忘れられかけたMgネタ

今日も朝から作業作業です。

コレ、以前にもご紹介したことがあるマグネシウム合金のサンプルです。

magsample

イベントでも展示したことがありましてマグネシウム合金の部品なんて
フツーはまずお目にかかることができないので多くのお客様が手にとって
驚嘆して下さいました。

今回も間に合わせるはずだったのが間に合わない (T_T)

素材フェチの弊社はいつもこんなことばっかりやっています。

そりゃそうです。

フツーの事をやっていたんでは誰も弊社を訪れて下さることはありません。

弊社も以前はチタンがイチバン軽いモンだと思っていました。

そう思っている人もとても多いと思います。

チタンマフラーのイメージがありますからね。

もちろんステンレスよりはチタンの方が軽いです。

でも、やはりマグネシウムがブッチ切りで軽いです。

どんなノーガキ垂れるより実際に手に持ってみればサルでもわかる差です。

何でそんなに普及しないのか??

弊社なりに考えてみますと結局は価格なんですね。

そもそもマグネシウム自体はそんなに強い金属ではありませんし
耐食性も弱いし、何と言っても燃えるってイメージがあります。

でもF1やWRCにマグネシウム合金のホイールを使っています。

そんなハナシされても・・・・ってなりますわな。

ノートパソコンにも使われていることもありますし、MoTeCの筐体にも
マグネシウム合金が採用されています。

つまりデキるところはデキるんです。

技術はどんどん進化しています。

マグネシウム自体はそんなに強くないし耐食性も悪いし何と言っても

燃える

こりゃあ自動車部品としては致命的です。

で、世界中の優れた技術者が優秀な頭脳を駆使して開発をするんですね。

真の技術者ってやっぱりスゴいな。

今回展示する予定だったのが数種類のマグネシウム合金の部品です。

アシ廻りにも使えるほど頑丈なマグネシウム合金が今やチタンレベルの
価格で流通するようになっています。

もう半分ヤケクソ気味で開発しています。

Z34V36のフロント廻りの異常に重い純正のアーム、リンク類を
マグネシウム合金で作っちゃったんですね。

おカネ無いのに (TT)

とても多くのお得意様が感動下さいました弊社のブレーキキット、
その最大の要因は軽さです。

アームなんてヂミ~~な製品でその感動を再び与えてみたいです。

一般販売はずっと後ですよ。

まずはスーパーヘビーな大お得意様達に行き渡ってからです。

真の意味でWin-Winの関係を構築していますネタ、その1

さ、帰ります。

帰りは成田からクルマなので飲めません。

台風一過で天気はとてもイイんですがま〜〜だ風が強いです。

こりゃ昨日は飛べないワケだ。

ヒロシです、半分しか回れなかったとです。

こんな状況なのでお取り引きさんに高鐵(台湾の新幹線)の駅まで
来てもらって駅で打ち合わせをしました。

こんなスケジュールです。

koutetsu

深圳に行けなかった。

今週末の最大のメダマだったフル64チタンマフラー、間に合わせたかった。

でもまあもうチョイです。

弊社をとても懇意にして下さるショップさんって少しずつですが増えています。

筑波では55秒だったかな? とても技術が高くて成功を収めていらっしゃる
とあるショップオーナーさんがココ一年ばかり弊社のテクノロジーにご賛同
下さいまして多くのパーツを開発させて頂いております。

やっぱりね最初は誰もが同じキモチを抱くと思います。

だいじょぶか?あんな浮き草??

ですよね〜〜。

世界中を回っていると特に日本人の寄らば大樹の陰志向を強く感じます。

以前にも書きましたがしがらみって日本独特の文化です。

イイ悪いはココでは置いといて弊社のような零細浮き草にご依頼下さるのは
そりゃあ奇特なハナシだと思います。

ヤめた方がイイよって口を出してくる外野もいっぱいいます。

筑波で55秒叩き出せる技術力とあれだけ多くのお客様に支持されている
トップランクの技術者がご納得下さるのはやはり第一に品質です。

ソコソコのモノをソコソコ安くと言う要求では弊社にご依頼下さる事は
絶対に無かったと思います。

筑波55秒に反応してドコのショップだよ って余計な詮索をするヤツが
出てくるのでコレ以上はヤめておきますがサーキットをご一緒することが
これからも増えてくるのでいずれわかっちゃうと思います。

もう一つこんなギモンが湧いてきます。

Z34V36放っておいてそんなのやってるバヤイ?

