現在、ラウンジで搭乗を待っています。
で、フロントアンダーディフューザーの件、たくさんのお客様に
ご不便をおかけしています。
いくらかかってもイイから、純正のverNISMOのバンパーに
取り付けて欲しいというお客様もいらっしゃいます。
それはそれで大変うれしい申し出なんですけど、障害が多すぎるんです。
verNISMOの車両をお預かりして、まず純正の空気の流れを検証して
それからフロントアンダーディフューザーを検証しなくてはなりません。
製品化するのに半年以上かかります。
そして一番大きな障害が、取り付け剛性です。
純正のバンパーは、ともかくふにゃふにゃ。
富士で250Km/h も出すと、取り付け部がチギれて落ちてしまいます。
そんなバカな・・・・
と、感じたお客様もいらっしゃるでしょう。
FRPのボンネットがチギれて、フッ飛んで行ったのを見たことあります。
FRPのハッチゲートにGTウイングを付けて、根本からチギれて、
フッ飛んで行ったのも見たことあります。
弊社のお得意様のM田様は、チギれた破片にアタりそうになりました。
アタったんだっけかな??
それくらい空気の力は軽視してはいけません。
逆に弊社は最大限に利用させて頂いております。
弊社のフロントアンダーディフューザー、お客様の予想以上にデカいです。
ちょうど、ドアの付け根くらいまで伸びています。
弊社のリアアンダーディフューザー、お客様の予想以上にデカいです。
リアのクォーターガラスの下あたりまで伸びています。
で、その2つをつなげたセンターパネル、これで夢の
フラットボトム
です。
フラットボトムにするとナニがイイの??
ですね。
効果や理論については、またご報告させて下さい。
最近のFerrarriがフラットボトム化されています。
R35もフラットボトムになっています。
弊社はCircuitConceptです。
さらに上を行きます。
下の空気をタダ抜くだけではなく、一仕事してもらいます。
上から見て、こんなカンジです。
なんじゃコリャ?
新種の虫?
黒いのがMTです。
赤いのがフルフラットボトムパネルから生えた3Dの冷却シュラウドです。
これでMTを冷やします。
ざっくりしたプロトタイプでは、MTオイルが10度以上下がっています。
ただのアルミの板で作っただけです。
コレ、パクられんだろーなー。
でも、3Dにすることによって、もっともっと効率が良くなります。
弊社の領域には到達できません。
ダウンフォースが稼げてMTまで冷やすなんてステキじゃあ~りませんか。
これも3Dシュラウドの取り付け剛性や強度には注意が必要です。