と言うワケでですね、グラフの説明を考えました。
コップをスプーンかなんかで
キン
って叩いてみます。
思いっきり叩くと割れます。
そのキンが固有振動数です。
コップに水を入れて、また、
キン
ってやってみると、音が変わりますね。
固有振動数は、材質や条件によって変わります。
で、水を捨てましてもう一回です。
今度は2個、同じコップをまとめて
キン
ってやってみます。
音が大きくなりますね。
これが1/31の3つめのグラフの話です。
3個同じコップだと、もっと音は大きくなります。
純正というのは、デフから発せられるシャリシャリ音や振動は
3つのデフマウントとメンバーゴムブッシュで消し去られます。
物理的には、消すのではなく減衰しただけの話です。
お客様にとってはどっちでもイイんです。
純正のZ34やV36は、とても上質なスポーツカーもどきです。
もどき、と言うのは純正状態ではスポーツカーと言うには少し憚られます。
で、スポーツマインドを吹き込むためにお客様はパーツを購入します。
それによって、失ってしまうモノが大きいパーツも多く存在します。
菅生を走られていらっしゃるM黒様から、とあるパーツを入れたんだけど
とてもじゃないけどマトモに走っていられないから何とかして!!
ってご連絡を頂戴してからかなり経ってしまいました。
この手の製品って、実際に入れてみないとわかりません。
弊社の競技用のEGマウントよりも、はるかに大きな振動と騒音。
入れて初めて、まいったな~~~、になります。
気にならないお客様もいらっしゃるでしょう。
ほとんどのお客様はダメだと思います。
そんな罰ゲームみたいなパーツでガマンをしなくても、ちゃんと
振動減衰や共鳴を探求して、理論的に作られた製品であれば
ずっと快適にスポーツマインドを吹き込むことができるんです。
ショップさんやメーカーさんにはイロイロとお考えがあると思います。
タイムのためにゃ女房も泣かす
と言う硬派なお客様もいるとは思います。
硬派なのかな~~~
弊社が追求する方向性は
乗りやすさ
です。
乗っていて楽しいクルマ
です。
そこには、妥協は大きな障害です。
だからこそ、4回も5回も作り直しています。
一番初期型でもいっぱい売れたと思います。
でも、弊社はその安易な道を選ば無いだけのハナシです。