好調なEGを永く維持したいネタ、その9

あ~あ、これでもうZ35は無くなったな・・・・

reduction

ココんトコ、シツコイように出てくるのが5年または10万キロです。

大した距離を乗らなくても5年経ったらアウト、例え1,2年でも
10万キロオーバーしたらアウトってことです。

ナニがアウトなのかと言いますとメーカー新車保証です。

メーカーはナニを考えるかと言いますとこんなご時世です。

ムダに頑丈な部品を作ったらそれは負けを意味します。

やっぱりマーケティングとしては5年経ったら新車買ってってハナシです。

しか~~~し

Z34V36を凌駕する魅力的でリーズナブルなな新車が無い現状では
10万キロ20万キロも現実的に視野に入ってきます。

そもそも例えばPorscheやFerrariの世界を始め20年前
30年前、いやいや40年前50年前のVintageモノを大事に
お乗り続けていらっしゃる人もとても多いです。

Z34V36を一生乗り続けるってお客様もいらっしゃると思います。

で、現実モンダイとしてそんなに乗ればあっちゃこっちゃ壊れます。

乗らなくたって経年劣化でトラブってきます。

好調を維持するためには1ランク進んだ積極的なメインテナンスが必要です。

積極的なメインテナンスってナニ??

反対語は消極的ですね。

消極的って言うか受動的な意味合いが強いです。

何か調子が悪いな~~~くらいじゃガマンして乗り続けちゃうことが多いです。

フルブローして初めて大騒ぎします。

仕方がないよ人間だもの by 相田みつを

そんな精神論は置いといて現実のハナシをします。

コレ、エアクリーナーからスロットルボディに行っているパイプです。

suctionpipe

サクションパイプとかインダクションパイプって言います。

これが経年劣化でヒビが入ってくるんです。

バックリ割れてしまえばわかりやすいですし新品交換ってなります。

少~~~しずつ少しずつヒビが入ってくるので一般のお客様にはわかりません。

エアフロの後ろにあるパイプなのでECUが計測する空気量と実際の空気量が
異なってしまいます。

その結果、調子が悪くなる と。

で、新品交換しましょっ てハナシなんですがそこは弊社です。

CircuitConceptです。

積極的なメインテナンスを提言させて下さい。

引っ張るな~~~~。

好調なEGを永く維持したいネタ、その8

2019モデルをお預かりして新車状態ってこうだよなってのを改めて
そのフィーリングをカラダにタタキ込ませておくと、お客様の車両を
お預かりして軽微な異常も気がつけるように神経を研ぎ澄ませます。

で、今日も電気系のおハナシですが以前にも何回かご紹介しましたが
スパークプラグを中心について語って見ます。

純正はDENSOさんの8番相当が付いています。

NAで8番って熱価としては充分です。

日産のサービスマニュアルによれば10万キロ交換せんでイイらしい。

そんなバカな・・・・。

サービスマニュアルによるとEGオイルだって交換サイクルは2万キロです。

PSフルードなんて交換する記述すらありません。

メーカーの立場としてはこういうことです。

5年または10万キロまではメンドー見ますよ、でもそっから先は・・・
新車に買い換えてね です。

そのまま乗り続けるんだったらそっからは知らん

もちろん公式にそんなこと言わないですけどメーカーの立場はそう言う事です。

PS廻り壊れたらお客様の費用で全部新品にしてね

だからPSフルードなんて交換推奨されていないんだと推察されます。

コレ以上書くと怒られそうだからヤめときますが永くイイ状態を維持しようと
積極的に行動を起こすなら油脂類なんて早め早めの交換がイイに決まってます。

スパークプラグだって全く同じことです。

点検したことありますか?

点検してもらったことありますか?

交換したことありますか?

