さてアシの重要性や優位性なんて誰もがアタマでは解っているとは思います。
純正がイチバンだなんて感じているZ34V36乗りなんてほとんどいないと
思いますが純正でイイやって人は多いでしょうね。
またまたいつもの繰り返しで申し訳ないキモチですが2台乗り比べれば
誰でも判るハナシなんですが一般にはそうそうそんな機会はありません。
今さらアシのハナシなんて書いてもほとんどの人がスルーだと思いますので
別な角度から書いてみたいです。
Pさん、I町さん、そして鈴鹿支部長のI田さん、コンスタントに積極的に
サーキットで自己鍛錬を積んで着々とタイムに顕れています。
今シーズンを迎えて共通の課題に直面し一台一台解決しております。
そしてそれが弊社の大事なデータとなって蓄積できています。
それがアシの仕様変更です。
前述の3名のお得意様、なんだかんだでもう長いお付き合いとなりました。
ver1をお買い上げ下さってver2に仕様変更してからもう随分と
時間が経ちましたし走行距離も伸びてきました。
そうなるとショックアブソーバーを含めアシのオーバーホール(以下OH)
の必要性が出てきます。
ココで弊社ならではの独自の目線でOHについて語ってみたいと思います。
ショックアブソーバーが抜けてきたからOHしましょう
こんなハナシ、今でも世界中で繰り広げられていると思います。
もちろん間違っちゃいません。
ただ、おカネをかけてOHして仕上がったクルマのパフォーマンスがどうか?
ってことはほとんど語られることがありません。
お客様にとってはそれが最も大事なハナシのハズなのにお客様から積極的に
情報を要求することもまず見かけません。
ありがちなのがOHついでにちょっと硬くしといたから。
ちょっと硬くしたってドコをどのくらい硬くしたの?
ショックアブソーバーひとつとっても減衰に関するグラフって3つあります。
皆様が雑誌等でよく見かけるコレ。
ショックアブソーバーのストロークスピードと減衰力を表したグラフです。
その他にストローク量と減衰のグラフを以前にご紹介したことがありますが
自らノウハウを流出させることになるのでココで書くのはヤめました。
ココをこう硬くしたからクルマの動きはこう変わるよ
って責任持ってご案内しているショップさんってもちろん確実にはあるとは
思いますが一体どれだけ存在するんだろう?
前述のPさん、I町さん、そして鈴鹿支部長のI田さんのアシの課題って
とても明白です。
弊社の練習会に初めてご参加くださった頃と比較すると縦Gも横Gも格段に
アップしています。
ロガーを見れば実に顕著です。
弊社の助言を忠実に遵守下さいましてず〜〜っとソコソコタイヤで滑らせて
クルマをコントロールすることに修練を積んできた結果、同じタイヤで
秒単位でタイムが上がってきました。
それはいつもココで書いているように単純に運転技術が上がった証拠です。
ロガーを見れば一目瞭然です。
例えばココでも良く出てくるブレーキングの縦Gのおハナシです。
ブレーキングがそれほど甘いとはご本人は感じていなくてもだいたい最初は
0.8G程度です。
そこから努力を積み重ねて0.9G、1.0G、1.1Gと上がって行きます。
シツコイようですがタイヤは同じです。
ココでハイグリップに履き替えちゃうともう台無しです。
運転技術向上で縦Gに限らず横Gやコーナーリングスピードも上がります。
そうなると単純にノーズダイブ量やロール量が大きくなってきます。
その運転技術アップに対応したOH、仕様変更をしないと全く意味を成さない
どころかおカネをドブに捨てることにも等しいと弊社では考えます。
もはやツチノコアームのハナシでは無くなったとお感じでしょうがソコは
circuitconceptです。
ちゃんと有機的につながっておりますから。