アインシュタインの名言集、けっこうツボです。
何かを学ぶのに、自分で経験する以上の方法は無い
最近、この言葉を痛切に感じます。
弊社でできること、できないことがあります。
できないことは、当然、外注に依頼します。
弊社でできることでも、時間がかかるので以前は外注に依頼していたこと、
それをほとんど自社でやるように移行しつつあります。
結局、弊社でやり直し、手直しすることが多く、2度テマ3度テマですから。
経験、やはりとても強力な武器だとつくづく感じております。
弊社のピロロワーアーム、コンマ数ミリ単位で精度を追求していることは
もうお客様にとっては耳タコだと思います。
ピロは元来、遊びがゼロです。
数ミリ、ヘタすりゃセンチ単位で動いちゃうロワーアームのゴムブッシュを
ピロにすることで、リクツ的には遊びがゼロになるはずです。
せっかくのピロ化なのに、純正のスラスト方向のガタ
純正のゴムブッシュは、スラスト方向にもたわんじゃいます。
だから、1ミリ程度の遊びを気にしても意味がありません。
ところがです。
0.1ミリの精度にこだわると、取り付けにエラい苦労します。
真っ直ぐ丁寧にスベり込ませるように入れていかないと、純正の取り付け部に
すぐに喰っちゃいます。
そこをムリクリ押し込むと、100%カジります。
つまり、ちゃんと付きません。
もう5台も装着すると、コツをつかんできます。
コッチ側の角度からそっちにひねって・・・・。
ところがです。
とてもありがたいことに、弊社の製品をお取り扱って下さる遠方のお客様、
地元のショップさんや、ディーラーさんでのお取り付けパターンで
コレ、付かないんですけど~~
と、なりかねないほどの知恵の輪状態です。
そもそも純正のレイアウトも良く無いんです。
純正のガン鉄製フュエルラインが、ガッツリとジャマします。
これを上手に避けて、スポってうまくお取り付けができるメカニックさんは、
相当な熟練度か、かなりの経験をお持ちと推察されます。
弊社のヒット商品のエンジンマウントやエロいフェンダーのハナシですが、
モンダイ無くちゃんと付きましたよ
ってパターンもあれば、
全然合わなくて苦労した
ってパターンもあります。
純正の鉄のパネルしか経験が無ければ、FRP製品を一発でキレイに
取り付けようというのは、かなりのムリがあります。
FRPには鉄には無いクセがあります。
経験や技術の無さを棚に上げて、弊社の製品が作りが悪いって
文句を言ってくる業者さんもあります。
弊社お得意様の福岡のS藤様が、みんカラで詳しくご紹介下さっています。
いつもいつもありがとうございます。
S藤様がお出ししていらっしゃるショップさん、集っているお客様から
推察させて頂きますと、かなりの技術をお持ちのようだと思います。
そのシヨップさん、S藤様の車両をとてもキレイに仕上げて下さいました。
さらには弊社の製品の品質の高さを評価下さるというオマケ付きでした。
神戸で実車を拝見するのが、今から楽しみです。
そのような高い技術を有するショップさんは希有です。
量販店やディーラーさんでも、問題無く弊社製品をお取り付けができる
そんな仕様に仕上げなくてはならないとはいつも考えています。
精度を追求することは、取り付けに技術を要することになってしまいました。
ナントカなんねぇかな・・・・
って、考えたらナントカなりました。
ヤケにアッサリしていますが、これでもかなりイロイロと試しました。
精度はそのままで、ピロのインナーレースを車体側に取り付ける時に
カジる危険性はほとんどなくなりました。
こうやって常に問題意識を持って取り組むと、必ず何か上があるモンです。