Z34、ドライカーボンドアミラーネタ、その22

先日、納車させて頂きました福島県いわき市のM本様から
ご丁寧に、ご報告のメールを頂戴致しました。

******** 前略 ***********

先日はありがとうございましたm(__)m
サスペンションの変わりようがすごくて驚きです。

******** 後略 ***********

いつもいつもありがとうございます。

ところで、今日は忘れられかけたシリーズ。

ドアミラーって、どうなってんの?? ┐(;´∧`)┌

ホントに文字通り、牛歩ですがコツコツ完成しております。

この2セット、大阪のY本様分と、千葉のF井様分です。

doormirror1

Y本様も、F井様も、弊社のエロいフェンダーが既に装着されています。

Y本様の車両は画像がありました。

弊社のフェンダー、カンペキにお取り付け下さっています。

いや~~~、カッコイイです。

チリも塗装もカンペキです。

YM34

鯖が引っ越して、ドアミラーネタを全く見られなくなってしまったので
久々に、詳細にご報告させて下さい。

いつも弊社がここで提唱させて頂いています。

自分が客の立場だったら、こんな商品が欲しい!!

を、具現化していっています。

Z34や日産に限らず、どうも日本車はドアミラーの完成度が低い。

後方視認性が良けりゃ、なんでもイイ!!って印象を受けてしまいます。

日本の自動車メーカーって、ドアミラーのデザイナーはいないのかな?

Z34やV36、R35までもが弊社のトラックと変わらないドアミラー。

無いわ~~~~

まず、第一にカッコ良くなきゃダメです。

そして、やはり弊社はサーキットコンセプトです。

空力的に優れていなくてはなりません。

そして、軽量、高剛性でなければなりません。

さらには、純正のあまりにもひどすぎる前方視認性の改善です。

そしてそして、純正と同等の使い勝手です。

これだけの機能を全て盛り込んだドアミラー、世界でも弊社だけです。

これこそ、世界最高峰品質です。

さ~、一つ一つ解説させて下さい。

まずは空力ですね。

2014年3月11日のネタです。

純正を上から見た時のレイアウトです。

mirrorairflow1

あいかわらず、ざっくり杉。

こんなカンジで、うまい具合に空気って流れてくれないんです。

また、復刻版を書かなくてはなりませんが、空気って表面を通らないんです。

つまり、こうはならないんです。

mirrorairflow2

実際には、こうなります。

mirrorairflow3

で、ドアミラーにガシガシ走行風がアタって、抵抗になります。

だから、空力的にはドアミラーと車体をもっと離す必要があります。

そうは言いましても、車検の問題だったり使い勝手だったりと
イロイロと制約があります。

で、純正との比較画像を載せてみました。

doormirror2

CD値が大幅に改善されていることも、画像から伝わるんでは無いかと。

最高速が伸びるドアミラーって、ステキじゃあ~りませんか。

もっと弊社のドアミラーに関する空力のネタ、また明日です。

弊社のエロいフェンダー、実はお客様からのネーミングです。

ある日のお客様からのメールに、

御社のエロいフェンダー、購入希望

ってメールを頂戴して以来です。

このエアロアナライズドドアミラー、何てネーミングになるのだろう?

Z34、軽量高剛性高冷却性フロントリインフォースネタ、復刻版

フロントバンパーを外すと、デーンと純正のリインフォースがあります。

何回か書かせて頂きましたが、コイツがよろしく無い。

reinforcegenuine

ちょっと数字が見づらいですが、6.0Kgを示しております。

純正のバンパーですと、コイツは見えないです。

そりやそうだ。

そもそも弊社がフロントバンパーを開発した理念が、空力と軽量化と冷却性と
そして大事な見た目です。

見た目は、どうしても賛否両論に分かれてしまいます。

それはお客様の好みですから、どうすることもできません。

ただ、空力や重さや冷却性はすぐに結果が出ます。

フロントバンパーのおハナシは、また改めていずれご報告させて下さい。

今日はリインフォースのネタです。

せっかく、空力や冷却性能を追求してフロントバンパーを作りました。

で、装着してみると、純正のリインフォースが丸見え。

他社さんってどうやっているんだろう??? って、ちょっと調べてみますと、
純正のリインフォースを黒く塗っちゃっているパターンが多いです。

弊社がそんなことしたら・・・・。

で、空力にも冷却性能にも悪影響を及ぼすリインフォースを作りました。

純正は牽引フック込みで6Kg。

弊社製は、軽量牽引フック込みで3.6Kg。

reinforce304

2.4Kgの差を大したことないと考えるか?

