日別アーカイブ: 2017年12月22日

State Of The Art ってご存じですか? ネタ

来年は

って書き方をしたモンですから、

どーせ来年なんてできネェよ

ってなっちゃっていますね。

ま、そんなタネを自分で撒いちゃっているから仕方ないんですケド。

弊社のお得意様にはキチンとご説明差し上げていますが、ここんトコ
EGのご依頼が多いので、個別にご説明差し上げるよりもせっかくなので
この開発日記でも少しずつですが公開させて頂こうかと思います。

Z34のVQ37ってEGを手がけるときに、

ピストン

EXカムシャフト

コンロッド

これが定番です。

マフラーやエキマニにもよりますが、ポン組みしても400馬力あたりです。

こっからです。

クランクシャフトに行くか? それとも??? です。

いろんな選択肢がある中で、今回はこんなハナシです。

高回転をキモチ良く回して、キチンとパワーが付いてくる、そのためには
ヘッドが要です。

巨費を投じて、VVELコントロールシャフトを作ったのもそのためです。

何回もここで書かせて頂いておりますが、純正というのはそれなりに
バランスが取られています。

VVELコントロールシャフト、つまりインテーク側で吸入吸気量が
大幅に上がると、今まではモンダイ無かった所がアタマをもたげます。

その一つがコイツです。

valveguide

バルブガイド

って言います。

超高速ピストン運動をするバルブを保持すると言う大事な役目です。

ただ、純正の実質310馬力程度ではモンダイにならなかったこの邪魔者が、
400馬力オーバーを視野に入れた流入空気量だと、その存在がどんどん
大きくなってくることが無視できなくなってきます。

最初は、この出っ張った所を落としてやろうと思いました。

スペシャリストに止められました。

1戦だけもちゃあイイEGならまだしも、3年保証くらい付けようって
EGなら、ここは落としちゃダメって言われました。

ハイそうですか。

じゃあCircuitConceptの名がすたる。

大した名前じゃあ無いのは承知ですが、

で、このバルブガイド、イチから作っちゃいました。

もちろん作ったのはNASCARエキスパートですけどね。

キモはやはり素材でした。

いろんなモノが進化しています。

State of the Art Material

だそうです。