月別アーカイブ: 2018年6月

開発日記史上1,2を争うヂミ~~なネタ、その3

で、剥いてみました。

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スッキリさせる目的のEGアース線を取り出してビックリ。

コレは意味無いだろ

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Z34をディープにイジって行けば行くほどギモンにぶつかることが多いです。

日産の設計の人と対談してみたいですね。

何でこうなってんですか?

ってギモンを上の人ではなくて設計の現場に聞いてみたいです。

ま、実現することは無いとは思いますケド。

弊社でできることを最大限邁進していきます。

で、完全に取り去ったアース線。

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矢崎総業さんの自動車用の耐熱コルゲートチューブと、ほんのちょっとした
こだわりですが、ビニール系ではないアセテート系の断熱絶縁テープで
丁寧に丁寧に巻いて、これでもか ってほどスッキリさせたいです。

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完成~~~~。

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4本のEGアース線が視界から消えました

念のため高速に乗って6速○,○○○rpmまで引っ張ってみた。

ぜんぜんOKです。

低速域でも全くグズつくことはありませんでした。

こりゃあまだまだできるな。

開発日記史上1,2を争うヂミ~~なネタ、その2

この2本を取り去って、取り付け位置を見直して100g以上の軽量化。

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で、こうなりました。

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想像していた以上にスッキリして、レベルの低~い自己満に陶酔しています。

こうなると先日も書きましたが、コイツもナントカします。

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コレもEGアース線ですから、別にこんな所じゃなくてもOKです。

このあたりから純正の配線を剥いて、EGアース線だけ引き出します。

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で、引き出したアース線を見えない所に落としてさらにスッキリさせるんです。

開発日記史上1,2を争うヂミ~~なネタ、その1

先日ご紹介したEGハーネスのアース線、せっかくなので重さを量ってみた。

2本で238g。

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コレをEGに落とす所を見直して、20SQの方は純正が70cmあったトコを
17cmになりまして、1本49g。

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トータルで100g以上の軽量化・・・・。

ビミョ~~~~~、笑うしかないですね。

ま、主眼が軽量化ではなくEGルームをいかにスッキリさせるかだったので、
2本のEGアース線は見た目上は消滅しました。

コレやって

ってお問い合わせ、けっこう頂戴しちゃいました。

自分でやっといて意味無いからヤめましょうとも言い辛いです。

とは言ってもこんな作業では大して請求できないし・・・・。

エアクリーナーボックス外して、このEGアース線を2組外してバラして、
ちょん切って端子をハンダ付けしてそれから取り付ける、か。

部品代なんて端子が2個だし。

いいトコ、コミコミで5,000円くらいですかね~~。

時間があればスーパーオートバックス神戸さんでもやりますよ。

さらに上を目指すECUセッティングネタ

久々ですが、ECUのおハナシです。

ほとんどのお客様にとってコンピューターはブラックボックスだと思います。

ま、そりゃそうです。

特に純正のECUはチューニングするようにはできていません。

MoTeCはやはりこの世界のリーダーとして長年に渡って走り続けてきた分、
とてもわかりやすいですし、セッティングもやさしいですし、何と言っても
プログラムにありがちなバグがほとんどありません。

最近はLINKと言うニュージーランドの新興メーカーにやられているので
MoTeCも安価なニューモデルで対向してきています。

純正ECUはともかく壊さないように壊さないようにって言うアーキテクチャで
フィードバックも強く、パワー重視のセットってとても難しくなります。

数値を少~~し変えては実走、コレしか方法が無いんですね。

スーパーオートバックス千葉長沼さんでローラータイプのベンチをお借りして
ブ~~~ンって回してある程度はセットできますが、やはり実走セットは
今のところ弊社にとっては優位性を感じています。