それとも、オーバーハングの一番先っぽの軽量化を真摯に受け止めるのか?

真摯に受け止めて下さったお客様が、お買い求め下さるんですけどね。

弊社ステンレス製フロントリインフォース、48000円です。

弊社のバンパーをご装着のお客様や、これからご装着予定のお客様には、
38000円でご提供させて頂いています。

今ハヤリのセット割りってヤツです。

で、昨年も一度、ご紹介させて頂きましたが現在チタンで作っています。

チタン製のリインフォース、どうなったの?

って、お問い合わせ、ちょくちょく頂いちゃうようになりましたから、
進捗状況をご報告させて下さい。

やはり、軽量牽引フック込みで2Kgは切りたいです。

軽く作るだけだったら、1.5Kgくらいにはなるとは思います。

でも、剛性が不足します。

ただ単純に左右をつなぎ止めるだけでなく、弊社は、ねじれ剛性も着目します。

サーキット走行では、フロントのタイヤの接地性にも影響しますから。

FDやロードスターで経験しましたが、フロントセクションは堅ければ
堅い方がハンドリングがずっと良くなります。

ステアリングを切った時に、アウト側のタイヤから大きな入力があります。

そして、サスペンションを介してボディに大きな入力があります。

車体、よじれます。

だから、純正でもゴッツいリインフォースやタワーバーが付いているんです。

わざわざコストをかけて。

だから、少なくとも純正と同等の剛性は必要なんです。

軽量化と高剛性の両立。

弊社の永遠のテーマです。

律速段階ネタ、復刻版

2011年11月6日のネタです。

律速段階

化学の用語です。

AとBを混ぜてCができる、なんてカンタンなハナシ、あんまり無いんです。

その間に、中間体みたいなモノができることも多いですし、実際には
もっと多段階反応であることが多いからです。

右手に赤い液体が入った試験管、左手には青い液体が入った試験管、
それをビーカーに同時に入れて、ボカンみたいな・・・。

そんな70年代の仮面ライダーみたいなハナシ、そうそうありません。

化学反応速度をつかさどる要因って、温度だったり圧力だったり濃度だったり。

触媒を加えるとどれだけ効果があるとか、とても深いです。

それだけ要因がいっぱいある多段階反応の中で、反応速度を最も支配する、
1個の反応を、化学用語で律速段階って言います。

ナニ言ってっかわかんねぇよ (#`Д´)ノノ┻┻’、・゙

ってお客様のために、この辺にしておきます。

で、わかりやすく水道のホースネタです。

弊社の過去4年半のネタで、ベスト3に入るほど高評価のネタでした。

こんなホースがあったとします。

restrictedhose

左に水道の蛇口を付けて、右にバケツかなんかに水を貯めるとします。

水道の蛇口を開けても開けても、なかなか思うように水が貯まりません。

それでは、もっと水をたくさん早く貯めるにゃどうしたら良いのか?

ホース “C” の部分を太くすりゃイイと、誰もが思いますよね。

ホース”C” をそのままにして、ホース”B” や ホース”D”を太くしても、
結果、つまり貯まる水の量は全くと言ってイイほど変わらないんです。

つまりこの水の量を支配している部分は、ホース”C” と言うことになります。

それを律速段階と言います。

チューニングも全く同じことだと、弊社はずっと提唱しております。

こっちが先でしょ

それは今やんなくても・・・

何でそれ先に付けちゃったかな~~~

ホース”C” に手を付けないで、ホース”B” や ホース”D” に投資する。

弊社でお預かりしているお客様の中に、そんな車両があるんです。

結果が変わらないならまだイイ方でして、悪くなっちゃうこともあります。

純正に戻しましょう!!

って、何十回言わせて頂いたことでしょうか?

スゴい部品を付けると、車両がスゴくなったような気がします。

プラシーボ効果

と言います。

昔からの弊社の開発日記の読者なら、

ああ、アレね。

ってヤツです。

もう、書くことができなくなりました。

弊社では、取り外した残骸がいっぱいあります。

取り外した後に、お客様からの異議申し立て、一回も無かったです。

ホース”C” の部分に相当するのが何なのか?

なかなかお客様には判断が難しいとは思います。

純正というのは、それなりにちゃんとできております。

それなりに、ですけど。

フツーに法定速度を守って、フツーに走るには十分に設計されています。

それがフツーで無いことを始めると、どんどんホース”C” がネックとなって
様々な障害を引き起こしてきます。

責任ある情報発信として、ホース”C” をキチンとお伝えしていけるように、
イロイロとハマった分、フィードバックして行きたいと思います。

10年20万キロ乗るゾ、ネタ、その2

今年は作業の合間を縫って、積極的に走りに行くことを予定しております。

ホントか?

