今日も下に潜って、作業しながらイロイロと観察しました。
ここが元からひん曲がっているんです。
つまり、入力に対してそこがたわんでしまいます。
そもそもこのバーって要るのか?
結構重いですしぃ~~。
弊社の開発車両が戻ってきたら、外して富士を走ってみよう。
ヘアピンやプリウスやパナソニックのような低速コーナーの脱出で、
このバーを取り去ることによってトラクションは低下するのか?
300Rやコカコーラのような高速コーナーでリアが安定しないのか?
まずはその検証からです。
試しに取ってみるだけのハナシです。
実際にどんな動きになるのかを検証してから、弊社製のブレースバーを
どんな構造にするのかを決めていく予定です。
闇雲にガッチガチに固めりゃイイってモンでは無いところが難しいです。
3年くらい前のネタに書かせて頂きましたが、親交のあるD1シード選手と
ボディ剛性について語り合ったことがあります。
フロントは固めりゃ固めただけ良い。
リアはある程度逃がす必要がある。
と言う結論でした。
もちろん、それが完全に正解かどうかは断定するには僭越だと思います。
でも、弊社が追求する
絶対的速さより繰安性
タイム命よりドライビングプレジャー
を、具現化するには、大事なトコなんです。
絶対的速さを追求すると、どうしてもスイートスポットが狭くなりがちで、
ちょっとしたミスも拒絶するような車両になっちゃうんです。
以前に、GTドライバーの青木孝之選手が、弊社の車両に乗って下さって
懐が深い
と言う評価を頂戴致しました。
まさに、弊社の追求している現象をプロドライバーが評価下さった瞬間です。
プロではないお客様が、運転していて楽しさを感じて欲しい。
ちょっとやそっとミスしても、大きな破綻をしない。
安心して踏み抜ける。
そんな車体を作るために、他社さんとは違ったアプローチをしております。
つっかえ棒、ブレースバーとかパフォーマンスバーって言うんですけど、
繰安性にどう言う影響を与えるのか? を一つ一つ検証していきます。