日別アーカイブ: 2021年6月20日

最近、行く先々でZ35ってどう? って尋ねられるので弊社としての考えを書いておこうかと・・・・・するといかにZ34V36が秀でているかってことにも気が付きますからネタ、その1

日産自動車さんがスカイライン、フーガ、シーマと言ったセダン系を順次
廃盤にしてもう開発もしないってニュースご覧になった人も多いかと。

ま、売れないんでしょうね。

新型ノートがエラい好調らしいですしこれから投入するeーpowerや
電気自動車に特化した方がメーカーとしての生き残り戦略としては正解って
判断なんだと想います。

最近やたらYARIS CROSSをよく見かけます。

売れるクルマってトヨタの方がず〜〜っと上手みたいですが90supra
みたいにコケちゃうんだってあるところが面白いです。

R35が22年を最後に生産を終了するらしい。

こうなるとZを作り続けてくれる日産自動車さんに感謝です。

今から問い合わせが多いZ35ですがFAQに対する弊社なりの回答を
ちょっと書いておきたいと想います。

3Lターボって言う車両を80supraでさんざん経験してきたので
ほぼほぼ同じことが起きることが予想できます。

直線の絶対加速やスピードはZ35の方が速くなることは確かだと思います。

先行する400Rを観察しているとターボの過給圧を上げて500馬力は
出るようです。

全開時はやはりそれ相応に速いとは想います。

Z35の優位性ってそれくらいしか思いつかないです。

じゃあナニがダメかって弊社ならではの考察を書いてみたいと思います。

大きく4つに分けて重さ、熱、耐久性そして弊社が最も重要視する
運転する楽しさです。

まずは重さです。

車体はまんまZ34っぽいのでそれにVR30ってツインターボエンジンと
ターボ用の強化されたMT、ATが搭載されて水冷のインタークーラーは
専用のラジエターだって必要だから現状よりは単純に100Kgくらいは
重くなるんじゃ無いかって? 想定しています。

さらに悪いことに上記の部品は全てフロントセクション

逆ハンドリングマシンとなることはもはや必至っぽいです。

有利なのって富士の本コースくらいじゃ無いですかね?

で、最大のモンダイが冷却対策です。

タダですりゃNAのZ34V36だってツルシの状態じゃサーキット
ガンガンなんて全くハナシにならないですしツインターボのZ35では
中途ハンパな熱対策じゃ全くもって歯が立たないでしょう。

EGオイルクーラー2機がけ

PSフルードクーラー ツインコア

4層ラジエター

ひょっとしたらMTクーラーだって必要になるかもしれません。

ATフルードクーラーも2機がけ

当然、デフオイルクーラーだって必要です。

品質のイイ製品だとこの時点で100万オーバーです

安く上げたつもりが結局は書い直しってパターンいっぱい見てきましたから
サーキットを走る予定のある人はきちんとした事前調査をしておかないと
授業料と言う名のムダな投資はZ34V36の倍はかかるでしょう。

何度もココで書いてきました

安くてすぐ手に入るものにイイ物はありません

ただ、高くてもダメなモノも少なく無いのでソコは消費者側にある程度の
お勉強が必要だと思います。

で、EGオイルクーラー2機がけ、4層ラジエター、PSFクーラー2機がけ
ATFクーラー、MTオイルクーラー、デフオイルクーラーをやったからって
ダメです。

多分。

少なくとも80supraの時には筑波の本コース、季節にもよりますが
10〜15分くらいでした。

最終的にエアコンのコンデンサーを取っ払ってもあんまり変わらなく
1年に数ヶ月しか乗れないクルマになってしまいました。

弊社製フロントバンパー、弊社製ボンネット、ココまでは必要でしょう。

空力性能はもちろんのこと冷却性能についてもSNS等で多くのお得意様が
発信下さっておりますのでそちらを参照して下さい。

そうなるとココまでで200万オーバーです。

で、やっと30分のサル走り耐性を得られるような気がします。

こっからアシだのブレーキだのマフラーだのですからね。