日別アーカイブ: 2016年5月31日

次にやるべき事が山津波のようにやってくる、ネタ

繰り返しでシツコイようですいませんが、弊社の開発理念は

乗りやすさ

です。

修行みたいなクルマいっぱい見てきましたし、お客様の車両をお預かりして、
よく乗っていますね、って言うのも少なくありませんでした。

弊社サスペンションキットも、熟成に熟成を重ねています。

乗りやすさを犠牲にすることなく、少しずつ運動性を加味していきます。

良く曲がるアシって、危険と表裏一体です。

曲がらないアシがダメなのは、だれでもわかるハナシです。

回頭性、応答性を追求していくと、楽しいアシにはなりますが、
トータルで限界が上がったワケでは無いので、回りやすくなります。

クルマが回ろうとした時に、どれだけのコントロール性を持たせるか、
それが弊社が最も腐心している開発理念の内の一つです。

動かすべきところは、摺動抵抗をできるだけ減らしてスムーズに動かす。

そのための

フロントロワーアーム セミピロ

フロント調整式アッパーアーム

手で動かしてみると、純正よりも軽く動くように作りました。

書くのはカンタンですが、それはそれはメイク&トライの連続です。

弊社の試乗車に試作を取り付けまして、良好な結果を出しました。

ただ、課題も残っています。

精度を追求する余り、取り付けが大変でした。

取り付けるために、アッチをちょっとコッチをちょっと。

量産品としては、チト難アリです。

遠方のお客様が、地元のショップさんやディーラーさんでお取り付けの場合、
アッチ削ってくれとか、スペーサー入れてくれなんて頼めません。

弊社にてこの2週間で、あと3台ほどのお取り付けの予定があります。

それで車両個体差の検証が済むと思います。

そうすれば、やっと発送もご対応させて頂きたいと思います。

弊社のサスペンションキットとこれら組み合わせで、
ご試乗下さいましたお客様が大変感動して下さいます。

特に雨の日の安心感は、車両が別モノ、とおっしゃって下さいます。

タイヤを高次元で接地させること、まだまだ道半ばです。

現在テスト熟成中のスタビライザーも、面白い様に特性が変わります。

前述の様に、ハンドリングがキモチ良くても全て正しいとは限らないんです。

S2000がイイ例です。

NAロードスターもそうでした。

運動性、回頭性を上げることと同時に、リアが出た時のコントロール性を
常に意識しながらセットアップを続けています。

弊社で一度、手がけさせて頂きました Ferrari Challenge と言うクルマ、
新車でスリックタイヤが付いてくる様なマシンです。

ほんのチョット操作をミスると、氷の上を滑る様なクルマでした。

2,3ラップもすると、汗だくツユだくです。

せっかくのFRスポーツです。

コントロールする楽しみを享受して欲しい、そんなことを考えています。