日別アーカイブ: 2015年5月4日

経験という名の授業料ネタ

やってもうた~~~

今度はナニ?

内装です。

最近のクルマって、コストダウンのために内装が樹脂のツメで留まっています。

ボルトのアタマが見えていれば、ソレ外すんだろうなって誰でもわかります。

樹脂のツメ、引っ張るしかありません。

ただ闇雲に引っ張ると、ほぼ100%割れます。

だから、こういうモノを買って、事前に調査します。

servicemanuals

ドコとドコに樹脂ツメがハマり込んでいるのか?

Z34はさすがに憶えました。

フロント、リアバンパー外す選手権かあったら、表彰台間違いナシです。

優勝じゃないんだ・・・・。

こう言うのスゲー得意な人って、一人二人はいるモンです。

どういう順番で外せばイイのか?

それも時間効率に大きく寄与しますから。

例えばZ34のリアバンパー。

目を閉じれば映像が浮かびます。

1.リアのハッチゲートを開ける

2.ゴムのモールを半分外す。全部外す必要ないんです。

3.内装のフック付きクリップを4つ外す。

4.リアの内装を上に思いっきり引っ張る

5.そこにくっ付いているランプを外す。

6.サイドの内装を横に引っ張る。

7.リアコンビネーションランプの上のカバーを外す。

8.リアコンビネーションランプを留めているM6のボルトを4本外す。

9.リアコンビネーションランプの室内側のアタマが8mmのナットを外す。

10.リアコンビネーションランプのコネクターを外す。

11.リアコンビネーションランプが外れる。

12.リアタイヤのインナーフェンダーを留めているクリップ3つを外す。

13.タイヤハウス内のリヤバンパーのタッピングを外す。

14.リヤバンパー下側のM6のボルトを左右1箇所ずつ外す。

15.リアバンパーの下側、真ん中のクリップを外す。

16.リアバンパーを留めている4つのクリップを外す。

17.ナンバープレートを水平にする。

これでリアバンパーは外れます。

でも、ちょっとだけ外したところで、コネクターを2箇所外します。

バックカメラが付いていると、タッピングを5箇所外して、リアの
ナンバー灯あたりをアッセンブリーで外した方が効率がイイです。

ここまで、30分かからないです。

もう、20台以上やりましたから。

これが経験、ってヤツです。

経験を積むことによって、創意工夫もしますし、ミスも減ります。

でも、最初はどうしてもやらかしてしまいます。

例えば樹脂製のクリップ。

割れるのは仕方ないです。

でも、割れにくい外し方に気が付いちゃいました。

気が付くまでは、パッキパキ割りました。

Z34は20台以上の弊社デフオイルクーラー装着実績があります。

V36、M山様の車両が初めてでした。

Z34と同じ所、違うところを模索しながら、違うところは作り替えです。

で、やっと無事装着。

テスト、検証を済まして最後に内装です。

アレ、うまく行かない・・・。

サービスマニュアルを見て、嵌合クリップの位置を確認してもう一回。

ダメだ、うまくいかない・・・・。

この手のクリップは思い切りが大事だ、と言い聞かせて一気にやってみる。

バキッ

割れました (T_T)

外れたのを見てみると、外す方向と角度を間違えていました。

サービスマニュアルには、そんなこと書いてないし・・・。

これも経験という名の授業料でした。

早速、日産で新品を手配します。

M山様、もう少しお待ち下さい。