剛性について改めて考察してみるネタ、その1

弊社S15練習機でまたイロイロと引き出しができつつあります。

そもそもZ34はボディ剛性がムダに頑丈なので感じにくいことも
ボディがブニャブニャなS15ではとても良くわかります。

フルブレーキングした時からZ34とS15の剛性の差を感じます。

ブレーキを残したままステア操作をしてもZ34と比較をして
1テンポも2テンポも遅れてノーズが向くのは剛性不足と
弊社は判断しております。

10万キロオーバーのZ34と比較すると10万キロオーバーのS15は
ボディのヤレと言うかタレと言うのか? ともかく疲れています。

取りあえず最低限必要なモノはゴム系全部です。

アーム類全部

EGマウント

ATマウント

リアメンバー

例えばフロントセクションだと片側この3箇所のゴムです。

S15frontarms

Z34V36ではフロントのロワーアームはムダに頑丈です。

頑丈過ぎで重いくらいです。

だからゴムブッシュに力が集中してハンドリングを悪くしています。

で、弊社製のZ34,V36用のセミピロロワーアームなんですが、
ドイツ製のモータースポーツ用大口径ピロを採用している割には
費用を抑えられましたし、費用対効果はとても大きいです。

その経験を基にS15のロワーアームつまりトランスバースリンクと
テンションロッドなんですが、どう見ても作りがチャチです。

トランスバースリンクなんて鉄のプレス材なので、どう見ても
剛性不足の感は否めないと弊社は考えています。

ゴムブッシュを単にピロ化しても肝心のアームの剛性が不足だと
テマとおカネをかけた割にはそのパフォーマンスは何だかな~
になってしまいます。

と言うワケで、ここはZ34,V36ピロアッパーアームで経験がある
クロモリで作っちゃおうかと考えています。