Z34,V36,FD3S,AP Racing ブレーキキットネタ、その50

昨日帰りまして、相変わらず昨日の夜に帰ってすぐに仕事仕事です。

作りモノがうまく行かなかったんです。

うまく行かなかったです、ハイ、では済まされませんから、
うまく行くまで寸暇を惜しんで活動しております。

ところで、先日、公式に発表させて頂きましたが、ENDLESSさんと
正式な取引をさせて頂くことになりました。

で、こないだ長野の本社や研究開発センターをご案内下さったり、
花里社長が自らイロイロと開発魂をご披露下さいました。

ブレーキに関しましては、弊社は某大御所さんも認めて下さったほどの
エキスパートだと自認しております。

でも、いつも思っています。

慢心してはいけません、必ず上があるはずだ、と。

その心意気を花里社長が、改めて奮い立たせて下さいました。

現在ENDLESSさんでは、剛性を確保したままパッドを軽量化すると言う
新たなアプローチにチャレンジしております。

僭越ながら、Z34では弊社がテストを授かることになりました。

数十グラムの軽量化に、ENDLESSさんは巨費を投じます。

きっと、数十グラムの差なんかわかる人はいないと思います。

だから、世界中のブレーキパッドメーカーは手を出さないんです。

でも、数十グラムの軽量化を10個やると数百グラムです。

1Kgに到達するかもしれません。

実際、車両1台でパッドは8枚ありますから、10個やることどころか、
もっと達成できそうなモンです。

その花里社長の開発魂に久しぶりに弊社も思いっきり触発されまして、
イギリスのAP本社で、イロイロと画策してきました。

例えば、弊社で取り扱っているAPのキャリパーのブリッジボルト。

コイツです。

ap5555

ボルト単体で計ってみると、42gです。

apbridgebolt

サイズが全く同じではないので、単純比較はできませんが、
先日、台湾で入手しました64チタンボルト、9gです。

titaniumbridgebolt

圧倒的に軽いです。

このブリッジボルトにステンのカバーが付いていまして、
トータルでは50g以上の軽量化になると思います。

このブリッジボルトがFキャリパー1個に2本ずつ、左右で4本。

Rキャリパーに1本ずつ、左右で2本。

合計6本あります。

ENDLESSさんの軽量パッドと込みで、1Kg以上の軽量化を見込めます。

ともかく開発というのはとても大変です。

予期せぬことが次から次へと起こるモンです。

カンタンだったら、もっとたくさんやってるトコがあるでしょう。

こんなのもご紹介させて下さい。

AP Racing 純正のチタンピストンです。

titaniumpiston

ただ、入れ替えるだけでは面白くありません。

ENDLESSさんの技術に乗っからせて頂きます。

花里社長にお願いして、セラミックを溶射してもらおうと企んでいます。

そうすると、キャリパーダクトが必要無くなるんですね。

世界最高峰品質

とは、こういうことだと弊社は考えます。