日別アーカイブ: 2023年5月7日

NB、NCからの~~~~もちろんZ34V36にフィードバックしていますネタ

ちょっと前になりますがNBturbo、EG壊れたとです。

調子に乗ってブースト掛けてEG本体がもたなかったようです。

多分、コンロッド折れた・・・・・

現在お預かりして手がけさせて頂いているN村さんの390RS NEOを
無事お納めしたらちょいとEG開けてみます。

っつ~~~かEG全損でしょうケドね。

壊れるにゃあ必ず原因があります。

それをもちろんZ34、V36、RZ34に活かしていくんです。

NBturboはそんなにコストをかけられません。

さらにNC用にに2.7LのEGも開発しています。

NCでS2000を抜き去るっつ~~のが目標ですから。

でもコレまたそんなにおカネはかけられません。

でも、かけるべきところはかけないと結局はEGを壊してしまうんです。

390RSではそれなりにコストをかけています。

そりゃあキチンと作ったEGは速いし楽しいですから。

ピストン、コンロッド、コンロッドボルト、カムシャフトそしてブロックの
剛性アップは必須です。

今となってはクランクシャフトも・・・・・って感じています。

サーキットガンガンでもビクともしないEGを造ることが弊社の使命です。

そのためにもturboNBで実験の意味もあるんです。

そもそも実測で120~130馬力程度の1.8LのNBにポン付けターボで
過給圧が0.6barくらいで180馬力くらい出ます。

実際に乗ってみるとちょっと速いくらいカナ? 程度です。

それでも冷却系にはガッツリおカネがかかるのでコストを考えるとちょっと
中途ハンパ仕様です。

で、過給圧を0.8barに上げてみると200馬力にチョイ届かないって
カンジになるんですがココで純正のガスケットが抜けました。

1.8Lの直4だからヘッドガスケット交換なんてカンタンですよ。

だからturbo用の強化ヘッドガスケットを入れりゃエエやん・・・って
カンタンにはならないんですね。

やっぱり面粗度が良くない純正のヘッドとプロックをホンの少しだけサラっと
削ってピシっと面を出してあげないと強化ヘッドガスケットの恩恵を充分に
享受できないんですよね。

つまりEG降ろしてEGをバラすってことになります。

もうここでコストはグッと上がります。

ま、実験のためにやってるからしょうがないんですけどココでグッとコストを
かけるんだったら・・・・・って感じてしまいます。

それだったらNCの方がイイかな~~~。

で、EGを降ろしてバラしてヘッドとブロック上面を0.05ミリくらい
サラっと削ってキチンと面を出すんです。

これは390RSでも弊社はキチンとやっている加工です。

そして強化ヘッドガスケットを入れればガスケット抜けから開放されます。

ま、条件付きなんですけどね。

せっかくEGバラしたんだからってんでメタルは純正の新品にしてさらに
ピストンもアメリカ製の鍛造にしました。

純正のボアが83mmに対して85mmと排気量も上がっていますし何と
言っても鍛造ピストンですから今度は過給圧も1.5barかけました。

燃料ポンプも足りなくなるしマフラーだってフン詰まりなんですがさすがに
過給圧1.5barは速くなりまして250馬力くらいです。

インタークーラーの容量も足りないしイロイロダメなのは分かっていましたが
とりあえずはピュンピュン走るのでさあこれからって時にガラガラガラガラ。

純正コンロッドじゃもたなかった・・・・・です  (T_T)