Z34、夢のフラットボトム計画ネタ、その1

現在、ラウンジで搭乗を待っています。

で、フロントアンダーディフューザーの件、たくさんのお客様に
ご不便をおかけしています。

いくらかかってもイイから、純正のverNISMOのバンパーに
取り付けて欲しいというお客様もいらっしゃいます。

それはそれで大変うれしい申し出なんですけど、障害が多すぎるんです。

verNISMOの車両をお預かりして、まず純正の空気の流れを検証して
それからフロントアンダーディフューザーを検証しなくてはなりません。

製品化するのに半年以上かかります。

そして一番大きな障害が、取り付け剛性です。

純正のバンパーは、ともかくふにゃふにゃ。

富士で250Km/h も出すと、取り付け部がチギれて落ちてしまいます。

そんなバカな・・・・

と、感じたお客様もいらっしゃるでしょう。

FRPのボンネットがチギれて、フッ飛んで行ったのを見たことあります。

FRPのハッチゲートにGTウイングを付けて、根本からチギれて、
フッ飛んで行ったのも見たことあります。

弊社のお得意様のM田様は、チギれた破片にアタりそうになりました。

アタったんだっけかな??

それくらい空気の力は軽視してはいけません。

逆に弊社は最大限に利用させて頂いております。

弊社のフロントアンダーディフューザー、お客様の予想以上にデカいです。

ちょうど、ドアの付け根くらいまで伸びています。

弊社のリアアンダーディフューザー、お客様の予想以上にデカいです。

リアのクォーターガラスの下あたりまで伸びています。

で、その2つをつなげたセンターパネル、これで夢の

フラットボトム

です。

フラットボトムにするとナニがイイの??

ですね。

効果や理論については、またご報告させて下さい。

最近のFerrarriがフラットボトム化されています。

R35もフラットボトムになっています。

弊社はCircuitConceptです。

さらに上を行きます。

下の空気をタダ抜くだけではなく、一仕事してもらいます。

上から見て、こんなカンジです。

MTcooler

なんじゃコリャ?

新種の虫?

黒いのがMTです。

赤いのがフルフラットボトムパネルから生えた3Dの冷却シュラウドです。

これでMTを冷やします。

ざっくりしたプロトタイプでは、MTオイルが10度以上下がっています。

ただのアルミの板で作っただけです。

コレ、パクられんだろーなー。

でも、3Dにすることによって、もっともっと効率が良くなります。

弊社の領域には到達できません。

ダウンフォースが稼げてMTまで冷やすなんてステキじゃあ~りませんか。

これも3Dシュラウドの取り付け剛性や強度には注意が必要です。