どのくらいのサイクルが適正なのかはお客様のおクルマの使用状況によっても
変わりますケド10万キロ放ったらかしは無いわ~~~~。

お得意様の車両をお預かりして、あ、そろそろ交換時期ですね って弊社から
ご提言差し上げるのも、零細浮き草ではあるもののプロショップとしての
責任を伴った使命だと感じています。

調子が良くなって帰ってくればお客様だってサーキットコンセプトに任せて
良かった、次もメンドー見てもらおうってなると思いますから。

純正はDENSOさん品番で

FXE24HR11  税別2,600円

弊社ではHKSさん(NGK製)のイリジウムプラグを推奨しています。

hksm40

M40HL 税別2,500円

390RSNEOではNGKレーシングプラグを推奨しています。

ngkracing

R2558E-8 税別4,000円

適材適所ってのがあるんです

いずれにしろ熱価は全部8番ですが電極も大きく違います。

9番や10番なんて入れて街中走ったらすぐに真っ黒です。

イイ状態を永く維持するために適切な交換時期で適切な部品を新品交換する
基本中の基本ですね。

この基本を怠れば調子を崩してしまうのも当然のハナシです。

好調なEGを永く維持したいネタ、その7

電気的なハナシをしてみます。

先日、弊社お得意様のT中様の車両を手がけさせて頂きまして

ともかく調子が悪い

調べてみるとイロイロ出てきました。

スパークプラグ

イグニッションコイル

サクションパイプ

スロットルボディ

これらの部品が日産純正または純正状態ではないモノが付いていました。

画像はマズいです、また怒られますから。

で、弊社で適正な製品に交換して調律をしてフケも軽くなって調子が
良くなりましてT中様もご満足の結果となりました。

これでもまだ道半ばなんです。

もちろんお客様は今よりも優れたパフォーマンスをご期待して大切なおカネを
投資するワケでしょうが結果は逆になっちゃっていることが多々あります。

純正状態よりも下のパフォーマンスしか発揮できないアフターパーツが
いかに多いかにいつも辟易としてしまいます。

クラッチネタと通じるモノがありますが、多額の投資をしてパーツを付けて
その結果、お客様はアレってお感じになってお取り付けのショップさんに
相談してみたところお客さんが自分で選んだんでしょって言われておしまい。

で、弊社を訪れて下さるようになるそんなパターンです。

プロショップもへったくれもありませんね。

好調なEGを永く維持したいネタ、その6

で、クラッチは替えちゃダメなのね・・・・。

いやいやいやいやいやいやいや、ちょっと違うんです。

クラッチは純正がイイって最初に書いたときに条件付きって書きました。

その条件についておハナシしてみたいと思います。

純正のクラッチはやっぱり重いです。

かなり。

それを社外の製品に替えると先日も書きましたがカラ吹かしは軽くなります。

クラッチ、フライホイールを品質がよいモノに替えるメリットはあるんです。

どっちやねん (ノ`△´)ノ:.┻┻:・’

さ、その条件ってヤツです。

EGをバラしてキチンとバランス取り

何回か書きましたが弊社でイチからEGを組んで最初に火が入った時に
今までにはなかったスムーズなフケ上がりとアイドリングの静かさを
手に入れることができて嬉しい誤算だったってハナシをしました。

その理由は明らかで最高品位のバランス取りです。

ピストン、コンロッド、クラッチ、フライホイール、ダンパープーリー
全ての重量を考慮してシミュレーションができるスゴいバランサーで
ちゃんと先端技術をわかっている技術者がダイナミックバランスを
こだわって取った結果、実際に完成したEGに違いが出ます。

