日別アーカイブ: 2019年10月25日

2泊3日の台湾中国ツアーネタ、その2

で、マフラーの中身に弊社がどうおカネをかけてるかってハナシです。

そもそもマフラーってのは消音器です。

マフラーが無かったらとてもじゃ無いけどマトモに乗っていられない爆音を
96db以下まで下げると言う最大の命題があります。

車検非対応のマフラーなら作るのは圧倒的にカンタンです。

昨日も書きましたが96dbって皆さんが想像するより結構な音量ですよ。

え、これで車検通るの? ってくらいです。

じゃ、何で車検対応のマフラーってとても静かなの? ってなりますわな。

ホントにマフラー交換したの? って下廻り覗いちゃうようなのまであります。

これは一体どゆことなのか?

ま、恐らくメーカーが冒険をしたくないって事だと弊社には想えます。

弊社がチャレンジしている2つの冒険があります。

まずは例えば95dbで作ったとします。

マフラーメーカーにはいろんな懸念があります。

新車でZ34V36をお買い上げになったお客様がすぐにマフラーを
装着して3年後の1回目の車検まで使い倒したとします。

で、キチンと車検に通るのか? って事をメーカーは最重視します。

そりゃそうです。

1回目の車検に通らないとそりゃあエラいこってす。

そうなるとやはりメーカーはこう考えます。

ある程度は抜ける事を考慮して最初から静かに作ったれ

で、必要以上に静かになる、と。

もう一つ大きなメーカーの懸念があります。

マフラーメーカーは加速騒音試験をド純正の車両で受験します。

もちろんECUも純正、エキマニも純正です。

そこで95dbあたりの攻めたマフラーを作っちゃうとその後にECUや
エキマニやスポーツ触媒を交換すると確実に96dbを超えるんですね。

で、車検対応なのに車検に落ちる、と。

あんだよ車検通らネェじゃん

ってメーカーは糾弾されるワケです。

だから最初からマージンを取って静かに作る、と。

高いカネ出してせっかくマフラー入れたのに純正と大して変わんないじゃん

となります。

弊社がいつもココで書いています。

自分が客だったこんな製品が欲しい

必ず常にその理念は貫いてきています。

せっかく高い製品を買ったんだから少なくとも価格相応の性能は欲しい

誰もが感じると思いますし車検対応なんだからしょうがネェじゃんでは
弊社も済ませたくはありません。

こんなこと書いちゃってますけど現実はとてもタイヘンです。

だから繰り返しになりますが車検非対応のマフラーなんてずっとカンタンです。