でも、今のところ走りに行けるクルマがありません。

弊社のZ34は、なんだかんだで春くらいではないかと思います。

その前に、チャッチャとFDを走れる状態にしたいです。

現在は、代車で出ております。

近いうちに、弊社に戻って来ます。

タイムがどうのこうのの前に、お客様とサーキットをご一緒できるほどには、
事前準備がかなり必要なんです。

少なからず外車を含めて、ほとんどの市販車は対策が必要です。

去年もご紹介させて頂きましたが、弊社のFD、最終型の6型とは言え、
そのままサーキットで全開すると、かなりの確率で壊れます。

1.ラジエター

タダですりゃ、純正でもオーバーヒート気味のFDです。
すぐにフェイルセーフが介入して、走れなくなってしまいます。
アルミの3層ラジエター、既に手元にあります。
これで水温はOKっと。

2.EGオイルクーラー

これも無いとハナシになりません。
そのままだと、自ら進んで壊しに行くようなモンです。
純正で、ちっちゃいEGオイルクーラーが付いています。
完全に容量不足です。
また凝ったことをし始めると、いつになるかわからないので、
チャッチャと、もう一個追加します。
ソコソコはイケるハズですから。

3.ブレーキ

これは弊社の大得意とするところなので、徹底的にこだわります。
そんな時間あんの? ってハナシですよね。
散々やった経験があるので、Z34やV36みたいにイチからでは無いです。
それでも、もっと上があるはずだ、の精神でスゲーの作っています。

4.強化AT

オートマなのっ???
そうなんです。
弊社には現在、3台のFDがあります。
このATのFDは、元々が代車用です。
代車ならFDじゃ無くてもエエやん、ですよね。
イヤイヤ、そこが弊社です。

6.タイヤ、アルミ

現在の純正装着は、F 235/45-17,R 255/40-17です。
タイヤも死にかけているし、サーキット走行では役不足です。
少なくとも、Fも255です。
タイヤは最初はFEDERALの595RS–Rで十分です。
十分と言うより、そっちの方がイイんです。
近いうちに、律速段階のネタ、復刻版をアップし直します。
他の大事なところを後回しにして、ハイグリップタイヤを履いても、
とりあえずタイムは出ますが、その先がありません。

7.サスペンション

これも、無くても走れますが走りに行ってもツマン無いです。
FDで実績のあるアシって、掃いて捨てるほど出ていると思います。
何回も弊社が提唱させて頂いておりますコントロール性重視のアシ、
試してみたいと言うお客様に、バンバンお貸し出しする予定です。

8.SP-A

SP-Gでも十分ですけど、仮に代車とは言え、弊社のデモカーに
付いていないってどゆこと? です。
純正のシートで富士なんか走った日にゃあ、次の日背中が激痛です。
年は取りたくねぇなぁ。

9.4点

このレベルだったら、純正の3点でもだいじょぶっちゃだいじょぶです。
でも、モータースポーツの裾野を広げていこうという弊社です。
4点は、安全という見地からも必須メニューに入れておきました。

10.メーター

これも無くても何とかなりますが、何とかなる程度です。
ちゃんとモニタリングしていれば壊さずに済んだハナシいっぱいあります。
詳細はまた後日に、M田様のZ34にお取り付けの時にご報告いたします。
いっぱいメーターが付いた方がカッコイイと言うお客様もいらっしゃいます。