メーカーもある程度はやってきていると思います。

ある程度は・・・です。

そのレベルをV6を知り尽くしたエキスパートがこだわってトータルで
調律した回転系を組み込んだのが弊社390RSNEOです。

もう何名のお得意様のEGを組んできました。

クラッチを交換するならばこの覚悟が必要と弊社では考えます。

クラッチだけポン替えするとせっかくメーカーが取ってきた純正の
回転バランスを自ら崩してしまうことになります。

その結果あっちこっちに弊害が出てきます。

メタルのアタリも悪くなってきます。

その結果、EGの寿命は短くなってしまうんです。

弊社ではそのように考えています。

好調なEGを永く維持したいネタ、その5

いつもシツコイとは思いますがメーカーというのは良くも悪くもある一定の
バランスを考えて作っているモンです。

今日はクラッチのハナシです。

タイヤ交換の時にバランスウエイトを付けるのを見たことある人も多いとは
思います。

なんかテキトーにやってんな~~~って仕事だと案の定90~100Km/h
あたりでハンドルがブレることがあります。

あんなたった5g程度のおもりをキチンとこだわって取り付けるかどうかで
実際に走るとそのフィーリングに違いが出てきます。

Z34のクラッチ、フライホイールも実はメーカーが生産ラインで取り付けの
位置を指定するようなポッチが付いているんです。

ま、その位置で付けなさいよってメーカーの指定です。

弊社はEGを組んで何十年って老舗でもありませんしそれ程多くの結果を
出してきたワケでもありませんがまだ深くはない経験でも アレっ???
て少しでも感じるとそのままにはしてこなかった結果、とてもたくさんの
引き出しを蓄積できるようになりました。

社外のクラッチをポン組みされたZ34は弊社の経験上では全ての車両が
フィーリングが悪かったです。

で、ほとんどのお客様が弊社で純正に戻しました。

そりゃお客様だって葛藤があります。

せっかくおカネをたくさん支払って高いクラッチを入れたんです。

このクラッチ入れるとフケ上がりが良くなるよ~~

このクラッチ入れると1秒縮まるよ~~~

そんなこと言われたんでしょうね。

ホントにその通りだったらそのお客様は弊社を訪れることは無かったでしょう。

弊社に純正に戻しましょうって言われてはいお願いしますとはならないです。

そりゃそうです。

トータルで60~70万くらいかかって結局ノーマルに戻るんですから。

画に描いたような授業料です。

何でそんなことが起きるのか??

結論から言うとV6の特殊性です。

直4,直6のEGバランスとV6のEGバランスが根本的に違うからです。

エラそうに書いていますが所詮エキスパートの受け売りです。

ただ、工学的理論に弊社が造詣が深いのでエキスパートが説明するリクツは
ちゃんと理解ができます。

エキスパートの受け売りではありますが真摯にマジメに履行してきた結果
どんどんイイ物ができてきたと言うのが現在の弊社です。

好調なEGを永く維持したいネタ、その4

TVのCMで一つ気が付いたことがあります。

MAZDAが現在やっているのが新型CX-5ともう一つ車名がCM上で
出て来ないんですがどうやらRX7の後継? RX9? RXVision
っぽい2ドアクーペのようです。

忘れかけていましたが出すのかな~~~??

こんなニュースを見るとHONDAさんあなたもですか?ってカンジです。

honda

現行のNSXも生産中止になるのも近そうです。

現行CIVIC TypeR のターボEGを積んだS2000の後継を
期待していたんですがこの状態ではダメでしょうね。

こうなるとZ34を販売し続けてくれる日産自動車に感謝です。

R36の計画も無くなってR35の生産も2022年に打ち切りって
聞きましたしこのままだとZ35も無くなりそうです。

Z34を大事に乗り続けましょう!!

