久々に語るZ34V36ピロロワーアームネタ、その6

人生初岡山です。

もう今日帰るので帰るときに写真撮っときます。

以前のネタとカブってしまうところはありますがピロってデフォルメして
表現するとこんなんです

spherical1

で、ピロって純正アームに直接打ち込むワケではありません。

中間部品が必要です。

アウターレースって言います。

こんなカンジでまずはピロをアウターレースに打ち込みます。

outerlace

図に書くとこんなカンジで純正アームからブッシュを抜いた穴に
ピロとアウターレースを油圧プレスで圧入します。

spherical2

ピロ自体の品質や精度もとても大事ですがアウターレースの精度一つで
せっかくの最高級ドイツ製のピロも台無しにしてしまうこともあります。

工作機械にはズブのシロートだった弊社が研究、テストと経験を積んで
そりゃあ失敗も何回も経験しましてピロアームの最適な寸法公差って
ヤツを会得することができました。

ピロの外径をマイクロメーターで正確に計測、純正のゴムブッシュを
抜いた穴を正確にボアゲージで計測する、その後にアウターレースを
選定するという弊社ならではのこだわりを確立しています。

それをやらないと、ピロのここにかかる負担がとても大きくなって
ピロの寿命がず~~~っと短くなるんです。

spherical3

何回か書きましたがこの問題もかなり経験してきましたから。