こんなカンジにしたいんです。
先日ご紹介させて頂きました、ダブルインレットのエアフィルター、
吸入面積が通常より大きいので、もちろん吸入抵抗は低いんです。
それを、できるだけ大きいボックスで包み込むワケです。
ボックスで包み込む理由は、吸入空気温度をできるだけ下げるためです。
包まないでムキ出しにすると、エンジンルームの熱を吸ってしまいます。
空気は温度が上がると膨張する性質があります。
つまり、同じ体積だったら、密度が下がってしまいます。
実際にエンジンに取り込まれる吸入空気量が減ることになりますと、
必要なガソリンの量も少なくなります。
それが出力低下につながります。
早いハナシが、パワーが下がります。
だから、エアクリーナー本体をボックスで囲ってやる必要があるんです。
さらに、純正の吸気口は決して大きいとは言えません。
限られた範囲で、吸気口をできるだけ大きく作っています。
そこまでやっているZ34,V36用のエアクリーナーボックス、
弊社製だけだと思います。
さらにさらに、です。
ココ、太くしたいです。
いくら吸入抵抗の小さなエアクリーナーにしても、スロットルや
インダクションボックスの容量をずっと大きくしたとしても、
ここが純正の細いままだと、ここが律速段階になりそげです。
ただ、ここを太くすると言うことは、ECUの書き換えが必要になってきます。
でも、そこはちゃんと考えております。
ICE,インサーキットエミュレータと言います。
ものすご~~~く高いおカネを出して買いました。
またそうやってビンボー一直線。
純正は所詮、実馬力では300馬力チョイです。
それを現状でも、実馬力で408馬力まで経験しております。
現在やっているエンジンメニューをもうすぐ具現化できそうです。
エンジン本体以外に、吸排気系も刷新して450馬力は行けます。
やってから言え ┐(-。-;)┌
ってハナシなんでしょうが、そこはだいじょぶです。
出るまでやります
その一環として、300馬力ちょいとして設計されている純正の
細いままのサクションパイプ、きっと律速段階になるでしょう。
どの段階から律速段階となるのか?
ちゃんとICEを使ってデータを取ります。
思いつきでイロイロと突き進んでも、イイコトは無いです。
弊社の開発理念は、常に理論に基づいた実戦です。
純正データを確認する
↓
計算してみる
↓
理論値に基づいて設計する
↓
試作を検証する
↓
ダメならやり直し
↓
そして一般販売です。
弊社はいつもこれだけやっています。