今日からEGの機構的なハナシを耐久性の見地からおハナシしてみたいです。

弊社らしい久しぶりの大胆な提言です。

クラッチは純正がイイです

ただし条件付きです。

クラッチのレリーズは純正CSCがイチバン

機械式LSDはストリートでは必要ない

Z34を手がけたことがあるショップさんだったらまず言わないような事を
提言してきました。

ネットを徘徊すればCSCがダメっていっぱい見つかります。

FRには機械式LSDでしょ ってハナシもいくらでもあります。

この2つを否定しているのは世界中で弊社だけです。

多分。

言葉だけが切り取られて一人歩きして浮き草がこんな事ホザいてるぞって
また叩かれるのを覚悟の上で書いていますがハナシはカンタンです。

叩く前に富士のショートか袖ヶ浦あたりで一緒に走れば思い知るでしょう。

ま、そんな度胸も無いヤツが叩くんですけどね。

さらにクラッチは純正がイイなんて書いて、またまたアンチに格好のエサを
バラまいています。

よしゃあイイのに って感じているお得意様、いらっしゃるでしょうね。

先日の続きじゃありませんがもっと強く言わないから伝わらないって
もう何名のお得意様に言われていることか。

そもそもクラッチが減っているワケでも無いのに何で交換するの? って
ハナシからさせて頂きたいと思います。

弊社で純正クラッチにお戻したお客様何名もいらっしゃいます。

授業料とは言え、おカネがもったいないですね。

そもそも社外のクラッチに交換する人の目的は何なんでしょうか?

サーキットでクラッチ交換してタイムが上がるなんて期待しちゃいけません。

確かにカラ吹かしではレスポンスは良くなります。

それだけです。

それ以外の多くの弊害って語られることがありません。

ショップさんとメーカーの関係もあると思います。

テレビ局がJ事務所のタレントの不祥事を報道しないってのにも似ています。

それだけじゃ無いんですね。

今日の表題は好調を永く維持するってハナシです。

Z34でクラッチを社外製に交換してサーキットを走っていたお客様のEGは
開けてみるとメタルのアタリが悪いことに気がつきました。

で、弊社がお世話になっているレースコンストラクターに評価してもらうと
そりゃそうだろって一蹴されます。

コレまた何回もココで書いてきましたが純正と言うのはメーカーはそれなりに
バランスを取っています。

そのバランスをキチンと理解しないで部品を交換した結果ってヤツです。

好調なEGを永く維持したいネタ、その3

あのライザップさんと吉野屋さんのコラボでダイエット牛丼なんてのを
ニュースでやっていたんですが、ナント、米の代わりにキャベツ。

え~~~~~。

さて、もう一つ割と大きいモンダイがATとMTです。

水温、油温が高めの状態が続くとそのEGの熱がATやMTに伝わります。

MTオイルやATフルードをご自身で交換したことがあるお客様なら
ご経験があるとは思いますが意外といつまで経ってもチンチンです。

温度自体は100度も行かないのでMTオイルクーラーは必要ありませんが
ATはサーキットを走られるのであれば必須です。

ストリートでも飛ばす方は強く推奨です。

以前にも書きましたが純正ATはとても高価ですから。

純正ATと比較してずっと安い純正MTですがそこはクラッチや
レリーズ関係が必要な分、トータルでは似たようなモンです。

さて、Z34関連では悪名高いと言われているCSC。

クラッチのオペレーションシリンダーですね。

確かに初期のCSCはトラブりました。

メーカーもソコは知っていて何回か仕様変更を重ねてきたようで純正品番も
数回変わっています。

弊社の考えですが今となっては純正CSCで充分です。

と言うか純正CSCの方がクラッチペダルの操作性も軽いし乗りやすいし
純正CSCを弊社ではオススメしています。

いろんなお考えもあるとは思いますが弊社では100症例以上を経験し、
ダイレクトレリーズをAPに特注しに行ったネタも書いたことがあります。

経験値は世界トップレベルだと勝手に思っています。

それでもなんも対策されていない車両は悪名高いトラブルに見舞われます。

クラッチペダルが戻ってこない

重篤化するとクラッチが切れずに不動車になります。

実際にこのGW10連休中にもお問い合わせがありました。

出先で不動車になったけどなんとかならん?