富士や鈴鹿を全開するなら、

油温
油圧
水温
ATフルード
デフオイル

あたりは必要になって来ると思います。

で、ここまでが必須メニューですね。

最低限の準備です。

サーキット走行って、それなりにおカネかかります。

かけるべきところに投資をしないと、トータルでは余計におカネかかります。

最低限のことに加えて、もっとやらなくてはならないことが襲ってきます。

マフラー、腐ってます。

オールステンのマフラー、ちゃんと新品がありますので交換しないと。

純正触媒、多分、死にかけています。

そのままで富士なんか全開したら、純正触媒すぐ詰まって、排圧上がって、
タービン壊すか、エンジン本体壊すか・・・。

あと、ゴム系、全部ダメです。

近いうちに、ゴム系は全部交換していかなければなりません。

サーキット全開なら、ベアリング類も早期にやっておきたいです。

フュエルポンプも、新品に交換しなくてはなりません。

ストレート全開時に、フュエルポンプが突然死を迎えると、
もれなくエンジンも突然死ですから。

そうすることによって、この先何年かは安心して全開できますから。

Z34やV36にも、いずれやってくるハナシもいっぱいありますので、
FDでの経験は、弊社の大切な引き出しになります。

長く安心してお乗り続けるためには、壊す前に予備対策が効果が大きいです。

久々のカスタマーサービスネタ

昨日は群馬県富岡市で、今日は福島県いわき市です。

もちろん、弊社のお得意様の車両の搬送です。

おっかし~な~。

八王子があれだけ雪降ったのに、群馬県富岡市も福島県いわき市も
雪が全然ありませんでした。

八王子、どんだけ豪雪地帯やねん (TT)

昨日は、長野新幹線って初めて乗りました。

naganoexp

今日はM本様に無事、車両をお納め致しましてこれから帰りますが、
最終電車が水戸までしか行かないのでとりあえずここで一泊です。

lasttrain

いわきから水戸までの終電、暖房が入って無くてメチャクチャ寒かった。

ハナシ変わりまして、Z34や、V36って高価なクルマです。

お客様皆様、大事に大事にしております。

その大事な車両を、弊社のような浮き草ショップにお預けになります。

弊社も愛情を持って、大事にお納めさせて頂いております。

もちろん、不備が無いように確認をしますが、

やってもうた〜〜〜〜

弊社のフロントバンパー用の軽量牽引フック、中に置きっ放し。

m34mistake

何てぇミスだ     (´△`)

もちろん、取り出してちゃんと付け直します。

アタリマエです。

M本様の車両は、弊社の3Dラジエターシュラウドが付いておりますので、
フロントバンパーを完全に外さないと、この置き忘れたフックが取れません。

弊社のフロントバンパー、もう50台くらいお取り付けさせて頂きました。

気が緩んだワケでは無いんですが、慣れてきてミスを誘発してしまったのか?

ちゃんと初心に帰って、一つ一つフローチャートを確実に追わないと、です。

弊社のフロントバンパーを外すのに、

まず、キズ防止のフェンダーのテーピングを貼る。

そして、後回しにすると絶対忘れて金網壊しちゃうから、牽引フックも外す。

次に、フロントアンダーパネルをメンドくさがらないで、全部外す。

タイヤハウスのインナーフェンダーフロントも左右とも外す。

この段階で、プラスチック製のクリップ、11個外します。

と、大体、2,3個割れて、こうなります。

damagedpin

特に冬は、パッキパキ逝きます。

もちろん、この割れた状態で再利用することはありません。

弊社では、日産純正のこのクリップ、まとめて100個くらい買います。

フロントバンパーをお取り付けのお客様。

エンジンオイルクーラーをお取り付けのお客様。

パワーステアリングフルードクーラーをお取り付けのお客様。

フロントフェンダーをお取り付けのお客様。

ATフルードクーラーをお取り付けのお客様。

少なからず、フロントバンパー外すためにこのクリップを脱着しますから。

一回目に外した時にはだいじょぶでも、2回目に割れることもあります。

割れたらまた新品に交換です。

車両を無事お納めしたときの、M本様のとても嬉しそうな笑顔。

その瞬間に、疲れってフッ飛ぶモンですね。

弊社のサスペンションキットに、弊社のフロントバンパーの組み合わせで、
高速走行が安定していて、車両搬送がとてもラクでした。

また、新品のドイツ本国モノのSP-Gのおかげで、いわき市までの4時間の
ドライブでも、全く疲れ知らずだったことも特筆モンです。

改めて、ドイツ本国モノのSP-A、SP-G、超オススメです。

さて、明日も朝イチで帰って、作業作業です。

M山様、V36のデフオイルクーラー、ごっそり作り直しました。
お時間かかって申し訳ありませんでした。

現在お預かりのM田様、W部様、N尾様、N町様、どんどん進めております。

ネタとして、ここでも報告させて頂きたいと考えております。

お預かり予定のN嶋様、F井様、K山様、H野様、K田様、N須様、
V36のF井様、Z33の大阪のM様、FDの京都のT井様、
そしてロードスターのN田様、首が長くなっちゃって申し訳ありません。

