月別アーカイブ: 2015年9月

一週間に8日あったらな~~~~、ネタ

木曜日の夜に日本に帰って、金曜日は準備。

で、土日の昨日と今日はスーパーオートバックスさんのイベントでした。

絵に描いたような準備不足でした。

マトモにご説明できた製品は、クラッチパンク対策キットの
プロトタイプくらいでした。

一緒に出店した気心知れた同業者様達に、

どんだけヤル気無いねん

と、叱責される始末です。

もちろんヤル気はあふれるほどあります。

無いのは体力です。

思えば、スーパーオートバックス千葉長沼さんのイベントで
弊社のドアミラーをご披露させて頂いたことがありません。

現物を一度もご覧下さることなく、248,000円もする弊社製品を
お買い上げ下さった3名のお客様、大変ありがとうございました。

来年の3月のスーパーオートバックス千葉長沼さんのイベントでは、
こんなブザマなていたらく、2度とさらさないようにお約束します。

明日は、広島からM様がお見えです。

さ、早めに寝て、早く起きて、ちゃんと準備をやらねば。

Z34、夢のフラットボトム計画ネタ、その1

現在、ラウンジで搭乗を待っています。

で、フロントアンダーディフューザーの件、たくさんのお客様に
ご不便をおかけしています。

いくらかかってもイイから、純正のverNISMOのバンパーに
取り付けて欲しいというお客様もいらっしゃいます。

それはそれで大変うれしい申し出なんですけど、障害が多すぎるんです。

verNISMOの車両をお預かりして、まず純正の空気の流れを検証して
それからフロントアンダーディフューザーを検証しなくてはなりません。

製品化するのに半年以上かかります。

そして一番大きな障害が、取り付け剛性です。

純正のバンパーは、ともかくふにゃふにゃ。

富士で250Km/h も出すと、取り付け部がチギれて落ちてしまいます。

そんなバカな・・・・

と、感じたお客様もいらっしゃるでしょう。

FRPのボンネットがチギれて、フッ飛んで行ったのを見たことあります。

FRPのハッチゲートにGTウイングを付けて、根本からチギれて、
フッ飛んで行ったのも見たことあります。

弊社のお得意様のM田様は、チギれた破片にアタりそうになりました。

アタったんだっけかな??

それくらい空気の力は軽視してはいけません。

逆に弊社は最大限に利用させて頂いております。

弊社のフロントアンダーディフューザー、お客様の予想以上にデカいです。

ちょうど、ドアの付け根くらいまで伸びています。

弊社のリアアンダーディフューザー、お客様の予想以上にデカいです。

リアのクォーターガラスの下あたりまで伸びています。

で、その2つをつなげたセンターパネル、これで夢の

フラットボトム

です。

フラットボトムにするとナニがイイの??

ですね。

効果や理論については、またご報告させて下さい。

最近のFerrarriがフラットボトム化されています。

R35もフラットボトムになっています。

弊社はCircuitConceptです。

さらに上を行きます。

下の空気をタダ抜くだけではなく、一仕事してもらいます。

上から見て、こんなカンジです。

MTcooler

なんじゃコリャ?

新種の虫?

