COSTCOのバイト時給って日本中ドコでも1200円なんですって。
ちなみにCOSTCOって、日本ではコストコですね。
アメリカではコスコって発音します。
そんなことよりも、ブレーキのご質問、毎日のように頂戴しております。
ちゃんと伝わっていない証拠ですね。
一つ一つ丁寧にご紹介させて下さい。
昨日と一昨日のネタにありましたような温度管理はとても大事です。
それよりももっとずっと大事なことは、システムとしてのブレーキ機構です。
4年くらい前にご紹介したネタに
消しゴムの理論
ってのがありました。
今、消しゴムなんてなかなか見かけませんよね。
消しゴムを机の上に置いて、指でポーンと横からひっぱたくと消しゴムは
スーーって滑ります。
今度は消しゴムの上から少し指で押しつけてみますと、今度は消しゴムを
横から押しても、なかなか動かないんです。
それを弊社は勝手に消しゴムの理論って呼んでいるだけです。
カンタンな物理現象で、Fで表される摩擦力は
F=μN
と言う実に易しい数式で決まります。
ここでμは摩擦係数と言いまして、材質、材料で決まる数値です。
Nは垂直抗力と言いまして、先ほどの上から押される力のことです。
富士の1コーナーは当然、ダンロップ前の300R先のストレートでも、
オーバー200Km/h からのフルブレーキングです。
弊社の1号機改め戦闘機でデータ取りをした時に、タイヤがNEOVAでも
最大減速Gは1.2G近く出ています。
お客様の車両をテストして、1G出ている車両が1台もありませんでした。
またまたしつこいようですが、ちゃんとやっているショップさんもあります。
そう言うショップさんでちゃんと結果が出ている人は弊社には来ません。
純正というのは、イイ意味でも悪い意味でもバランスが取れています。
サーキットに行くってんで、パッドを交換してみます。
もちろん純正よりも効くハズです。
ところがです。
全てを試したワケではありませんが、効くパッドに交換したとしても
純正のディスクローターやキャリパーとの相性問題が発生します。
特に、Z34の純正ディスクローターは・・・・・・・です。
効くブレーキが止まるブレーキとは限らないんです。
さてさて、こうやって多くの問題を一つ一つクリアしていって、
ちゃんと止まるブレーキを手に入れたとしても、
ノーズダイブが大きいと、リアの荷重がどんどん小さくなっていきます。
クルマはトータルバランスです。
こんなデバイスでサスペンションストロークを検証しています。
一般にストロークセンサーって呼ばれていますが、正式には
LinearPotentioMeter
と言います。
アメリカ製です。
もちろん日本製も存在しますが、価格は3倍します。
1.3G、1.4Gと目指して行くには、闇雲にやっていてもハマるだけです。
ABSが介入するとき、リアの荷重がどうなっているのか?
温度管理以前のモンダイです。
ブレーキシステムにも律速段階があります。
今ソコをやらなくても・・・・。
APだろうがBREMBOだろうがALCONだろうがPFCだろうが
装着してからのセットアップ、調律は絶対に必要です。
ポン付けで性能が発揮できるほど甘くありません。
そのためのデータ取りをコレで終わり、ってのは弊社ではやりません。