具体的なお預かりの日程、お電話差し上げたいと思います。

埼玉のI谷様、久しぶりにご連絡ありがとうございました。

Z33からZ34にお乗り換えとのご報告、大変ありがとうございます。

弊社マフラー、エキマニ、納期は1ヶ月程度です。

島根のI様、ご連絡大変ありがとうございます。

7月のスーパーオートバックス神戸さんのイベントでお会いできるのを、
楽しみにしております。

さらに、出荷発送。

明日は朝6時の電車で帰ろう。

500馬力への階段ネタ、その12

マルチスロットルのおハナシです。

先日ご紹介させて頂きました、AlphaRomeoの美しい6連。

機能美の極みだと思います。

古いおハナシだと、PrinceブランドだったときのSkyLineGT-B。

いくらなんでも古すぎだろ。

知る人ぞ知る、切替さんのお店で見せて頂いた512BB。

90年代では百花繚乱でカローラのAE101、111にまで付いていました。

RB26も6連スロットルでした。

さてと、Z34とV36のおハナシです。

VQ37VHRは、左右にスロットルがあります。

φ60が2個です。

単純に流路面積は、3cmX3cmXπX2=56cm2

例えば、AE111のトヨタ純正4連スロットル、φ45です。

2.25cmX2.25cmXπX4=63.6cm2

Z34のスロットル容量が、カローラより小さいなんて (゚Д゚;)

そのカローラAE111のトヨタ純正4連スロットルを、弊社の開発車両の
NA6改BPフルチューンbyJUNAUTOに搭載しております。

na8inductionbox

作ったのって、もう8年くらい前です。

弊社もハマった分だけ、この数年でイロイロとノウハウが蓄積できました。

純正のφ60が2個のスロットル、計算上は流路面積が約56cm2でした。

それを6で割ると、3cmX3cmXπX2÷6=9.4245cm2

直径はφ34程度となってしまいます。

上が回んないワケだ。

φ40の6連にしただけでも、大幅な容量アップとなります。

Lメカのフルチューンなんか、φ50なんてのもちょくちょく見かけます。

これも、もちろん適正値ってのがあります。

大きくしすぎると、ストリートで気むずかしくなってしまいます。

適正値、やはり実戦のテストがとても大事です。

いつできんの?

って聞かないで下さい。

開発費がたくさん必要ですから。

とりあえずは、イギリス製φ45のシングルスロットルは手元にあります。

た~~~いへんです。

こんなこと、弊社しか手を出さないと思います。

売れないだろうし・・・。

たぶん。

でも、完成したら素晴らしいカミソリレスポンスが手に入ります。

それを想像すると、ニタニタしてきます。

やっぱり頑張ろっと。

マンマシンインターフェースネタ、その14

また今年も大雪か・・・・。

snowing

本日、M様、納車予定だったのに・・・・・。

弊社のお得意様のM様、もう2年くらいのお付き合いとさせて頂いております。

いつもいつもありがとうございます。

最初はブレーキのお悩みの1通のメールでした。

APレーシングのブレーキキット、他社さんでご購入なさいまして、
お取り付けに関するお問い合わせだったと記憶しております。

もちろん、弊社でわかることは全てご案内差し上げました。

ところがです。

M様のご相談内容をお聞きすればするほど、アヤしい香りがしてきました。

お客様にとっては、天下のAPレーシングのブレーキキットです。

装着して悪くなることなんか、みじんも想像しなかったことだと思います。

何回かやりとりをさせて頂いている内に、思い切ってお伝え致しました。

「それ・・・、ちゃんと付いても・・・・良くならないです・・・・」

お客様にとっては、突き落とされたような衝撃だったと思います。

何回か書かせて頂きましたが、APにも松竹梅があります。

APは、松竹梅と言うランキングは付けておりません。

そりゃそうだ。

いくら梅だったとは言え、天下のAPです。

前後お取り付けて、工賃込みで100万前後はすると思います。

そもそもお客様にとって、松だったのか梅なのか判断できません。

装着後、やっとお客様はおわかりになるんです。

もちろんお客様が十分にご満足しているブレーキキットもあります。

そう言うお客様は、弊社にご連絡をして下さることは無いワケです。

でも、装着後に

アレ~~~???

ってなっちゃったお客様、それがきっと梅です。

M様は、お取り付け段階から、かなりトラブっていらっしゃいまして、
「それ~~~~、うまく付いても・・・・良くならないです・・・・」
って言われても、お客様はますます不安になってしまいます。

ほどなくして、

サーキットコンセプトさんの言ったとおりでした・・

と言うご連絡が届きました。

そこで、弊社の製品の現物をトラックに積んで直にご説明に伺いました。

お客様にしてみてば、

買う前に早く言えよ ヽ(`Д´#)ノ

ってハナシなんだと思います。

だからこそ、もっともっと責任ある情報発信をしていかなければならないです。

なぜ、そんなに差ができるのか?