黒いのがMTです。

赤いのがフルフラットボトムパネルから生えた3Dの冷却シュラウドです。

これでMTを冷やします。

ざっくりしたプロトタイプでは、MTオイルが10度以上下がっています。

ただのアルミの板で作っただけです。

コレ、パクられんだろーなー。

でも、3Dにすることによって、もっともっと効率が良くなります。

弊社の領域には到達できません。

ダウンフォースが稼げてMTまで冷やすなんてステキじゃあ~りませんか。

これも3Dシュラウドの取り付け剛性や強度には注意が必要です。

4年ぶりに語るECUネタ、その3、なのかな~

まず、業務連絡をさせて下さい。

なぜかメールの送受信でスタックします。

メール帰って来ねぇなぁ~

と言うお客様、今からドイツに行きますのでもいっかいやってみます。

ところで。

こっちにいると、やはりヨーロッパの目線でニュースは報道されます。

例のオリンピックのエンブレム問題、ボロカスの言われようです。

ここ2,3日、日本にいないのでホントのところはわかりませんが
ボロボロ出てきちゃってるらしいですね。

ほじくればほじくるだけ出てくるから、やる方もおもしろがってやり倒す。

長く人生経験を積んでいると、否応なしに気づかされます。

ウソはいずれバレる

ごまかしも、いずれ露見する

そりゃそうです。

でも、なんとかなるっしょ、って思っちゃうこともあるんですよね。

もっと若い頃は、やっちまったことも多々あります。

確かに10個ごまかすとすれば、バレるのって2,3個だったんです。

何の豆知識や!!

でも、現代は高度情報社会。

スマホで検索すると、小学生でもわかっちゃう時代です。

先日テレビでやっていたので、ご覧になった方も多いと思いますが、
UFOの画像って、95%がウソだったんですってね。

今や、映像の専門学校生が作れるレベルなんだそうです。

これで、UFO番組って減るでしょうね。

ECUのハナシの続きをしたかったんですが、今までに無くアブナイ話に
なりそげなので、書いたモノ全部消しました。

何だそりゃ!!

現在、お客様の車両が調子がイイなら、そのままでイイと思います。

投資に見合った効果が得られるとは限りませんから。

何かおかしいとか、他のお客様の車両より明らかに遅いとか、
速い遅い以前の問題で、ただひたすら乗りにくいとか。

多くのお客様が抱えている、とある問題。

3周目から、突然、遅くなる

弊社で手がけさせて頂いている車両の中には、調子が悪い原因が、
ECUだけの問題ではなかったことも多いんです。

弊社の試乗車、今日あたり栃木工場を出たらしいです。

今度は、純正のイイところと悪いところをもっともっと知り尽くします。

どういう時に、どういう制御やフィードバックをかけているのか?

それを把握しないで、ECUの数字だけ変えても・・・・。

もちろん、ちゃんとやっていらっしゃるところは確実にあります。

そんなこと知らなくたって、ココを変えりゃ良くなんだよ

って、百戦錬磨のチューナーさんだっていらっしゃいます。

弊社が同じことをしてもしょうがないです。

エアロパーツ、サスペンション、ブレーキ、弊社の製品は全て、
工学的理論からアプローチしてきました。

リクツじゃネェよ ┐( ̄ヘ ̄)┌

ってショップさんもあるとは思います。

でも、弊社は理論でアプローチをしていきます。

でも、最後は人間の感性ですけどね。

いつもここで書かせて頂いております。

乗りやすくて楽しくて上品なクルマ作り

弊社が目指す開発理念です。

Z34フロントアンダーディフューザーネタ、その7

ECUのお問い合わせよりも、フロントアンダーディフューザーの方が、
ずっと多かったのには、ちょっと予想外でした。

で、これまた久々にIllustratorをいじくりました。

定期的に練習しないから、いつまで経っても上達しません。

純正のサイドビューです。

funderdiffuser1

この構造だと、こんなカンジで空気を上下に割っちゃうんです。

funderdiffuser2

下に潜った空気は、車体を上に持ち上げようと悪さをします。

で、高速になればなるほど、フロントの接地感が無くなってフラつきます。

で、弊社のフロントバンパーはこんな構造です。

funderdiffuser3

わかりやすいのはNASCARです。

ともかく車体の下に空気を入れない下がシャクれた構造です。

NASCARが手本とは言え、アレじゃストリートは走れません。

弊社のフロントバンパーはできるだけ車検のことも考慮して
空力を優先した構造にしているので、こんなカンジです。

funderdiffuser4

なるべく空気をすくって、上に逃がして車体の下に空気を入れません。

純正よりはずっとイイとは言っても、やっぱり下には空気は入ります。

その空気を、しょうがねぇよ、ってあきらめるのか?