いやいやいやいやいやいやいやいや。

コレには面白い現象があるんです。

このテの仕事をしている人なら一度は感じたことがあると思います。

もうちょっとココなんとかなんねェのかな?

って感じるもほぼほぼこうなります。

仕方ないよそんなモンだよ。

現実にソコだけ改良するとかソレだけ作り直すのってどれだけタイヘンかを
知っているので仕方がないよで済まされることが多いと弊社は感じます。

作りモノって1個はとても高価です。

そんなでも無いよってのはその程度の品質です。

最初の1個作るも10個作るもコストは変わらないです。

だけど1個しかいらないから後の9個は

100個作れば1個あたりの単価はずっと下がります。

とは言え現実には100個作る先行投資が必要になります。

100個も作っちゃって売れなかったら不良在庫を抱える事になるので
ほとんどのショップさんはそんなイバラの道を選択しません。

で諦める、と。

もしそんな莫大な先行投資を必要としないで弊社がご提供してきた
世界最高峰品質を手に入れられるとしたら?

それはオイシイと思います。

ソコにはちょっとしたカラクリがあるんですよ。

世界を回っていて気がつきました。

日本人なら考えないような思考を海外の技術者がしてくるんですね。

へ〜〜このテがあったか。

モノの良し悪しがキチンと判断できる高度な審美眼をお持ちで、自らも
ドライバーとして筑波で55秒を叩き出す、それに賛同した多くの
お客様から支持されている、そんなショップオーナーさんを
唸らせることはもちろん容易ではありません。

それがですね、今とてもイイ方向に向かっているんです。

Z34V36にも還ってきているんです。

どゆこと? ってなりますわな。

キチンと責任ある情報発信をしていきます。

こんな日もあるさネタ

15時間遅れ

FlioghtCancell

ま~だ台風は台湾あたりをウロチョロしているようです。

ちゃんと着陸できんのかな??

だ~れもいない早朝のラウンジで寿司喰って飲んだくれています。

lounge

機内ではガッツリ寝て到着したらバリバリ仕事します。

ところで最近よく話題に上りますね。

seyaro

せやろがいおじさい

ホントに良く勉強しています。

情報発信って思いつきや感情で書いても深く刺さることはありません。

こう言うのをメディアは見習わなくてはならないと思いますが
わかる人にしかわからないので広くあまねくと言うのには
ムリがあるのかもしれません。

弊社と似ていますね。

わかる人にしかわからない

さ、やっと搭乗の時間です。

で、明日帰ります。

やっぱり弊社は開発魂でできているネタ

台湾直撃やん!!

typhoon

いや、日本航空さんならきっと飛ぶ。

ところで

コレ、何回か登場している弊社スタビライザーのブラケットと純正を
比較対象で撮ってみました。

brackets

もちろん弊社製の方が剛性が高くてしかも軽いんですね。

最高級素材ってスゴいな。

で、コイツは弊社ダイアグブレースバーフルセットを構成する部品です。

rearbracket

もう何十セットって販売させて頂いているヒット商品です。

チームサーキットコンセプトのメンバーには富士でビフォアアフターを
体験してもらうことが多いです。

とかくコノ手の補強パーツって評価が分かれがちです。

だからお客様ご自身で体感してもらう事がイチバンです。

朝の一本で純正ダイアグブレースバーで走ってもらいます。

休憩時間に弊社がダイアグブレースバーを交換します。

で、次にもう一本走れば誰でもどんな人でもご自身の感覚で評価できます。

そうなると誰が言っていることがホンモノなのかにお客様は気がつきます。

弊社のような零細浮き草アフターパーツメーカーにとって最も効果的な
営業方法でありお客様にとってもこんな機会はなかなか巡り会えません。

もしダメだったら弊社の発信している全ての情報が黄色信号です。

デカいコト言ってる割には大したことネェじゃん

ってなります。

黄色じゃないな、そうなると赤信号だな。

そりゃそうだ。

もしお客様のご想像やご期待以上だったらこうなります。

もっと他にイイヤツ無いの?

律速段階と費用対効果

耳タコで申し訳ありませんがお客様のご予算は様々です。

そんな中で弊社は効率の良いご提示をさせて頂いております。

お待ちくださっている多くのお客様、テフロン丸棒待ちです。

ホントは20セット分作ったんです。

でも出荷できませんでした。

いつもお願いしている加工屋さんにこんなこと言われました。

今度のテフロン柔らかいね

え゛っ   どゆこと??

