日別アーカイブ: 2017年9月19日

経験が全て弊社の血となり肉となる、ネタ

エンジンをあけて、経験がまだまだ少ない弊社はイロイロと観察をして、
各部を計測して、大事なデータとして蓄積していきます。

たかが4台のエンジンですが、目視でも顕著な差を見つけられます。

エンジン内部なんて見えないですから。

ざっくりとですが、

ヘッド周りのカーボン堆積状況

ピストンヘッドのカーボン堆積状況

ピストンリングの摩耗状況

シリンダーのキズ

メタルの状態

データとして、全て蓄積しています。

アタリマエで月並みなことなんですが、

オイル管理

が大きく差が出ることもわかりました。

イイEGオイルを使って、EGオイルクーラーで適切に温度管理されると、
各部の状態はやはりイイんです。

EGオイルクーラー無し、オイルもディーラーか量販店の安いモノ、
交換サイクルも長めだったりすると、いろんな所が良く無いです。

そんなことは誰でも知っているハナシだと思いますが、こうやって
目の当たりに見せつけられると、もっと啓蒙活動の必要性を感じます。

昨日の繰り返しの感もありますが、出所のキチンとした品質の良いオイルを
車両の使用状況にもよりますが、早めの交換サイクルは必要最低限です。

必要最低限なハナシであって、十分ではありません。

やはり十分性を謳うなら、オイルクーラーしかありません。

もう何回も聞いたよ ┐(-。ー;)┌

って、耳タコ状態だとは思いますが、大事なことは何回も書かないと
伝わらないことも知りました。

このEGは、オーバークールくらいがちょうどイイみたいです。

と言うのは、どうもこのエンジンと言うかEGルームも含めてのハナシですが、
熱がかなりこもりやすいようです。

ま、SRやS2000やロードスターと比較しちゃいけないんでしょうが、
熱がこもるといろんなところに悪さしてくるようです。

そもそもEGの温度状態を知るためにの水温と油温ですが、EG内部の
温度分布まではわかりません。

どのEGにもあるんでしょうが、熱がこもりやすいシリンダーや
空気が入りにくいシリンダー。

6気筒もあると、個体差があるのは仕方ないハナシです。

先日、バンク別のA/Fのハナシをアップしたことがあります。

断定できるほどの症例を経験したとは言い切れませんが、右と左のバンクで
A/Fが違う車両が多いです。

可能性は、純正状態での

6個のシリンダーに入る空気量の個体差

燃焼室容積の個体差

インジェクターの個体差

このあたりが考えられます。

だからかもしれませんが、純正はムダに濃い設定になっています。

もっと書けば、

エアフロセンサー

A/Fセンサー

O2センサー

これらの出力特性が全て同じと言うことも限らないです。

それが結果としてA/Fに差が出てくると考えられます。

くどいようですが、純正はそれを踏まえて設定されています。

ところがです。

ECUを書き換えてから、オカシくなっちゃったEGについてを
ご紹介させて頂いた事があります。

すいません、ハナシがズれちゃいました。

セッティングやECUのハナシは壮大なので、またご報告します。

今回は熱のハナシでした。