いえいえいえいえいえいえ。

弊社はサーキットコンセプトです。

下に入った空気、最大限に活用させて頂きます。

で、その第一弾が弊社フロントアンダーディフューザーです。

わかりやすくデフォルメした画像ですが、こんなんです。

funderdiffuser5

画像出しちゃってイイの??

別に弊社がイチから考え出した技術でも無いですし。

お、コリャイイってパクるところも出てくるでしょう。

パクろうなんて了見じゃ、イイ物なんて絶対にできないでしょうし、
弊社のような空力的な理論検証もできっこ無いと思います。

まず、お客様が気になると思われる先端のスプーンみたいなヤツ。

ソコ、翼断面形状になっています。

翼断面形状の先端部分でダウンフォースを稼ぎ出します。

で、ダウンフォースを稼ぎ出した空気の流れに、もう2仕事してもらいます。

その一つが、文字通りのディフューザー効果です。

何回もここでご説明差し上げてきましたが、ディフューザーというのは、
ディフューズさせるモノ、つまり拡散させるモノ、って意味です。

拡散させるモノ、それは空気です。

空気を拡散させることによって、空気は断熱膨張をして圧力が下がります。

それを利用してダウンフォースを稼ぐんですね。

空気を拡散させる構造になっていないのに、ディフューザーと称して
販売されている商品がいっぱいあります。

これ以上書くと・・・・・

車体下部の先っぽから、最低地上高9cmの隙間から入ってしまった空気が、
後部に行くと断熱膨張をするイメージ画がこんなカンジです。

funderdiffuser6

ちょうどフロントアクスルの付近に発生した負圧で車体を下に引っ張ります。

もう一仕事あるんです。

このフロントアンダーウイングの上部を通った空気です。

funderdiffuser7

せっかくのフレッシュ外気です。

熱くなったモノを冷やしてもらいましょう。

MTです。

マニュアルトランスミッションですね。

アメリカでは略してトラニーって言います。

ヨーロッパではギアボックスって言います。

どうでもイイですね。

本来ならMTオイルクーラーを付けたいところですが、敢えてヤめてます。

それでイイの?

理由は

1.部品点数が増える

2.重くなる

3.おカネがかかる

4.純正のMTがデカくて容量があるので、必要性がそれほど大きくない

付けないで済む理由がこれだけあります。

デフやATFのようにフルードクーラーを付けなきゃハナシにならない、
それほど重要でなければ、おカネかけずに済みます。

それだったら、フロントアンダーディフューザーにその機能を盛り込みます。

はるかにオトクじゃあ~りませんか。

さ、ここで大事なことを白状しなくてはなりません。

価格と納期です。

これでまた、ひとモメもふたモメもするんですよ。

まずは大事な納期からです。

年内は確実にムリです。

早くて、来年の3月のスーパーオートバックス千葉長沼さんのイベントです。

以前の弊社だったら、ムリを押してでも受けちゃいました。

で、結局、怒られる。

だから、できることはできる、できないことはできない、とはっきりさせて
お客様に困惑をもたらせないようにするのも重要な責任だと感じています。

今さら~~~??

以前だったら、

純正バンパーに付けて欲しいんですけど

verNISMOのバンパーに付けて欲しいんですけど

他社さんのバンパーに付けて欲しいんですけど

全て受けちゃっていました。

で、ドツボにハマる、と。

8/31の時点で、弊社のフロントバンパーが既に装着されているお客様や、
既にご成約済みのお客様から、順次デリバリーをさせて頂いております。

このデリバリーがいつ終わるかがわからないんです。

取り付けも、予想以上にタイヘンですし。

だから、弊社のフロントバンパーを既にお取り付けのお客様しか、
ご予約自体も受けられない状況です。

も、もーしわけありません。