この道50年の経験がある加工屋さんに言わせるとテフロンを加工する時に
刃物が入って行く感覚でわかるらしいんです。

リンゴを切るのとモモを切るのに包丁の感覚が違うものと似ているらしい。

思い当たるフシがありますね。

いつもはアメリカのDuPont社のテフロン丸棒を買っていました。

で、無くなっちゃったから日本で調達しました。

その結果が柔らかいテフロンだったっぽいです。

これは弊社的にはイカンです。

で、アメリカから空輸する事になったんですが弊社が今チョイと東京税関と
モメているんですね。

ま、海外からこんだけイロイロ輸入している割には納税額がちょっくら
少ないんじゃないの?って事なんですがハイわかりましたってそれこそ
言いなりに支払っていたんじゃかなりの額になります。

関税って物品によって税率がかなり異なります。

税関員によっても変わるんですよ。

何だそりゃってカンジなんですがココからは弊社がどれだけ説得力のある
書類を出せるか? って勝負になってきます。

保安基準適合の書類と一緒です。

ま、来週にはケリが着くと思いますのでもうチョイお待ちください。

シーズン直前に想うことネタその2

弊社お得意様からお電話を頂戴して久しぶりの ボロカス書かれてますよ

イチイチ反応するのもメンド臭いんですがキチンと伝わらなかったという
可能性は否定できないので送り手責任を重視する弊社ではここで敢えての
釈明をしなくてはなりません。

昨日の1wayだの1.5wayだのイニシャルがど~~のこ~~のが
意味が無いって書いたことが歪曲して伝わったのか?単に弊社の説明が
ダメだったのか?悪意のあるアンチがおもしろおかしく拡散するのか?

ま、予想はカンタンにつきますけどね。

何回か書きましたけど10人いると9人までは同じ事を考える。

100人いたら95人くらいかな??

で残りの5人の内、モノ凄く素晴らしいことを考える人は1人です。

ま、100人に1人ってことです。

で残りの4人くらいはとても悪いことを考える。

長く生きているとそう感じます。

Z34V36を購入して最初にLSD入れるって人は多分いないでしょう。

マフラー入れました。ECU入れました。アシ入れました。

大体その後くらいってパターンが多いです。

お客様もショップさんもアシやECUの優先順位は理解しています。

ただ、次にナニやろっかな~レベルでLSD入れても全く無意味だと
弊社は感じています。

オレは違うと思うよ

って人だっているとは思います。

情報発信をするのはもちろん自由です。

ただ、こう言う事を書くとどうなるか?とか、どう伝わるか?とかを考えないで
思いつきでパカパカ書いていくとその内こうなります。

アイツの言ってることアテになんねぇ

シーズンなんてア゛っと言う間ですよって言ってたのがとうとうやってきました。

今年も去年以上にサーキットに行く機会が多いと思います。

昨日のネタの続きですけどいろんな弊社製品をグレードアップしたいんです。

アシやデフはもう着手しています。

もうこの辺でイイかな?って思っていた軽量化ももっと攻めることにしました。

いつもココで書いています。

弊社をご信頼下さるお得意様にもっともっともっとご満足を、です。

あとは納期だな~~~。

 

 

シーズン直前に想うことネタその1

こんなんでイイんじゃないの  Ψ(`∀´)Ψ

ってのが大きな障害なんですね。

ホントにスゴい技術者とおハナシさせて頂くとそれを痛感します。

EG、ECU、アシ、デフ、空力、軽量化、全てにおいてもっと上を目指して
見直しています。

EGの現在の命題は安定した高回転化です。

パワーピークを純正状態から1,000rpm上げることで様々な
メリットがありますし、何と言っても馬力は上がります。

デメリットはコレまた何と言ってもおカネと時間がかかります。

幸いと言いますかこんな事やってんの弊社だけです。

それに伴って純正ECUの限界も見えてきました。

純正ECUを取っ払ってCANからエアコンからコントロールしている
優れた技術者と懇意にさせて頂いて、またよしゃあイイのに弊社ごときが
Z34のフルコンに手を出しています。