実際に現物でご説明差し上げることがイチバンです。

ずっと気になっておりまして、1ヶ月くらいしてご連絡差し上げました。

楽しく無いので、あんまり乗って無いです ↓ ↓ ↓ 

弊社が、常日頃から危惧していることが現実のモノとなってしまいました。

おカネをかけてチューニングをして、その結果、乗りたく無くなってしまう。

大変残念な事だとは思いましたが、一度、純正に戻す提言を差し上げました。

で、しばらくして、

新しく買い換えましたので、イチからやって下さい

と言うご連絡を頂戴致しました。

バリバリの新車の内に、弊社のフロントバンパーとエンジンオイルクーラーと、
エンジンマウントとショートシフターキットをお取り付け下さいました。

で、今回は2回目の入庫です。

1回目がガッカリだったら、2回目は無かったと思います。

今回のメニューは、

弊社サスペンションキット

タイヤ、アルミホイール

SP-G、もちろん弊社のレール

MOMOのステアリングホイール

です。

m34interior

師匠のところで、最終セットアップをしてもらいました。

シート、ステアリング、ショートシフター、インテリア三種の神器です。

鯖を引っ越す前では、マンマシンインターフェースとしてご紹介しました。

クルマに乗っている時には、ほぼ常時、人間と接している部品です。

マンマシンインターフェースネタ、その1では、人間工学の見地から
この3つのインテリア三種の神器についてご説明させて頂きました。

ドイツ本国モノのSP-A、SP-Gの威力。

以前にもご紹介させて頂きましたが、トラックよりもデカい口径の
Z34の純正ステアリングを、適正なサイズに変更するメリット。

そして、純正のとても良いとは思えないシフトフィーリングの改善。

ほぼ常時ドライバーと接触している部品を、より良いモノに交換することで、
純粋に日々のドライビングが楽しくなります。

今回は、弊社サスペンションキットも同時に変更ですから、
かなりキビキビ気持ち良く動くZ34に大きく変貌です。

弊社の富士の練習会にも、彼女と来て下さいました。

今度は、長く長くお乗り続けて欲しいと思います。

Z34、Z33、V36、プログレッシブレートエンジンマウントネタ、その2復刻版

もう、弊社のマウント類をご装着下さっているお客様にはツマン無いですが、
今でも弊社に、割と定期的にお客様からお尋ねされるネタなんです。

ちゃんとここでご説明させて下さい。

競技用とストリート用、どう違うの??

競技用って、車検に通らないの?

プログレッシブレートって何なの? については、昨日ご説明差し上げました。

競技用とストリート用のネーミングが悪かったっぽいです。

compandst

曲線の傾きが違うだけです。

ざっくりと、同じ入力で変位が半分の設定です。

とあるコーナーの横Gで、純正のマウントではエンジンが2cm動くとします。

弊社のストリート用マウントでは1cm、競技用では0.5cm。

そんなカンジです。

もっともっと堅い設定もできますが、昨日も書いたように、街乗りムリです。

2010年5月から、一貫して弊社が主張していることですが、
Z34、V36、お乗り続けて欲しいと考えています。

タバコやジュースを買いにコンビニにも行って欲しいです。

彼女を助手席に乗せてデートもアリです。

奥様とお二人でZ34やV36でお買い物、素敵です。

弊社がお世話になっている、某有名ショップさんの若きメカニックK取くん。
せっかくのスポーツカー、車検が切れたまま4年目を迎えます。

先日も書かせて頂きましたが、

いい年こいて、ま~だこんなクルマに乗ってやがる

では、あまりにも悲しすぎます。

PorscheやFerrarriなら許されるようなモディファイも
Z34やV36だと、なかなか認知されにくいんです。

それなら、もっと上品に洗練されたスポーツカーにしちゃえばイイんです。

友人の結婚式だったり、同窓会だったり、スーツを着てRitzや
InterContinentalのフロントに乗り付ける。

クルマ回しといてね

って、ベルボーイさんにお願いした時の、ベルボーイの表情が楽しみです。

人間って、割と顔に出るモンです。

コレ、イイなぁ~~~↑↑↑

って表情をするのか? それとも・ ・ ・?