両バンクにAFセンサーを取り付けて、点火時期もロガーで確認しながら
6速○,○○○rpmまでブン回しに行きます。

そのうち、捕まるぞ。

全開時の写真、さすがにムリです。

af

AF計が片側しか点灯していないように見えますが、ダイナミック点灯なので
高速で交互に表示されるから静止画だと1個しか見えないことがあります。

壊すのヤなので、ちょっとずつちょっとずつ数値を変えて実走するんですが、
変えてもAF値や点火時期が変わらないこともあります。

純正ECUの強力な壊さないループで変わらないんです。

そんな時は違う所をイジってみます。で

違う所から攻めてみようとするとやってしまうことも多々あります。

EGかからなくなることもあります。

これも全て経験です。

他社さんがやらないようなことに手を出さないと、ですから。

1ランク上のデータ管理ネタ

アレ? 天気予報によると30度だったはずなのに。

昨日は昼間でこの温度。

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しかも夕方には雷雨。

天気予報ってアタらないですね~~~~。

こうなると空と気温を見てからゲリラ的に1本走ってくる、そうなります。

こんなに走行枠がありますからね。

本コース

rcourse

ショート

scourse

1本で充分なんです。

と言うのは、ただ遊びに行くワケではありません。

テスト、熟成です。

最近はもっぱらリアの熟成です。

アシのテストって言うとよく見かけるのがスプリングを交換して車高をイジって
そんなカンジですが、弊社はやはり通常とは違ったアプローチです。

もちろんセオリーってのもありますし常套手段ってのも尊重しています。

ただ、いつもここで書いていますが、弊社が他社さんと同じ事をやっても・・・。

極論のようですが弊社は

サーキットテストでスプリングも交換しないし減衰力も変えません

こんなことやってんのって多分弊社だけです。

アシの開発、熟成って弊社のアプローチは工学的見地です。

机の上で数式を計算して理論値を叩き出し、それに基づいて実践です。

現場で取っ替え引っ替えは弊社のスタイルではありません。

耳タコで申し訳ありませんが、弊社のアシはタイムありきではありません。

キモチ良い程の運動性
コーナーで踏み抜ける安定性
ドカンと思いっきり踏んでも変なことにならないブレーキ

昔から言い尽くされている、走る曲がる止まるです。

言うのはカンタンです。

じゃあ現場ではナニをテストしてんの? ってハナシですね。

ズバリ調律です

どんなに優れた製品をお取り付けになったとしても、キチンと調律されて
いなければ、その性能を充分に発揮することはできません。

そんなことは言われなくたってわかってる

先日アップしたデータシートでお得意様のデータをキチンと管理しています。

アライメントだって少~~しずつ狂ってきます。

走りにとても大きな影響を与える車高だって変わることがあります。

特に新品お取り付けからしばらく経つと、いろんなところも馴染んでくるし
お取り付けのままの状態が維持できるワケでもありません。

アライメントなんて取る側のこだわりがモロに結果となって帰ってきます。

取った直後に狂ってるなんて事は珍しくありません。

何でそうなるのか?

お得意様にはキチンと理論的にご説明します。

弊社には最新の機材があるワケではありません。

弊社にあるのはこだわりと情熱と愛情です。

適正価格って・・・・・・ネタ

マツコの知らない世界で日本のワインをやっていました。

実の弟が昔から日本のワイン党で、私は海外派。

フランスのボルドーがやはり好みで、以前にサンフランシスコに
頻繁に行っていた頃は、Opus1が楽しみでした。

中国人の富裕層がワインを買いあさるようになってから暴騰しました。

ボルドーのシャトーなんかVintageモノだと最低でも10万以上。

マツコの知らない世界で紹介されていた日本製のワインは、どれもが
3,000円から7,000円程度。

ま、そのあたりが適正価格なんでしょうね。

で、買ってみようとネットで調べてみたらモノのみごとに全部完売。

テレビの力って凄ぇな。

来年あたりプレミアが付いて2倍3倍になっちゃうんでしょうね。

もっとカモ?

こうなると買い占めるバイヤーとかが出てきて、さらに入手が困難になります。

なんだかな~~~~。

ところで。

S15が車検に通らんとです。

原因はヘッドライトの光量不足。

Z34,V36でもよくありがちです。

HIDの宿命ですのでバルブを交換すりゃ済むハナシなんですけど、
S15のヘッドライトがあまりにも汚れすぎているので、Central20の
田倉店長にお願いしてキレイにしてもらいます。

S15headlight

新品買おうかなと思って調べたら、ナント、

片側,税込み 187,920 円

997のキセノンヘッドライトアッセンブリーより高いです。

これこそなんだかな~~~~です。

Z34軽量高剛性ダイアグブレースバーネタ

ダイアグブレースバーフルセット、検証中にもかかわらずとても好評です。

何回か書きましたが、純正のダイアグブレースバーって、

ココ留めて意味あんの?

って所をつないでいます。

verNISMOはご丁寧に補強までされています。

弊社的に言わせれば、ただの重量ブツです。

検証はカンタンです。

取り去って走ってみればすぐにわかることです。

ただ取り去っただけでは芸がないので、純正が留まっていない所を
弊社で固定してみました。

それがダイアグブレースバーセンターピースです。

ま、これがイチバン効果が大きいだろうと思っていたんです。

もう既にパクられています。

イロイロと仕様変更をしていたり元来意味がないだろうと思っていた
ダイアグブレースバーのフロント側も、スタビのブラケットと固定して
テフロンインナーにすることで、補強材としての意味を持たせました。

