500馬力への階段ネタ、その12

マルチスロットルのおハナシです。

先日ご紹介させて頂きました、AlphaRomeoの美しい6連。

機能美の極みだと思います。

古いおハナシだと、PrinceブランドだったときのSkyLineGT-B。

いくらなんでも古すぎだろ。

知る人ぞ知る、切替さんのお店で見せて頂いた512BB。

90年代では百花繚乱でカローラのAE101、111にまで付いていました。

RB26も6連スロットルでした。

さてと、Z34とV36のおハナシです。

VQ37VHRは、左右にスロットルがあります。

φ60が2個です。

単純に流路面積は、3cmX3cmXπX2=56cm2

例えば、AE111のトヨタ純正4連スロットル、φ45です。

2.25cmX2.25cmXπX4=63.6cm2

Z34のスロットル容量が、カローラより小さいなんて (゚Д゚;)

そのカローラAE111のトヨタ純正4連スロットルを、弊社の開発車両の
NA6改BPフルチューンbyJUNAUTOに搭載しております。

na8inductionbox

作ったのって、もう8年くらい前です。

弊社もハマった分だけ、この数年でイロイロとノウハウが蓄積できました。

純正のφ60が2個のスロットル、計算上は流路面積が約56cm2でした。

それを6で割ると、3cmX3cmXπX2÷6=9.4245cm2

直径はφ34程度となってしまいます。

上が回んないワケだ。

φ40の6連にしただけでも、大幅な容量アップとなります。

Lメカのフルチューンなんか、φ50なんてのもちょくちょく見かけます。

これも、もちろん適正値ってのがあります。

大きくしすぎると、ストリートで気むずかしくなってしまいます。

適正値、やはり実戦のテストがとても大事です。

いつできんの?

って聞かないで下さい。

開発費がたくさん必要ですから。

とりあえずは、イギリス製φ45のシングルスロットルは手元にあります。

た~~~いへんです。

こんなこと、弊社しか手を出さないと思います。

売れないだろうし・・・。

たぶん。

でも、完成したら素晴らしいカミソリレスポンスが手に入ります。

それを想像すると、ニタニタしてきます。

やっぱり頑張ろっと。