世界最高峰のエンジンを目指すと言うことネタ、その3

海外メーカーも含めてZ34,V36のVQ37用EGパーツを開発している所は
少ないです。

やはりGT-R系のRB26,VR38,Supraの2J,SilviaのSR,ランサーの4G
そのあたりはいくらでも出てきます。

お客さんもいっぱいいるからなんでしょうね。

ポイントが一つあります。

全部ターボ車です。

過給圧を上げればパワーは出るし、タービンを大きくすればパワーが出る。

NAと比較すればずっと大パワーが手に入りやすいからだと考えられます。

弊社がNAにこだわり続ける理由はいっぱいあります。

何回か書いてきたのでこでは割愛させて下さい。

例えばピストン一つ取ってもお客様が想像する以上にずっと奥が深いです。

純正のボアがφ95.5です。

それを弊社ではφ98.5のピストンを作りました。

弊社扱いのピストンは圧縮比はそのままポン組みすると13.0です。

そのままポン組みなんて弊社はやらないですけど。

こう書くとカンタンそうですが、開発は実にタイヘンですし試行錯誤の
繰り返しでしか到達できない達成感はNAならではです。

まずφ98.5のピストン用の優れたピストンリングから作りました。

今まで作ってきたEGを開けてみるといろんなことがわかります。

新しいBMWやPorscheのピストンについて調べてみると、これまた
高出力と低フリクションのトレンドがわかります。

例えばピストンリングの厚みって1.0mm、1.2mm、1.5mmってあります。

ちゃんと意味があります。

弊社は全部試して貴重なデータが取れました。

pistonring

恐らくVQ37に関してこんなことやってんのって弊社が知らないだけかも
しれませんが、多分、弊社だけだと思います。

時代は進んでいます。

技術も進化しています。

過去の常識が通用しないこともあります。

6.5Lで1,146馬力も出そうなんて言うCosworthの努力はそれはそれは
素晴らしいモノだと推察されます。

そんなことやったって変わんないよ ( ̄з ̄)Y~~~~

そんなヤツはCosworthにはいないんでしょうね。