弊社の利益は莫大な開発費でみんなフッ飛んでしまいます。

コレ、一般のお客様にはわかりにくいですがとてもとても画期的です。

アシにしてももっと実験してみたいことが出てきました。

世界中にショックアブゾーバーを作っているメーカーはいっぱいあります。

特にアジア圏の台頭が目覚ましいです。

我々のような末端技術者じゃお目にかかれないような凄まじい工作機械を
アジア圏ではとても良く見かけます。

工作精度も含めて世界最先端の加工技術でブレーキキャリパーや
ショックアブゾーバーの部品はいともカンタンに作れるようです。

だからアジア圏の自動車部品のショウに行くとブレーキや車高調関連の
展示がイチバン目に留まります。

現に日本に輸入している業者さんやショップさんも実に多いです。

弊社が見ると、あ、コレってアレじゃん、ってわかってしまいます。

ショックアブゾーバーやスプリングって一般に考えられているよりもず〜〜と
複雑で奥が深いってことにどんどん気がついていきます。

ツルシ改の限界が見えてきました。

デフも思うことがたくさんあります。

雑誌の影響もあるんですが一般のお客様が1wayだの1.5wayだの
イニシャルがど〜〜のこ〜〜のだの語るようになってきました。

全く意味ありません。

意味がないどころか先入観、もっと言うと知ったかぶりに発展してせっかくの
機械式LSDの恩恵を享受できるどころか乗りにくくなったりしますし
その結果、カネをかけた割には速くならないってガッカリが待っています。

チームサーキットコンセプトは実にシンプルです。

上手なメンバーから初心者、初級者まで目標はたった一つです。

運転を楽しみながら上手くなりたい

それだけです。

タイムありきじゃありません。

だからタイヤも2線級のラジアルで充分です。

実際に走ってみるとイロイロなことが見えてきます

見えた事実に対して一つずつ確実にしかも正確に対処していけばイイんです。

PSフルードクーラーやデフオイルクーラーって必要なの?

走れば一発でご自身が理解できます。

見えていない仮想なんか追っかけていたらドツボ通り越して雲散霧消です。

個人差もあればクセもあります。

以前にも書きましたがアンダーの90%以上が手アンダーです。

トラクションがかかんないんじゃなくてかけていないんです。

ドライビングレッスンなんかに行ったて教えてくれないですよ。

プロドライバーにもよるとは思いますがそれ相応の対価が無いと親身になって
ツッ込んだアドバイスなんかしてくれません。

そりゃそうです。

職業ドライバーですから。

別な意味でランナーズハイ? ネタ なのかな〜〜?

もうね、交通費ビンボーですよ。

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しかし日本の新幹線に乗ると台湾の新幹線ってムチャクチャ安いな・・・

ちょっと仮眠して夜中の内に帰ります。

△00Km/h巡行でも3時間くらいかかんのかな?