これがダイアグブレースバーフロントピースです。

効果はセンターピースの方が大きいです。

で、いつものハナシですがナニか上があるの精神で開発を続けていたら
あることに気が付きました。

それが3番目のダイアグブレースバーです。

コレ、今までの補強バーの中でイチバン効果がありそげです。

先日、某走行会でお試し下さったN沢様からご報告を頂戴しました。

************** 前略 **************

あいにくの雨でしたが雨の方がより効果がわかりやすかったです。
コカコーラでリアが流れてもインフォメーションが伝わりやすく
アクセルコントロールがとてもやりやすくなりました。ダンロップ
13,プリウスの立ちでは濡れた路面にかなり神経を使いますが、
ドリフトアングルが維持しやすくむしろアクセルで向きを変えて
たのしいたのしいです。1時間の走行会でしたが雨だったので
最後の15分は走っているのは僕だけだったようです。雨でも
また走りたくなってきました。こんな素晴らしい製品はもっと
大々的に宣伝した方が御社は儲かると思います。

************** 後略 **************

N沢様がご指摘下さるように、86BRZやBMW用あたりを作って、
雑誌か何かで大々的にアピールすれば・・・・・。

ま、弊社のスタイルではないので地道に地道に丁寧に、弊社のお得意様が
喜んで下さるような製品作りに邁進します。

写真無いの?

こうなりますわな。

フロントピースセンタービスはわかるけど3点目は ドコ留めんの?になります。

一般公開、これがタイヘンなんですよ。

まずはお得意様、チームサーキットコンセプトを中心にお取り付けをしても
一般公開までは2~3ヶ月はかかります。

もっとカモ?

お役所仕事ってヤツもありますし。

とりあえずスーパーオートバックス神戸さんでお取り付け予約を頂戴しています
弊社お得意様のY本様、K原様のご期待の上を行かなくては、です。

EGハーネス、ドコまでいけるか?ネタ

もうこうなると気になっちゃって気になっちゃって。

軽量化って観点からは無意味に近いです。

いかに美しいEGルームをプロデュースするか?

それだけです。

昨日に引き続いてイロイロたぐっていくと気が付いてしまいます。

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EGアース配線ってかなり多いんですね。

ブロックやヘッドがアルミ合金であることを考えると、電気伝導率が
とても高いので、アース線を落とす場所に神経質にならなくても
理論的には効果は変わらないはずです。

そうなると、別にソコじゃなくてもって感じてしまいます。

そもそもこのループって何だ??

egwiring2

純正の配線はそれなりには考えられているとは思いますので、
テキトーな仕事ではいずれチェックランプとなって帰ってきます。

ここからは配線図を見ながら慎重な作業です。

EGハーネス、ドコまでいけるか?ネタ

で、イロイロと見ていると気になる配線はいっぱいあるんですけど、
カンタンにできるヤツを見つけました。

このEGアース線です。

egearth

もちろん取っちゃダメですけど、上から見るとやけにムダに長い。

で、外してみました。

egearth1

で、バラしてみました。

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20SQの単線と12SQと8SQのヨリ線です。

20SQの単線2本で良くね?

もっと言えば20SQの単線1本で良くね?

バッテリーのマイナス線よりも容量が大きくても意味あんの?

で、そこはCircuitConcept流です。

実験君です。

延ばしてみると70cm近くあるこのアース線を取り付け位置を見直すことで
25cmくらいになりそげです。

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せっかくですのでCircuitConceptらしく行きます。

EGルームの上から見ると、この2本のアース線は消滅します。

世界最高峰品質を掲げ続けると言うこと、ネタ

懇意にさせて頂いている実力派チューナーと久しぶりに昼食を共にして
イロイロと情報交換をさせて頂いたんですが、そのチューナーさんの元に
こんなEGルームの車両が入庫していました。

wiringharness1

コレ、一般のお客様にはあまりおわかりにならないと思いますが
我々のようにEGを手がける側から拝見しますとかなりの驚愕です。

あまりにもスッキリ過ぎです。

Z34のボンネットを開けてみてちよっとご覧になってみて下さい。

ゴチャゴチャしていますね。

ま、それがフツーなんですけど。

で、そのチューナーさんに聞いてみました。

そしたら、EGハーネスをいったんバラして不要なモノを間引きして、
キレイにまとめ直したんだそうです。

FDの時に一回やりましたがそりゃあメチャクチャ手間です。

その時には軽量化のためにやって、見た目なんか全く気にしませんでした。

う~~~む、世の中にはスゴい人ってまだまだいるんですね。

こりゃあ弊社も見習わなくてはなりません。

以前にご紹介させて頂いたこのEGハーネスを留めるガン鉄ブラケット。

コイツを軽量化したいってハナシを書いたことがあります。

harnesbracket2

いっそのこと取り去りました。

wiringharness2

全然OKです。

むしろサッサとやりゃあ良かったです。

良~~~く見てみると、ムダに長い配線はいっぱいあります。

よし、決めた。

純正のEGハーネスを新品で買って、もっともっと攻めた軽量化と
美しいと評価されるまでの引き直しをしてみよう!!