タイムのことだけを考えたら、もっとずっとシャコタンですし。

弊社で作業をしていると、通学途中の小学生が

GTRだっ

って言って通ります。

小学生にとっては、みんなRなんですね。

中学生くらいになると、

ウオっ、カッケー

に、なります。

近所のおばちゃんは、全く興味を示さないですが、おばあちゃんになると、

これ名車なんですってね~~~

って言ってくれます。

後ろ指を指されるようなクルマでは、お客様に申し訳ありません。

Z34をスポーツ専用にして、普段はLS600hにお乗りのK田様から、
普段はダイハツのS下様やN嶋様やG籐様。

もちろん普段は、ママチャリだったり、電車バスのみと言うお客様まで。

Z34やV36にお乗りになる特別な時間を大事にして欲しいと願っています。

彼女だったり、奥様だったり、友人だったり、

Zで行こうよ!

って誘ってくれるような、そんなクルマを目指して行っています。

ナニ甘いこと言ってんだ!!

と言うお客様、よござんす。

64チタン総削り出しのエンジンマウント、お作り差し上げましょう。

ただ、30分乗っていると耳鳴りします。

自律神経失調症になっても、弊社は一切関知致しません。

脅してどーする・・・。

こんなことをイロイロと考えていると、ストリート用と競技用が必要です。

競技用は、やはりそれなりの振動は感じられます。

弊社にとっては微振動なんですが、お客様にとって感じ方は様々です。

ストリート用は、ほとんど感じられません。

ここまで完成させるのに、3回くらい作り直しました。

競技用 39,800円

ストリート用 37,800円です。

Z34、Z33、V36、プログレッシブレートエンジンマウントネタ、復刻版

頭痛って、脳が膨らんで神経にぶつかってイタイんですって。

関節が痛いのは、炎症でも起こしてんのかな?

過去ネタはいっぱいありますので、10年20万キロネタの続きです。

で、おかげさまで、弊社の大ヒット商品となりましたマウント類のハナシです。

FDやロードスターで、たくさん経験させて頂きましたから。

ロードスターも10万キロを超えた車両は、かなりの確率でエンジンマウント、
チギれちゃっていたんです。

そりゃそうですね。

ず~~~~っと振動にさらされているんですから。

昨日も書きましたが、純正は柔らかすぎます。

それには、メーカーなりの理由があります。

コストです

458や991GT3などは、磁性流体マウントと言うのを採用しています。

Ferrarriは不当に高過ぎて参考になりませんが、991GT3の
磁性流体マウント、1個で10万円以上もします。

つまり、1セット2個で20万円以上することになります。

さすがにZ34やV36の適正価格を大きく超えていると思います。

ホッケンハイムアタッカーの、弊社の古くからのお客様に教えてもらいました。

「磁性流体と、ほぼ同じ特性のマウントあるよ」

で、早速、紹介してもらって直接会いに行きました。

Dr.Bentley、振動工学博士でした。

弊社も工学知識で武装して行きましたが、その道のプロフェッショナルの前で
モノのみごとに玉砕して、しっぽ巻いて帰るしかありませんでした。

それでも、昼食も一緒にどうだ? って始まったミーティング。

あ~でもない、こ~でもないと白熱したミーティング、夕食まで続きました。

別れ際にDr.Bentleyに言われました。

オマエ、ホントに好きなんだな

FDは、タイム命の開発で、どんどんエスカレートしていきました。

純正のマウントは、もちろんフツーのゴムです。

ゴム硬度で言うと、45~55です。

当時、MAZDASPEEDさんから、ゴム硬度70のマウント出ていました。

弊社はそれにモノ足り無さを感じて、アルミ削り出しで作りました。

タイム命のFDです。

快適さなんて求めちゃいけません。

ナニ甘いこと言ってんだ!!??

振動、騒音、それが何か?

オトコのクルマだぜ!!

で、済みました。

済んだのかな~~~??

Z34、V36、、、、ムリです。

以前に、Z33にNISMOさんの強化ゴムマウント搭載の車両に乗りました。

ムリです。

助手席の人と、マトモな会話ができないレベルです。

と言うワケで、Dr.Bentley  開発のプログレッシブレートです。

ところで、プログレッシブレートってナニ?

