剛性について改めて考察してみるネタ、その2

S15なんてやってるバヤイ??

と苦言を頂戴することもありますが、これはとても貴重な引き出しを
弊社だけでなくお得意様達にも還元できる強力なツールになります。

練習機としての位置づけとしての印象が強いとは思いますが
そこはCircuitConceptです。

ハードウェアとしての位置づけももちろんとても重要な役割です。

パワーがキチンと付いてくる8,000rpmオーバーののVQ37
目指すはソコなんです。

イロイロと自社で開発していますとホントに多くの経験もできますし、
引き出しもどんどん蓄積されています。

最近つくづく鉄って軟らかいんだな~~って感じます。

ステーだったりブラケットだったり治具だったり鉄(SS400)で
作ることは弊社ではまずありません。

そこは鉄ですから5052Sなんかよりはカタいですよ。

でも、弊社が積極的に採用する7075や64チタンに慣れていると
ただの鉄は軟らかい部類です。

S15のフロントロワーアームを見ていると弊社的にはつくづく

無いわぁ~~

って感じざるを得ません。

Z34の剛性を語る上でまずイのイチバンがゴム系だと言うことを
ここで何回も何回も書かせて頂きました。

フルブレーキングにしろスパっとステアリングを切った時の車体への
大きな入力に対して、まず車体中のゴムが一斉にたわみます。

そのゴムを対策すること無しに剛性を語った所でまさに絵に描いた餅、
ま、意味が無いことをやっていると弊社は考えています。

EGマウント

デフマウント

ご存じの通り純正がブニャブニャなのでこれは必須中の必須です。

繰り返しになりますがコレに手を付けないで剛性パーツを付けても
ますます軟らかい所に力が集中してしまうだけのバランスが悪い
ミョ~~なクルマいっちょあがりです。

ストリートは当然サーキットでも弊社が次の必要性を検証したのが
ダイアグブレースバーとフロントピロアームです。

その根拠は何回も何回もここで登場している

律速段階

それに神経を配らないで剛性を語っても全く無意味なんですが
実に多くの剛性?パーツが百花繚乱です。

弊社は常に責任ある情報発信に腐心しております。

コレ効きますよ~~~、って書くと妄信的にお買い上げ下さる
とても有り難いお得意様がいっぱいいらっしゃいます。

とても有り難いハナシではありますが、ナニも最初から妄信的に
お買い求め下さったワケではありません。

ソコは浮き草ですから最初はかなり懐疑的だったと思います。

1発目がダメだったら次はありません

お客様の想定の上でお返しして初めて次に繋がります。

コレ効きますよ~~ だけでなく、コレを付けることの必要性と
付けたことによって得られる効果を責任ある情報発信として
努めていかなければならないと感じています。

タダの重量ブツをおカネをかけて搭載することになってしまっては
それはそれは不憫なハナシだと思います。