エンジンをあけて、経験がまだまだ少ない弊社はイロイロと観察をして、
各部を計測して、大事なデータとして蓄積していきます。
たかが4台のエンジンですが、目視でも顕著な差を見つけられます。
エンジン内部なんて見えないですから。
ざっくりとですが、
ヘッド周りのカーボン堆積状況
ピストンヘッドのカーボン堆積状況
ピストンリングの摩耗状況
シリンダーのキズ
メタルの状態
データとして、全て蓄積しています。
アタリマエで月並みなことなんですが、
オイル管理
が大きく差が出ることもわかりました。
イイEGオイルを使って、EGオイルクーラーで適切に温度管理されると、
各部の状態はやはりイイんです。
EGオイルクーラー無し、オイルもディーラーか量販店の安いモノ、
交換サイクルも長めだったりすると、いろんな所が良く無いです。
そんなことは誰でも知っているハナシだと思いますが、こうやって
目の当たりに見せつけられると、もっと啓蒙活動の必要性を感じます。
昨日の繰り返しの感もありますが、出所のキチンとした品質の良いオイルを
車両の使用状況にもよりますが、早めの交換サイクルは必要最低限です。
必要最低限なハナシであって、十分ではありません。
やはり十分性を謳うなら、オイルクーラーしかありません。
もう何回も聞いたよ ┐(-。ー;)┌
って、耳タコ状態だとは思いますが、大事なことは何回も書かないと
伝わらないことも知りました。
このEGは、オーバークールくらいがちょうどイイみたいです。
と言うのは、どうもこのエンジンと言うかEGルームも含めてのハナシですが、
熱がかなりこもりやすいようです。
ま、SRやS2000やロードスターと比較しちゃいけないんでしょうが、
熱がこもるといろんなところに悪さしてくるようです。
そもそもEGの温度状態を知るためにの水温と油温ですが、EG内部の
温度分布まではわかりません。
どのEGにもあるんでしょうが、熱がこもりやすいシリンダーや
空気が入りにくいシリンダー。
6気筒もあると、個体差があるのは仕方ないハナシです。
先日、バンク別のA/Fのハナシをアップしたことがあります。
断定できるほどの症例を経験したとは言い切れませんが、右と左のバンクで
A/Fが違う車両が多いです。
可能性は、純正状態での
6個のシリンダーに入る空気量の個体差
燃焼室容積の個体差
インジェクターの個体差
このあたりが考えられます。
だからかもしれませんが、純正はムダに濃い設定になっています。
もっと書けば、
エアフロセンサー
A/Fセンサー
O2センサー
これらの出力特性が全て同じと言うことも限らないです。
それが結果としてA/Fに差が出てくると考えられます。
くどいようですが、純正はそれを踏まえて設定されています。
ところがです。
ECUを書き換えてから、オカシくなっちゃったEGについてを
ご紹介させて頂いた事があります。
すいません、ハナシがズれちゃいました。
セッティングやECUのハナシは壮大なので、またご報告します。
今回は熱のハナシでした。