ディーラーも休みだし業者もほとんど休みです。

新車から5年または10万キロ以内なら保証対象ですがほとんどのお客様は
もう過ぎちゃっていますね。

10万キロもてば諦めが付くっちゃあそれまでです。

クラッチペダルが正常に戻ってこない原因はCSCと言われることが
ほとんどですが実際にはCSC本体が原因であることは1割以下です。

圧倒的に原因はです

イチバンなりやすいのが前期verNISMOバンパーに純正触媒の
熱対策ナシのパターンです。

逆に別に弊社のバンパーじゃなくてもイイですが油温、水温対策をして
弊社のクラッチラインを入れて下さった100台以上のお客様では
今のところトラブルの再発は報告されていません。

もう少しキチンと書いておきます。

CSC本体にももちろん寿命があります。

クラッチのマスターシリンダーだって寿命があります。

もっと書くとクラッチディスクだって減って無くなってきます。

ナニが原因でトラブっているのかをキチンと掴んでいないと全交換されます。

モノ凄くおカネかかります。

これだけの台数のZ34V36をお預かりしてクラッチカバーとディスクを
交換した車両って10台程度です。

好調なEGを永く維持したいネタ、その2

あ~~~~~~~~~体調悪りぃ。

休むのも仕事の内って言われるんですけどね、現実モンダイとして
我々のような零細浮き草は休んでるとその後がエラいことになります。

もうなってる・・・・。

弊社お得意様のM田様やI町様の車両、富士の本コースやショートで
30分サル走りの後ピットインしてボンネットを開けたときに
EGルームのあの熱がずっと低いことに気が付きます。

30分サル走りの後でも割とEGルーム内の各部が素手で触れます。

サーキットコンセプト製のボンネット

今回はこのハナシでは無いんですが弊社製のボンネットはデザインよりも
むしろ空力や冷却性と言ったEG内部やボンネット近傍の空気の流れを
追求した結果、優れた冷却性を備えることができました。

で、逆のハナシです。

開口部が小さいバンパーでさらに空気の出口がないEGルーム内では
どんどん温度が上昇していきます。

その結果ナニに影響が出るかと言いますとまずはプラスチック系です。

距離が行ってくるとあっちゃこっちゃ割れてきます。

割れちゃうともう交換しかありません。

最近、この作業が増えてきました。

A/Fセンサーのプラスチックのカプラーが費用的にはイタイですね。

スポーツ触媒やエキマニ交換作業では必ず外すんですがその際にどうしても
距離が行っていたり熱対策が不十分だと割れてしまいます。

袖ヶ浦ランナーI谷様の車両では走行が8万キロでIGコイルが逝きました。

思い出すのがFDです。

サーキットアタックFD乗りの間では純正のIGコイルは消耗品です。

熱にキビしいロータリーEGは熱対策は必須中の必須です。

Z34V36ではIGコイル不良ってそんなに聞くハナシではありません。

何かフケがスムーズじゃないとか燃費が悪くなってきたとか軽微な症状なので
オーナーさんがご自身で気が付くことも難しいこともありますが弊社のように
250台以上のZ34V36を経験させて頂くと、あ、アレがおかしいって
気が付いてしまいます。

そのままお乗り続けるお客様もいらっしゃらないでしょうケド、予定外の
手痛い出費であることには変わりません。

そのまま富士で全開を続けるとEGブローと言う憂き目が待っています。

脅してどーする ヾ(ーー;)

ってカンジかもしれませんが必ず弊社が言われることがもっと言わないと
伝わっていませんよ です。

理解していてEGブローすれば諦めが付くのかもしれません。

つくのかな~~~~?

最初っから言っときゃちゃんとやったのに

って弊社のせいにされることもあります。

けっこうココで書いていると思うんだけどな~~~。

好調なEGを永く維持したいネタ、その1

去年、M田様のEGを弊社で手がけさせて頂いて以来、H野様、D様、S下様
T村様のEGを完全自社開発EG部品で完成させて、現在は弊社でK山様の
390RS NEOを組み上げています。

次にM長様、E谷様も390RSNEOをお待ち下さっています。

弊社で製作したEGと従来のEGの最も大きな差はスムーズなフケ上がりです。

これは弊社でもとても嬉しい誤算でした。

弊社もどんどん経験を積んでVQ37と言うEGの特性やクセを掴んでいます。

従来からの変更で最も弊社が腐心したのがバランス取りです。

ホンモノのレーステクノロジーでバランス取りが施されたEGの不気味な程の
アイドリングの静けさとフライホイールを軽量化したくらいじゃ到達できない
パワーが付いてくる真のフケ上がりが手に入ります。