カッ捕まんないように気をつけなきゃ。

先日お会いした素晴らしい技術者に触発されて今まで以上に働いています。

いや〜楽しいですよ。

きっと弊社って世界中のトップランクの技術者とつながっているんだ、って
感じるようになりました。

弊社が創成期の頃からお付き合いしている職人、ほとんどいなくなりました。

弊社の技術が上がってくるとそれに相応して弊社の要求も上がってきます。

次はこういう事をやってみたい

って持ちかけても今となって回顧してみるとどうもできないんですね。

いつもココで書いていますが一発でイイ物なんかできっこないのに
コストや時間をかけるのがイヤっぽくてソコソコのモノを納めてくる。

コレまたいつもの繰り返しになりますがクルマってのはトータルバランスが
最重要課題だと弊社は考えています。

純正ってのは良くも悪くもバランスが取れています。

EG、アシ、ブレーキ、エアロバランス、そして快適性までも追求しています。

ココ1、2年で自分で言うのも何ですが大きく成長できたのには優れた
技術者との出会いが大きいです。

以前にはできなかったことができるようになりました。

ところがです。

困った事にイロイロできるようになるともっと上が見えちゃうんです。

今までは気がつかなかっただけです。

知らなかっただけです。

恐らく95%以上のショップさんは知らないと思います。

1、2%の優れた技術者はやはりそれではもの足りなくて・・・・。

あんまり書くとまた嫌われちゃいます。

もう嫌われてるか・・・・。

優れた技術者に共通する事はテスト、検証、実証を好き好んでやります。

できないヤツに限ってそんなことやっても変わんないよって言葉を好む。

特に今年に入って弊社とお取引をさせて頂いた数社の技術者はホンモノ中の
ホンモノって感じさせて余りあります。

もう感動の領域です。

いつもココで書いています。

上には上があります

進歩を阻む最大の要因は慢心ですね

やりたい事、試したい事、いっぱいあります。

時間はかかっていますがひとつひとつ完成しています。

っつーかそんなにカンタンにできたらそりゃホンモノチームに笑われます。

久々に語るZ34V36ピロロワーアームネタ、その7

ボアゲージ新調しました。

boregauge

数多くこなしているとだいたいこのあたりだなってのがわかってきましたので
5/100mmで3段階になっています。

そして多くの経験を積んできた結果、適正な寸法公差もわかってきました。

ユルユルだともちろん抜ける危険性がありますからキツく入れるような寸法を
採用することが多い製品ですが0.1mm大きいともうピロが渋くなります。

動きが渋くなると車両に取り付けた後、ピロのダイレクト感を享受するよりも
乗り心地の悪さとなって帰ってきてしまいます。

摺動抵抗が大きくなるのでピロの寿命も短くなります。

だから弊社では純正の寸法のバラつきを±5/100mmで3段階考慮して
最適なアウターレースを3種類準備しております。

こんなことやってんの弊社だけです。

多分。

せっかくのドイツ製モータースポーツ用の高品質なピロも使い方一つで
その性能を引き出すことができないんではお客様はガッカリです。

弊社もピロではかなりハマりました。

ただ、ハマった分だけ多くの引き出しができました。

タマにはポエムでも書いてみますかネタ

真の意味で技術者、エンジニアと呼べる人に出会うことが増えてきました。

いや、以前も出会っていて弊社にその真贋が理解できなかったのかも?ですし
そもそも弊社にそれだけの技術に貪欲さが足りなかったのかも?もあります。

ホントにここ1、2年で弊社は大きな変革期です。

世界にはホントに優れた技術者っていっぱい埋もれています。

ダマされていたって書くと言い過ぎかも知れませんが虚飾って言葉の薄っぺらい
コーティングを弊社が見破れるように成長できたって証だと感じています。

いつもココで書いています。

イイ物を作ったからって売れるとは限りません。

さらにはイイ物を作ったからってそれで終わりにしてはいけません。

技術は日々、進化しています。

先日買った定価で30万もする洗濯機、さすがに素晴らしいです。

水の消費量も洗剤の消費量も電気の使用量もずっと少ないですし洗濯にかかる
時間も少なければ音も振動もずっと低いです。

いつもココで書いています。

安くてイイ物はできません。

でも、高くてダメな製品はいっぱい蔓延しています

それを判断するのはお客様自身です。

弊社の製品にストレートな気持ちでご興味のあるお客様はストレートな回答で
キチンとご説明させて頂いております。

高度なテクノロジーをわかりやすく解説することが弊社の使命です。

17歳のスウェーデンの女子高生が国連でスピーチしたことは良い悪いは
別として世界中の視聴者に突き刺さりました。

セクシーなんて表現を使ってポエムで返すとコイツわかってネェんじゃねえの?
ってなりますが我々の業界も含めてわかっていないヤツに限って虚飾という
言葉のコーティングを好む傾向にあると弊社は感じます。

ホンモノはストレートで勝負できます。

△△さんがイイって言ってたよなんてご説明は弊社では絶対にしません。

スーパーオートバックス千葉長沼さんのイベントでもガンガンに聞いて下さい。

久々に語るZ34V36ピロロワーアームネタ、その6

人生初岡山です。

もう今日帰るので帰るときに写真撮っときます。

以前のネタとカブってしまうところはありますがピロってデフォルメして
表現するとこんなんです

spherical1

で、ピロって純正アームに直接打ち込むワケではありません。

中間部品が必要です。

アウターレースって言います。

こんなカンジでまずはピロをアウターレースに打ち込みます。

outerlace

図に書くとこんなカンジで純正アームからブッシュを抜いた穴に
ピロとアウターレースを油圧プレスで圧入します。

spherical2

ピロ自体の品質や精度もとても大事ですがアウターレースの精度一つで
せっかくの最高級ドイツ製のピロも台無しにしてしまうこともあります。

工作機械にはズブのシロートだった弊社が研究、テストと経験を積んで
そりゃあ失敗も何回も経験しましてピロアームの最適な寸法公差って
ヤツを会得することができました。

ピロの外径をマイクロメーターで正確に計測、純正のゴムブッシュを
抜いた穴を正確にボアゲージで計測する、その後にアウターレースを
選定するという弊社ならではのこだわりを確立しています。

それをやらないと、ピロのここにかかる負担がとても大きくなって
ピロの寿命がず~~~っと短くなるんです。

spherical3

何回か書きましたがこの問題もかなり経験してきましたから。