プログレッシブレート、非線形特性とも言います。

あ、ドン引きの気配。

わかり易く行きます。

ゴムパッチンのハナシです。

ゴムを10cm引っ張るのに10g必要だったとします。

20cm引っ張るには20g、30cm引っ張るには30g。

それが線形と言います。

最初に言ったモン勝ちで、ロバートフックの法則と言います。

数値キライ!! ってお客様のために、可視化してみました。

progressiverate1

青が線形で、赤がプログレッシブレートです。

世の中に出回っているマウント類は、青い線形特性です。

堅いマウントを作ろうとすると、自然に入力が小さい時でも、
つまりアイドリング時にもそれなりに固くなってしまいます。

それが不快な振動となって伝わってくるんです。

赤のプログレッシブレート曲線は、アイドリング時に柔らかいんです。

入力が大きい時には、逆転して青い線形特性よりも堅くなります。

スポーツ走行時の入力が大きい時に、赤は固く踏ん張ってくれます。

線形の青は、それほどでも無いんです。

プログレッシブレート、良いトコ取りです。

アイドリング時には、純正状態。

サーキット走行では、NISMOさんのマウントよりずっと固くなるんです。

そんな良いトコ取りの特性のおかげで、大ヒット商品となりました。

ところで一部のお客様から依頼されましてZ33用のマウントも作りました。

弊社以外でも

Central20さん、

スーパーオートバックス浜松さん

スーパーオートバックス千葉長沼さん

でも、鋭意お取り扱って下さっております。

Z34用は、常時在庫をしておりますが、Z33用はお問い合わせ下さい。

Z34,V36、10年20万キロ乗るゾ、ネタ、その1

何とかなるかと思いましたが・・・。

やっぱりカラダ、壊しました。

情けない・・・・。

インフルエンザではありません。

ただの過労です。

熱が出ました。

休んでらんないのに (T_T)

今日のネタは、ミラノのマルペンサ空港で書いたモノです。

ここのところ、お問い合わせ急上昇ネタがあります。

長く乗り続けるために、どう効率良くメインテナンスをするべきか?

10万キロを超えたお客様も多くなってきました。

まずは、ゴム系です。

過去の経験上、ヒーターホース系、ラジエターホース系は必須です。

10万キロの間、常に高温にさらされてきましたから。

10万キロで、すぐにダメになるってワケでもないんですが、
近い内には、トラブルの種に火が付きそげなパーツです。

NA8ロードスターもなりましたし、NB6ロードスターもなりました。

NB6なんか、N嶋様に代車でお出ししている時になりました。

N嶋様、その節はご迷惑をおかけしました。

FDは10万キロもエンジンがもたないので、エンジン換装のたんびに
ホース系は交換していましたから、だいじょぶでした。

そう言うのだいじょぶって言うのかどうかはギモンですが・・・。

ラジエターホースや、ヒーターホースなんて新品なら純正でもだいじょぶです。

でも、どうせ交換するんだから

と言うお客様のためにSAMCOがあります。

ラジエターホース、アッパーとリアのセットで弊社では17,800円です。

色もイロイロあります。

で、ヒーターホースは?

てなワケで、今回、SAMCOに特注をお願いしてきました。

さー、いつになるかはわかりません。

価格もわかりません。

過去の経験上、2ヶ月くらいでできてくると思うんですが。

こういう商品は、弊社は高いことは言いません。

SAMCOのラジエターホースだって、日本の定価は青が20,000円。

色違いは23,000円です。

次のゴム系と言えば、マウント類です。

エンジンマウント、ミッションマウント、デフマウント、メンバーマウント。

これも純正でもイイんでしょうが、そこはおもしろくありません。

弊社のエンジンマウント、ミッションマウント、おかげさまでヒット商品です。

もう4年くらいに詳細をご報告したままなので、また近日にアップします。

他社さん製と、いったいどう違うのか?

ナニが世界最高峰品質なのか?

ところで弊社のエンジン、ミッションマウント、オーバーホールできるんです。

いくら世界最高峰品質とは言え、ゴム製品なのでいずれ寿命を迎えます。

フツーだったら、新品にしましょう! ってなるところですが、
弊社は、使えるモノは積極的に再利用します。

もったいないですから。

安く上がりますし。

OHできるエンジンマウントなんて、きっと世界中でも弊社だけてす。

たぶん。

あいかわらず、儲かるところで儲けないから商売ヘタだって言われます・・・。

何回も書かせて頂いていますが、弊社の製品は初期投資が高くても
長くお使い下さると、安上がりになるパターンが多いです。

コレ、2012年6月2日のネタです。

純正のミッションマウント、ぶにゃぶにゃです。

60Kgものトランスミッションを支えるには、あまりにもぶにゃぶにゃ過ぎる。

手で、これだけカンタンにひん曲がる・・・。

スポーツカーにあるまじきスペックだと考えています。

キモチ良く、そして楽しく乗り続けてもらいたいという弊社の切なる思いから、
スポーツカーとして、モノ作りの精神で1ランクも2ランクも上を目指したい。

その一心で製品を開発し続けています。