けることで自然とタイムに繋がる
その一貫した理念で、楽しみながら開発を続けています。