日別アーカイブ: 2015年11月8日

Z34、V36、AP Racingブレーキキットネタ、その52

と、言うワケでちょっくらヨーロッパに行ってきます。

水曜日には帰ります。

AP
Goodridge
Samco
Bilstein
Eibach
RECARO
Aliant
EGマウント,MTマウント,Diffマウント
Hans

これだけあります。

それだけお待ちになっていらっしゃるお客様がたくさん、ってことです。

とてもありがたいことだと思います。

頼むよ~~~、ミスしないでよ~~~~。

特に今回は、長くお待ちになっていらっしゃるお客様が多いんですが
APのリアブレーキシステムです。

APと言っても、弊社はツルシの製品を使うことはまずありません。

天下のAPレーシングとは言え、やはりツルシはそれなりです。

いくらAPでも、純正状態のZ34でのテストが関の山だと思います。

軽量化をしてあったり、前後のタイヤホイールだって、純正サイズの
お客様の方がむしろ少ないと思います。

空力でも変わってきます。

純正状態でのテストが全てに当てはまること、絶対にありえません。

弊社はENDLESSさんにも認めてもらえるほどのブレーキフェチです。

Z34やV36の純正ブレーキシステムのフィーリングがよろしくないので、
何か替えたいな、とお客様がお考えになったとします。

弊社もいろんな選択肢を取りそろえさせて頂いております。

まずはパッドですね。

これまたENDLESSさんのご協力で、引き出しがとても増えました。

相性、バランス、とても大事です。

やはり弊社が提唱させて頂いておりますサーキットコンセプトが
凝りに凝って開発しましたブレーキシステムの優位性は、
何と言っても軽量化と乗りやすさと耐久性です。

いまだに道半ばです。

ホントにブレーキは奥が深いんです。

例えば、Z34やV36のブレーキシステムをご商談に言ったとします。

フロントは6ピストンで、ローター系はφOOOだよ

リアは4ピストンで、ローター系はφOOOね

バッドは△△△で、フルードはXXXで決まりだね

こんなカンジだと思います。

何でそのキャリパーなの? 何でそのローターなの?

弊社には明確な決定材料があります。

それだけハマりました。

例えば、チョロッとだけ書いちゃいます。

弊社が採用しているCP5555-813R2と言うフロントの
6ピストンキャリパー、これを選択した理由は

1.軽量、高剛性であること  キャリパー1個、2.8Kg です。

2.キャリパーブラケット取り付けボルトピッチが広い

通常は152mmですが、この型番だけ180mmです。

3.ピストン径のバランスが、Z34やV36にとってちょうどイイ

4.パッドの選択肢が多い

そんなのOOOに言えば作ってもらえるよ

チッチッチッ

そうじゃないんですね。

摩材のことを言っているのではないです。

このCP5555シリーズのパッドって、

CP3894D54

CP3894D51

CP3894D46

って、3種類の形があるんです。

何で3種類もあるの?

ってハナシです。

APだって、3種類も作るのメンド臭ぇと考えそうなモンです。

それなのに、敢えて3種類を準備する開発理念と思想をちゃんと理解して
それを弊社製品にフィードバックさせています。

ムチャクチャ手間がかかっています。

ブレーキディスクローターを語らせたら、もっとです。

別に知ったかぶりをするために書いているワケではありません。

ブレーキディスクローター径と厚み以外に、ブレーキローターには、
もっとたくさんの要因があります。

語られること、ほとんどありません。

多分、1度も無いんじゃないでしょうか???

APが言うところのBrake Disc Measurementって数値。

日本語訳が存在しませんから。

フロントのキットは、ほぼ完成です。

3Dのシュラウドを作り直しているくらいです。

リアは、完成にはもう少しかかります。

その仕様変更をお願いしてあった製品をイギリスに取りに行ってきます。