Z34も2009年に登場して以来10年です。

20万キロオーバーのお得意様もいらっしゃいます。

適切なメインテナンスを弊社で担当させて頂いておりますのでまだまだ
このまま30万キロも行けそげです。

ところがです。

EGブローと言う悲しい憂き目に遭遇した人もちょくちょく出てきました。

サーキットガンガンで10万キロあたりでブローする分には諦めが付きます。

いくらサーキットガンガンでも走行がそれ程でもなくてEGブローするのは
ナニか原因があります。

で、弊社では経験を積んできたところある仮説に到達しました。

まず、EGブローには大きく分けて3つの原因に分類されます。

オイル管理

電気的要因

機構的要因

まずはオイル管理ですが油温130度、水温110度、だいじょぶなように
現在のEGはできているらしいってハナシです。

しかしEGを開けてみると確実にアルミブロックは蝕まれています。

ガスケットが抜けているモノもありますね。

冷却水が回るのでEG不調には気が付きやすいです。

何回もココで書いてきましたがZ34V36はオーバークールくらいが
ちょうどイイみたいです。

そりゃね、油温水温だって適正値があるとは思います。

もっともなハナシです。

ところがです。

カンペキな温度管理を追求するためにかかる莫大なコストを考慮すると
ちょっとだけオーバークールに振った方がイロイロと恩恵があるんです。

弊社の開発魂がじわりじわりと浸透していく( ̄ー ̄☆ネタ

世間では今日から日常です。

弊社には全く関わりがなかったですケド。

今日は銀行仕事、役所仕事、郵便局関係で1日が終わると思います。

きっと。

世間では10連休の間にお客様の車両もこなしましたし弊社と懇意に下さる
ショップさんとの打ち合わせも進みました。

例の筑波トップランクランナーでもあるショップオーナー様、弊社が余計な
心配をしてしまうほどの怒濤の発注です。

そんなに弊社を信用し切ってだいじょぶ????

もちろんご期待以上の製品でお返しします

イロイロと打ち合わせを重ねていくとそのショップオーナー様が困っていたり
こんなことやりたいんだけどって言う方向性が弊社と同じことに気づきました。

例えば弊社が得意とするスタビライザーですがZ34V36に限らずに
どうもメーカー自体が良くわかっていらっしゃらない。

弊社的には高級スポーツカーにはあるまじき品質と断罪せざるをありません。

lotusstabi

スタビライザーと一言で言うのもおこがましいほど奥が深いんです。

特にフロントの役割とリアの役割が違うんですね。

散々開発を続けてきた弊社が到達してきた世界をさすがトップランクの
車両を手がけてきたオーナー様だけありまして着眼点が同じでした。

軸荷重とかレバー比とか工学的にキチンと計算されていればそんなレートは
ありえないと感じるのは弊社だけでは無かったことにも裏付けとなりました。

ゴムブッシュの弊害もとても熟知していらっしゃいました。

さすがです。

やっぱりイチから作らなきゃダメです。

もちろんこの世界最高峰品質で製作します。

stabibracket1

大量生産汎用製品はどうしても公約数的なスペックにとどまります。

そりゃそうです。

数を売りたいですから。

弊社のように目的や方向性に特化した製品を作るとこうなることがあります。

ソコまでじゃない・・・・

弊社がしょっちゅう銀行担当者から言われるフレーズです。

月販目標は??

販売伸び率は??

そんなモン想定して製品を開発しているワケではありません。

真の意味で品質を評価できる審美眼をお持ちのお客様がおわかり下されば
弊社的にはそれでイイんです。

ぉっと、スタビやアルマイトの色をお聞きしとくの忘れちゃった。